Il film del sogno

現実逃避の夢日記

息もできない

2010-04-02 06:29:00 | 日記
4/1(木)晴れ
進級、進学、新学期、期初。4月は新しい環境の季節。通勤途上でまっさらな制服に頬を紅潮させた学生や社会人を見かける。朝礼、打ち合わせ、午後は事務処理。夕刻から打ち上げあり、途中抜け出して早めの退社。渋谷で韓国映画を鑑賞。単館系の地味な作品であるが、結構な混み様。しまった今日はついたち映画の日であった。製作、脚本、主演を兼ねた無名のヤン・イクチュン初監督作品。昨年は【チェイサー】今年も【渇き】に感服したが、韓国の映像作家のレベルは本当に高い。チンピラ青年(大概は傷つきやすいハンサム)と少女(大概はええとこのお嬢)の交流、というのは実は古典的な題材で類似は幾らもある。本作は双方に暗いトラウマを背負わせて、メインは容赦ない過激なヴァイオレンス。憎しみも悲しみも悔いも、そして愛情さえも暴力でしか表現できない主人公。時折挿入されるユーモアがアクセントとなり、ラストのコントラストに唸った。おそらく身を擂り潰す様に撮ったデビュー作、この鬼才は次回作に困るだろう。
コメント
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