2020年3月下旬の観察記録です。
早春の公園を歩いていると、小さな甲虫が低空を飛んできました。手で叩き落とすと、体長は1~2㎝、艶のある暗緑褐色で、一見してゲンゴロウの仲間かなと思いましたが、なかなかわからないので、今までそのままにしてありました。
あらためて写真を見直したところ、触角がゲンゴロウの仲間のようなムチ状ではなく、短くて先が太く棍棒状になっているので、ガムシの仲間です。
日本産ガムシ科は7亜科40属156種に分類されているようなのに、『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』に掲載されているガムシ科の昆虫はガムシ、コガムシ、ヒメガムシの3種に過ぎないので、写真の虫が何なのかはよくわかりませんが、3種のなかではコガムシがいちばん似ているのかなと思います。
《低空を飛んでいたガムシの仲間 2020/03/23》