数本植えられているコナラの幹に、ヒロヘリアオイラガの繭よりひと回り大きい繭が幾つか付いていました。繭の長径は2~3㎝の半楕円体で、幹に密着しています。幹から剥がそうとしましたが、とれたのは1個だけ。中には紫褐色の蛾の蛹がはいっていました。
帰宅後、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』に掲載されている合計 80科672種の蛾の幼虫などの縮小画像を順に見ていき、シャチホコガ科のギンシャチホコに辿り着きました。大きさや形状がよく似ており、幼虫の食餌植物もブナ科のコナラやクリとされています。
《ギンシャチホコ?の繭(黄円内はヒロヘリアオイラガの空繭) 2020/12/29》
《ギンシャチホコ?の繭 2020/12/29》
《ギンシャチホコ?の繭(幹から剥がした繭を元の位置に置いて写しました) 2020/12/29》
《ギンシャチホコ?の繭 2020/12/29》
《ギンシャチホコ?の繭(羽化済の空繭) 2020/12/29》
※ 今朝は雨でそれほど寒くありませんが、天気予報では「北陸付近は30日から強い冬型の気圧配置となり、県内は1月2日ごろまで平野部でも大雪が続く恐れがある」そうです。北日本新聞の朝刊の見出しも、「県内 大雪の年越しか あす夜 平野部最大50センチ」。若いときは、朝目が覚めて「シーン」と音がしないと、「雪だ‼」と喜んだものですが…。