やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

コチャバネセセリ(営巣)(幼虫)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-30 18:15:50 | 昆虫類

「ミズバショウ苑」の縁に、笹(種類はわかりません)の葉先を巻いた巣がありました。中を開けてみると、薄緑色の青虫が1頭。とりあえず写真を撮って、種類は帰宅後調べることに。

『イモムシハンドブック』で調べた結果、「幼虫はササ・タケ類を食べる」「葉先を巻いた巣をつくる」「前胸背部に黒色の斑紋がある」「頭部は黒色で斑紋はない」などの特徴から、コチャバネセセリの幼虫と結論づけました。


《笹の葉先を巻いたコチャバネセセリの巣 2020/06/27》


《コチャバネセセリの巣の中の幼虫 2020/06/27》


《コチャバネセセリの巣の中の幼虫 2020/06/27》

※ テラスに置いたプランター植えの3株のゴーヤが生長し、ゴーヤのカーテンがほぼ完成。でも、初収穫はまだです(期待して待っている孫娘がいます)。ちょうどいい加減の緑陰で、時間があればここでピクニック用折り畳み椅子に座って、①ぼんやり、②読書、③転寝、④飼っている幼虫の世話などをしています。もちろん、蚊やり豚で蚊取り線香を焚き、時には犬を膝に乗せて…。「毎日が日曜日」の身の特権です‼


《ゴーヤのカーテンがほぼ完成したテラスでぼんやりと時を過ごします》

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イワツバメ(営巣)(富山市関)

2020-06-30 09:38:07 | 鳥類

北陸自動車道の下を通る用水にかかる橋桁の下で、イワツバメが営巣していました。巣同士がくっついて幾つもあるというようなコロニーではありませんが、10個ほどの巣がバラバラにかけられていました。

暗いうえにイワツバメがすばやく飛ぶので、私の腕と私のカメラでは鮮明な写真になりません。


《イワツバメが営巣していた北陸自動車道の下を通る用水にかかる橋 2020/06/27》


《橋桁の下のイワツバメの巣 2020/06/27》


《雛に餌をやるイワツバメ 2020/06/27》

※ イワツバメの巣を撮影し始めて30分ほど、草臥れて集中できなくなってきたころ、視界の周辺を動くものがいました。大きさや色形からするとイタチの仲間です。動きが早く、あわててピント合わせもせずに写した写真だけが残りました。
  この近くで、昨日2020/06/29、道路を横切る同じような動物を見ました。色合いは、黒っぽい焦げ茶色のように見えましたが、写す時間はありませんでした。いつかちゃんとしたイタチの写真を撮りたいものです(立山の室堂平に4年間も生活していて、あまりヒト見知りしない身近なオコジョの写真でさえ1枚も撮れなかった私ですが…)。


《用水にかかる橋台に沿って素早く走るイタチ? 2020/06/27》

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アカウシアブ♂(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-29 13:52:40 | 昆虫類

園路(管理用車道)の縁の落ち葉の上を(何かいないか?と)歩いていると、一見小型のスズメバチかなと思わせる虫が、低いところを飛びながら落ち葉にとまったりしていました。後ろ姿になりますが、とりあえず写真を撮って、回り込んで前から撮ろうと動くと、飛んでいってしまいました。ですから後ろ姿の写真しかありません。

この写真をもとに、手元の図鑑やウエブサイトなどで名前を調べましたが、よくわかりません。最後の手段、Nさん(元富山市科学博物館昆虫担当学芸員)にメールで尋ねたところ、答えは「アカウシアブ」。見直してみると、何度も見たはずの『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』にも出ていました。(やはり私の眼は「節穴」です。見ていても見えていない…。)『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』では、「ハチの警戒色とそのモノマネ昆虫たち」としてアカウシアブがセンターに出ていました。ハチに似た体色をしている「ミュラー型擬態」の典型としてです。

アカウシアブは、全身が黒色とオレンジ色の縞模様になった大型のアブで、複眼は赤紫色、触角は橙赤色をしています。吸血アブ類では一番大きく、体長は30㎜近くあります。普段は♂・♀ともに樹液や花の蜜を餌にしていますが、♀だけは繁殖のために吸血します(もちろん人間の血も)。吸血アブ(♀)は、しつこくつきまとって吸血するので、注意が必要だそうです。(ウェブサイト『自然工房 ゆりの木/アカウシアブTabanus chrysurus』など2020/06/29参照)

今回出会ったアカウシアブが♂でラッキーでした。


《落ち葉の上にとまるアカウシアブ♂ 2020/06/27》

※ 今回の花は、庭で返り咲きしたバラ(「ロココ」だと思います)です。「ロココ」の花の形は、ロココ様式のモチーフの一つ、シャコ貝の殻を連想させるゆるいカップ状で丸弁。花もち、弁質がよく、雨による花痛みも少ない。 花色は優雅な淡桃色。香りは淡い。耐寒性、耐暑性に優れ、病気にも強いので育てやすいバラです。(ウェブサイト『花散歩道/ロココ・バラ』2020/07/28参照)


《返り咲きしたバラ(「ロココ」だと思います)》

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シロイチモンジヨトウ?(幼虫)(富山市)

2020-06-29 05:56:04 | 昆虫類

プランターで栽培しているネギの葉が、何者かに食べられていました。切り取って葉の中を見ると、中に入って食い荒らしていた不埒者は青虫でした。

ウェブサイトで「ネギの害虫」を調べると、どうやらシロイチモンジヨトウの幼虫のようです。


《ネギを食べるシロイチモンジヨトウ?の幼虫 2020/0613》


《ネギを食べるシロイチモンジヨトウ?の幼虫 2020/0613》


《ネギを食べるシロイチモンジヨトウ?の幼虫 2020/0613》


《ネギを食べるシロイチモンジヨトウ?の幼虫 2020/0613》

※ 吉田道子著「ネコジャラシはらっぱのモグラより」を読み終えました。児童向けの大きな活字の本なので、1時間もかかりません。「ヤマトシジミの食卓」と同じように爺さんが出て来るので共感できるのでしょうか?同じ作家の「きらめく夏」も予約してしまいました。一度気に入ると、その作者の本を次から次に、飽きるまで読みたくなります。


《吉田道子著「ネコジャラシはらっぱのモグラより」》

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キツツキ(穴あけ被害)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-06-28 17:12:30 | 鳥類

猿倉山の中腹に、小規模な林の中のキャンプ場があります。このキャンプ場には、小さな建物が5棟ほどありますが、そのうちの1棟、公衆便所だけ軒天(屋根の裏側)の数カ所に穴があけられているのです。気づいたのは2~3年前のことですが、そのときはムササビの仕業かなと思っていました。

先日、ここでこのキャンプ場を管理しているという男性に話を聞くと、緑色のキツツキがあけたものということでした。ということは、アオゲラの仕業でしょうか?

キツツキの穴あけ被害については、ウェブサイト『丹波新聞/神社の壁に無数の穴ー忍び寄る“キツツキ”被害ー各地で謎の行動、研究者が警鐘』に次のような詳細な報告がされていました。

『兵庫県丹波篠山市…の春日神社の社殿の板壁に、直径6―7センチほどの穴が無数に開いている。県立人と自然の博物館(同県三田市)の動物生態学者、布野隆之研究員によると、穴を開けたのはアカゲラなど「キツツキ類」の可能性が高く、…、同様の現象が今、全国各地の廃校や別荘など、人の活動が少ない建物で生じているという。布野研究員は、…「…えさを取るための穴とは形状が違い、なぜこのような行動をとるのかはわかっていない」と話す。…』

あけられた穴の一つには、コケが詰められていました。アオゲラが詰めたのでしょうか?それとも別のいきものでしょうか?何のために詰めたものでしょうか?


《キツツキの穴あけ被害の見られる公衆便所 2020/06/24》


《軒天(屋根の裏側)の数カ所にキツツキの穴あけ被害 2020/06/24》


《軒天(屋根の裏側)の数カ所にキツツキの穴あけ被害 2020/06/24》


《軒天(屋根の裏側)にキツツキがあけた穴 2020/06/24》


《軒天(屋根の裏側)にキツツキがあけた穴(コケが詰められています) 2020/06/24》

※ 人の気配のないキャンプ場から、人の話し声がしてきます。話し声のする方に近づくと、ラジオがつけっぱなしにされていました。「ポツンと一軒家」現象でしょうか?後日、ここを管理しているという男性に尋ねると、昨年はこのあたりに熊が頻繁に出没したので、クマよけに1日中ラジオをつけているということでした。


《クマよけに1日中ラジオがつけられていました 2020/06/24》


《クマよけに1日中ラジオがつけられていました 2020/06/24》

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ジムグリ(富山市太田南町)

2020-06-28 07:52:45 | 爬虫類

愛犬の足の調子がよくないので、朝の散歩は近くで必要最小限にすませ、私一人自転車で2時間ほど散歩にでかけました。いつものように北陸自動車道に沿った道を流杉方面まで行く往復コースです。

路傍の草むらや路面に落ちているものなどに眼をやりながらゆっくり走っていると、道路の真ん中にヘビが横になって(?)いました。まったく動きません。1mほどのやけに重量感のあるヘビで、色合いや形状から、シマヘビやアオダイショウではないとすぐにわかりました。近寄ってよく見ると、角ばった黒斑があり、ジムグリです。写真を撮った後、このままでは車に轢かれてしまうので、枯草の茎で側溝の中へ押しやりました(特有の斑紋があるはずの腹側の写真は撮らせてくれませんでした)。

このような状態でジムグリの写真を撮ったのは初めてなので、(ヘビは好きではないのに)なぜか嬉しくなりました。「バカみたい‼」とほとんどのひとが思うのでしょうネ。

富山県で記録されているヘビは、タカチホヘビ※、シマヘビ、ジムグリ、アカジムグリ※、アオダイショウ、シロマダラ、ヒバカリ※、ヤマカガシ、マムシの9種類で、このうち※の3種類の写真はまだ撮ったことがありません。いつか撮ってみたいものです。タカチホヘビやアカジムグリは生息地に出かけるのも私の今の体調では難しいのですが…。


《道路の真ん中で横になって(?)動かないジムグリ 2020/06/27》


《道路の真ん中で横になって(?)動かないジムグリ 2020/06/27》


《ジムグリ特有の角ばった黒斑がありあす 2020/06/27》

※ 今回は庭で咲き始めたキキョウです。100均で買った一輪挿しに活けてあります。キキョウの花は雌雄同花ですが、他家受粉の可能性を高めるために「雄性先熟」します。まず雄しべが成熟して花粉が出て(雄花期)、その後に雌しべが開き柱頭が受粉可能になる(雌花期)のです。キキョウは、この雄性先熟の特徴を観察しやすい植物です。 


《キキョウの花 2020/06/28》


《雄しべが成熟して花粉が出ている雄花期のキキョウ(雌しべはまだ開いていません) 2020/06/28》

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ニイニイゼミ(羽化殻)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-27 22:58:10 | 昆虫類

ヤマナラシの幹でニイニイゼミの羽化殻を見つけました。今年初めて見るニイニイゼミの羽化殻です。ニイニイゼミにしてはかなり高いところで羽化しています。

周囲からニイニイゼミの鳴き声はまったく聞こえてこないので、羽化してからまだそれほど日が経っていないのではないかと思います。


《ヤマナラシの幹で見つけたニイニイゼミの羽化殻 2020/06/27》


《ヤマナラシの幹で見つけたニイニイゼミの羽化殻 2020/06/27》

※ 市立図書館から6月27日(日曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『花の便利帖』(深野俊幸・大田花き監)
   2 『人生を豊かにするモノ』(玉村豊男著)
   3 『水揚げ&花のケア』(薄木健友著)
      4 『神レンチン』(河瀨瑠菜著)
   5 『100%VERMEER!』(千足伸行監)

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ミドリヒョウモン(休息)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-06-26 22:40:13 | 昆虫類

キャンプ場の縁を歩いていると、活発に飛んできたヒョウモンチョウが一瞬で見えなくなりました。見えなくなったあたりを慎重に探すと、ミドリヒョウモンがクズの葉裏にとまっているのを見つけました。休息しているのだと思います。


《クズの葉裏で休息するミドリヒョウモン 2020/06/24》


《クズの葉裏で休息するミドリヒョウモン 2020/06/24》


《クズの葉裏で休息するミドリヒョウモン 2020/06/24》

※ 猿倉山で見かけた花です。私は、オカトラノオの花が好きです。ヒョウモンチョウがやって来ないかとだいぶ待ったのですが、朝が早いせいなのか花にはやってきませんでした。


《オカトラノオの群落 2020/06/24》


《オカトラノオの花 2020/06/24》


《オカトラノオの花 2020/06/24》


《クマノミズキの花 2020/06/24》


《ムラサキシキブの花 2020/06/24》


《ヤマアジサイの花 2020/06/24》

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ヒメコガネ?(富山市太田南町)

2020-06-26 13:34:33 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道を犬と散歩していると、自動車道のフェンスにからんだノブドウに緑色金属光沢のコガネムシが集まっていました。交尾している虫もいます。

コガネムシの仲間はどれもよく似ていて、私のレベルでは正確な同定はできませんが、「ブドウ類の葉に多い」「普通種である」を薄弱な根拠に、ヒメコガネ?ではないかと思います。


《ノブドウの葉に群がるヒメコガネ? 2020/06/20》


《ノブドウの葉に群がるヒメコガネ? 2020/06/20》


《ノブドウの葉で交尾するヒメコガネ? 2020/06/20》


《ノブドウの葉のヒメコガネ? 2020/06/20》

※ ウィキペディアによると、「ブログ (blog) は、World Wide Web上のウェブページに、覚え書きや論評などを記すウェブサイト」のことだそうです。私のブログは、「自己紹介」に書いているとおり「『ふつう』と思われている生き物を記録しておくこと」が目的ですが、(ほかの方のブログと較べて)彩(いろどり)があまりに少ないので、ときどき私が自己流に活けた季節の花などの写真をアップしてみようと思います。
  初回は薔薇です。右のオレンジ色のバラの品種はわかりませんが、ピンクのバラは「デンティベス」です。

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テングチョウ(幼虫)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-06-25 17:13:24 | 昆虫類

猿倉山森林公園の山頂下の展望台の芝生地の脇に、1本のエノキが生えています。気になって、近くを通るときは必ず立ち寄るようにしています。

葉は緑が濃く硬くなっていましたが、樹冠の内部には萌芽したばかりの新しい葉がところどころに出ていました。近寄ってその葉を調べると、テングチョウの幼虫がついていました。テングチョウの幼虫はエノキやリュウキュウエノキの葉を食ベます。


《エノキの樹冠の内部にある萌芽したばかりの新しい葉 2020/06/24》


《エノキの樹冠の内部にある萌芽したばかりの新しい葉 2020/06/24》


《萌芽したばかりの新しい葉を食べるテングチョウの幼虫 2020/06/24》


《萌芽したばかりの新しい葉を食べるテングチョウの幼虫 2020/06/24》

ウェブサイト『緑のgoo/自然を学ぶ/ 海野和男のデジタル昆虫記/ 小諸日記 /テングチョウ幼虫ー身を守る技ー』には、テングチョウの幼虫について、つぎのように書かれています。「テングチョウの幼虫は外敵から身を守るのに面白い行動をとる。身の危険を感じると、口から糸を出しながら自ら下に落ちるのだ。…チョウではあまり見たことがない。命綱のようなこの糸は50センチ以上もの長さになり、幼虫はその先にぶら下がって危険が去るのを待つ。そして幼虫は糸をたぐりながらゆっくり元の葉に向かってのぼりはじめる。たぐり寄せた糸は、前脚の間に丸めているようだ。」


《外敵から身を守るため、身の危険を感じると口から糸を出しながら自ら下に落ちるテングチョウの幼虫 2020/06/24》


《外敵から身を守るため、身の危険を感じると口から糸を出しながら自ら下に落ちるテングチョウの幼虫 2020/06/24》

このエノキが発生源だったかどうかは定かではありませんが、昔は(といっても40年ほど前のことになります)、猿倉山の頂上で占有行動をするオオムラサキをしばしば見かけたものです。しかい、最近では、まったく見かけません。近くのコナラの樹液酒場にも、ゴマダラチョウは来ているもののオオムラサキは見たことがありません。またあの姿を見たいものです。

※ 「猿倉山森林公園」について、「観光とやまねっと」には次のように紹介されています。
     山頂の「風の城」(展望施設)をはじめ、展望台のバーベキューコーナー、遊歩道、
     キャンプ場(中腹)、芝生広場(麓)など充実した設備があり、家族やグループで
     自然を満喫しながら楽しめるアウトドアフィールドです。
     また、春には展望台周辺に咲く「かたくり」の花や、秋には「風の城」から望む
     神通峡の美しい紅葉をご覧いただけます。


《猿倉山森林公園の山頂下の展望台 2020/06/16》

※ テングチョウの幼虫を見ると、今でも思い出すことがあります。高校時代のことですから今から65年ほど昔のことになります(昔の話ばかりで恐縮です)。M高校の生物クラブで部長をしていた友人のY。昆虫はもちろん、植物のことも驚くほどよく知っていました(私は驚くほど何も知りませんでした)。彼と郊外の山へ遊びにいったとき、直径10㎝ほどのエノキ(私はこの木のことも知りませんでした)を指さして「今の時期、エノキを揺すると、テングチョウの幼虫がぶら下がってくる」と言い、エノキの幹を思い切り蹴りました。すると彼の言葉どおり、エノキから何頭もの幼虫がぶら下がってくるではありませんか。それ以来、手頃なエノキを見つけると、揺すってテングチョウの幼虫がぶら下がってくるのを見たくなります。
  Yは、(惜しいことに)何故か生物関係には進みませんでした。

(追加訂正2020/07/10)
だいぶ物忘れがひどくなってきたようで、ショックです。急に思い出し、気になって「オオムラサキ 猿倉山」で検索すると、出てきました。去年2019/07/26のブログです。『オオムラサキ♂(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]船倉)』と題して、猿倉山の樹液がが滲み出たコナラにオオムラサキの♂を写真付きで紹介していました。また、「私がオオムラサキを最後に見たのも40年ほど前なので、個体数は確実に減少していると思います。来年は新鮮なオオムラサキの写真が撮れるでしょうか…。」とも書いています。
最後に見たのは40年ほど前というのは同じ記述なのでほぼ正しいのでしょうが、その後、1年前にオオムラサキ♂を見ていて、ブログに紹介していたのです。昔のことは覚えていても、最近のことは覚えていない。まさしく、認知症の症状ではないでしょうか⁉

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トビイロトラガ(富山市太田南町)

2020-06-25 07:50:52 | 昆虫類

北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの入り口付近にある実生のエノキの葉に、何かが着いていました。遠くからでは、枯葉の中に蛾の蛹があるようにしか見えません。例によってまずは遠くから1枚、次にアップで撮ろうと不用意に近寄ると突然飛んでいってしまいました。蛾の成虫だったのです。

帰宅後に写真をみると、トビイロトラガでした。トビイロトラガの幼虫については、2020/06/10のこのブログで紹介しています。

次に見かけたときには、慎重にアップの写真を撮ろうと思います。


《エノキの葉にとまっていたトビイロトラガ 2020/06/20》


《トビイロトラガの幼虫に葉を食べられたナツヅタ 2020/06/22》

(追加2020/07/04)
2020/07/03に同じ場所でトビイロトラガの成虫を見つけました。2mほどの高さのところにとまっていました。今度は前回のような失敗をしないよう、慎重に撮りました。


《2mほどの高さのところにとまっていたトビイロトラガ 2020/07/03》


《2mほどの高さのところにとまっていたトビイロトラガ 2020/07/03》

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トンボエダシャク(吸蜜)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-24 22:44:47 | 昆虫類

何処からとなく漂ってくる独特の匂い(〇ー〇〇の匂いと教わりました)。ちょうど花盛りの栗の若木が近くにありました。

2頭のトンボエダシャクがさかんに栗の花の蜜を吸っていました。ヒロオビトンボエダシャクとひじょうによく似ていますが、両者を比べると「腹部の四角形の黒色の紋がより長く、黄色部が少ない」ようなので、トンボエダシャクとしました。幼虫はツルウメモドキの葉を食べます(ヒロオビトンボエダシャクの幼虫もツルウメモドキや、マユミの葉を食べるそうです)。

ゼフィルスかカミキリムシでも来ていないかと探しましたが、ほかには何も来ていませんでした。


《トンボエダシャクが蜜を吸っていた栗の花 2020/06/21》


《栗の花の蜜を吸っていたトンボエダシャク 2020/06/21》


《栗の花の蜜を吸っていたトンボエダシャク 2020/06/21》


《栗の花の蜜を吸っていたトンボエダシャク 2020/06/21》

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ベニシジミ(富山市)

2020-06-23 22:00:48 | 昆虫類

夕方、庭で水遣りをしていると、ベニシジミが1頭飛んでいました。この家に越してきてから4年ちょっと、ベニシジミは我が家の新顔です。


《アナベルの花にとまる我が家の新顔のベニシジミ 2020/06/23》


《アナベルの花にとまる我が家の新顔のベニシジミ 2020/06/23》

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ヒメアトスカシバ(富山市太田南町)

2020-06-23 18:41:12 | 昆虫類

いつものように北陸自動車道に沿った道を犬と散歩していると、自動車道のフェンスにからんだスイカズラの葉に、ヒメアトスカシバ♀がとまっていました。ヒメアトスカシバの幼虫は、ヘクソカズラの茎に穿孔して、虫こぶつくります。成虫は、オオフタオビドロバチに擬態しているとも言われています。(ウェブサイト『虫ナビ/ヒメアトスカシバ』2020/06/22参照)

遠景やアップを撮りたかったのですが、電池切れで2枚しか撮れませんでした。何度電池切れで失敗しても、同じ失敗を繰り返してしまい、我ながら……‼


《スイカズラの葉にとまっていたヒメアトスカシバ♀ 2020/06/22》

(追加修正2020/07/14)

やっと遠景やアップの追加写真が撮れました。やはり、スイカズラの葉の上でした。


《スイカズラの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2020/07/14》


《スイカズラの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2020/07/14》


《スイカズラの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2020/07/14》

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オオアトボシゴミムシ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-06-23 05:35:59 | 昆虫類

樹木園のきれいに下刈りされた林床を、黄色っぽいゴミムシの仲間が歩いていました。動きが素早くなかなかとまってくれないので、こんなときは最後の手段を使います。いわゆる「やらせ」の一種です。

まず、虫を捕まえ、透明なプラスチックの容器(プリンなどの使用済容器)をかぶせ、虫がどうあがいてもこの容器から出られないと悟るのを待ち、動きがとまったら静かに容器を持ち上げて、すばやく自然風に写すのです。(この方法が何を参考にしたのかは、忘れてしまいました。)

写した写真をみると、どうやらオオアトボシゴミムシのような気がします。オオアトボシゴミムシは、写真でわかるように黄金色の綺麗な色彩のゴミムシです。似た種も多くいますが、「上翅後方に見られる1対の黄色い紋は上翅の縁沿いにやや不明瞭につながっている」ことや「前胸部も赤味が強い」ことなどで見分けがつきます。(ウェブサイト『虫ナビ/オオアトボシゴミムシ』2020/06/22参照)


《自然風に写したオオアトボシゴミムシ 2020/06/21》


《オオアトボシゴミムシにプリンの使用済容器をかぶせたところ 2020/06/21》


《プリンの使用済容器の中のオオアトボシゴミムシ 2020/06/21》

※ 今の時期、私がいちばんのんびりとした時間を過ごせるのは、ゴーヤのカーテンのかかったテラスです。
  ここで、「蚊やり豚で蚊取り線香を焚き(蚊取り線香の香りが好きです)」「コーヒーを飲み(もちろん違いのわかる男のインスタントコーヒーです)」「(BGMに)トランジスターラジオをかけながら」「時には(喜ばない)愛犬を膝にのせ」「(図書館から借りてきた)本を読んで」一日の何分の一かを過ごしています。雨の日でもです。もちろん、転寝をしている時の方が多いのですが…。


《いちばんのんびりとした時間を過ごせすゴーヤのカーテンのかかったテラス》

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