やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

頼成の森のキノコ(141)ベニヒガサ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-28 03:57:18 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ベニヒガサ、夏~秋にかけて、林内の地上に単生~群生~束生するヌメリガサ科アカヤマタケ属の小型のキノコです。「傘」は平たい饅頭形で、中央部はときにやや窪み、周囲に短い条線があります。表面は粘性がなく、橙色~朱赤色の細鱗片に覆われますが、黒変することはありません。「ひだ」は柄に長く垂生し、黄色~橙黄色で、やや疎です。「柄」は長さ4~9㎝、朱赤色で上下同大です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ベニヒガサ 2009/07/31》


《ベニヒガサ 2009/07/31》

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オオハナアブ(富山市)

2019-02-27 03:57:30 | 昆虫類

富山の今冬は記録的暖冬で、最大積雪深も過去最少の19㎝。

穏やかな日差しのなか、今冬はあまり役立たなかった雪囲いのわら縄に、オオハナアブがとまっていました。オオハナアブは、暖地では冬でも成虫が見られるようです。


《オオハナアブ 2019/02/24》


《オオハナアブ 2019/02/24》 

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クロナガオサムシ(越冬)(呉羽山/富山市五福)

2019-02-26 04:02:35 | 昆虫類

昨日(2019/02/25)このブログで紹介したカナヘビが越冬していた同じ倒木で、クロナガオサムシも越冬していました。カナヘビはピクリとも動きませんでしたが、クロナガオサムシはもぞもぞ動き出しました。

クロナガオサムシとアキタクロナガオサムシの区別がなかなか理解できないので、今回も富山県昆虫同好会のNさんにアドバイスしてもらいました。要は、前胸背板などが多少青紫色を帯びる点などにあるようです。標本にするなどして比較する対象と直接比べると理解できるのでしょうが…。いつまでたっても自信をもって同定できません。


《倒木の樹皮下で越冬してたクロナガオサムシ 2019/02/24》


《倒木の樹皮下で越冬してたクロナガオサムシ 2019/02/24》


《倒木の樹皮下で越冬してたクロナガオサムシ 2019/02/24》

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カナヘビ(越冬)(呉羽山/富山市五福)

2019-02-25 04:12:49 | 爬虫類

春のような日差しのなか、久しぶりにエナガの巣作りをを見ようと呉羽山に出かけましたが、残念ながらエナガの巣作りは見れませんでした。

遊歩道の傍の林の中の腐朽の進んだ倒木の樹皮の下で、丸くなってカナヘビが越冬していました。 


《倒木の樹皮の下で冬眠していたカナヘビ 2019/02/24》 


《倒木の樹皮の下で冬眠していたカナヘビ 2019/02/24》 


《倒木の樹皮の下で冬眠していたカナヘビ 2019/02/24》 

※ 昨日(2019/02/24)は快晴で風もなく穏やかな春の日和、テラスでコーヒーを飲みながら、図書館から借りてきた文庫本を読んでいると、視界に何か飛ぶものが入りました。茶色っぽくそれほど大きくないチョウかなと思い、近寄るとホウジャクの仲間で、ローズマリーの花の蜜をホバリングしながら吸っていました。慌ててカメラを取りにいき、プリムラ(マラコイデス)やフクジュソウの花へと飛んでいくホウジャクの仲間を追いかけましたが、結局写真には撮れませんでした。
  ウェブサイト『富山県産蛾類博物館』で成虫確認時期を調べると、ホシヒメホウジャク(7月、9~10月)、ホウジャク(9月)、ホシホウジャク(8~9月)、クロホシホウジャク(5~6月、9~10月)と、冬から春にかけては成虫が確認されていないのです。ウェブサイト『ゴールドブレンドの幼虫飼育&食草栽培記/ホシホウジャクの越冬態』には、12月の暖かい日や、2月の暖かい日の日中にホシホウジャクが飛んでいるのを見たことがある」と書かれていました。撮ろうとせずに採っておけばよかったのかと思っています。


《庭で咲いているプリムラ・マラコイデス 2019/02/24》


《庭で咲いているフクジュソウ 2019/02/24》
 

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頼成の森のキノコ(140 )ベニナギナタタケ(?)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-24 03:41:23 | キノコ

2018年の秋の観察記録です。

山道の路上に赤いものが点々と生えていました。初めはカエンタケかと思いましたが、よく見るとソウメンタケのような形をしています。撮った写真を図鑑などの写真と比べていくと、ベニナギナタタケに辿りつきました。絵合わせなので、(?)付きです。

ベニナギナタタケは、晩夏~秋にかけて、林内の地上に群生~散生するシロソウメンタケ科シロソウメンタケ属のヒダナシタケ類のキノコです。「子実体」は、円筒形~長い紡錘形で、高さは1~14㎝、全体に退色しやすい鮮紅色です。各地でベニナギナタタケとされているキノコは複数種である可能性があり、再検討が必要とされています。(『カラー版きのこ図鑑』参照)  


《山道に群生していたベニナギナタタケ(?) 2018/09/16》


《山道に群生していたベニナギナタタケ(?) 2018/09/16》 

※ 昨日(2019/02/23)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『フィールドガイド日本の蝶』(日本チョウ類保全協会編)
   2 『イタリアの小さな村へ』(中橋恵ほか著)
  
 3 『チーズの文化誌』(森枝卓士著)
   4 『こんな夜は』(小川糸著)
   5 『向田邦子全集新版⑤』(向田邦子著)

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頼成の森のキノコ(139)ベニタケ属の一種(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-23 06:32:16 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ベニタケ属のキノコは同定が困難なようで、すべて「ベニタケ属の一種」とされています。どれが同じ種であるのかもわからないので、とりあえず当時撮影したキノコを掲げました。

ベニタケ属は、ベニタケ科の属の一つです。ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ベニタケ属』(2019/02/23)には、その形態について次のように書かれていました。
きのこの大きさは大小さまざまで、かさの径5㎜程度、全体の高さ1cm程度の小形種から、かさの径20㎝にも達する大形のものまで知られている。ほぼ共通して、成熟するとかさの中央部が大きくくぼみ、あるいは漏斗状に反転する。
かさの色調も多種多様で、紅色系のものが多いのはもちろんであるが、そのほかに白・黒・暗褐色・黄褐色・黄色・橙色・桃色・紫色・緑色などを呈する種が知られ、一つの種の中でもさまざまな変異が見られる。あるいは、一個のかさの中でも、部分的に異なる色調が混ざって認められることも珍しくない。
ひだの密度や、その色調も種によってさまざまで、種レベルの同定において重要な手掛かりとされる。肉の色は、多くのものでは白色であるが、傷つけると変色する種が多数あり、その変色パターンも同定の所見として重視されている。 しばしば強い辛味や苦味を持つことがある。
柄は白色系のものが多いが、時に黄色を帯びるものもあり、部分的にピンク色を呈することもしばしばある。ほとんどのものではつばやつぼを欠いており、柄の内部は海綿状に細かい隙間を生じたり、あるいは完全に中空であることも多い。
胞子は広楕円形ないし類球形で、多くはその表面に微細な網目状隆起やとげ状突起などの紋様を備えている。これらの 紋様は、ヨウ素を含む溶液によって青黒く染まる。なお、胞子紋の色調は白色ないしクリーム色あるいは黄色を呈するものが大半で、ピンク色や濃褐色・黒紫色・黒色などの胞子紋を有する種類は知られていない。」


《ベニタケ属の一種 2009/07/03》


《ベニタケ属の一種 2009/07/03》


《ベニタケ属の一種 2010/09/09》


《ベニタケ属の一種 2009/06/19》


《ベニタケ属の一種 2009/07/20》


《ベニタケ属の一種 2009/07/22》


《ベニタケ属の一種 2009/07/22》


《ベニタケ属の一種 2009/07/22》


《ベニタケ属の一種 2009/07/22》


《ベニタケ属の一種 2009/07/24》


《ベニタケ属の一種 2009/07/24》


《ベニタケ属の一種 2009/07/29》


《ベニタケ属の一種 2009/07/31》


《ベニタケ属の一種 2009/07/31》


《ベニタケ属の一種 2009/09/04》


《ベニタケ属の一種 2009/09/27》


《ベニタケ属の一種 2009/09/27》


《ベニタケ属の一種 2009/10/27》


《ベニタケ属の一種 2009/11/03》


《ベニタケ属の一種 2010/07/05》


《ベニタケ属の一種 2010/09/13》


《ベニタケ属の一種 2009/09/18》


《ベニタケ属の一種 2009/09/26》


《ベニタケ属の一種 2010/10/01》


《ベニタケ属の一種 2010/10/08》


《ベニタケ属の一種 2010/07/06》


《ベニタケ属の一種 20010/07/06》


《ベニタケ属の一種 2010/07/06》

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頼成の森のキノコ(138)ベニウスタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-21 03:59:08 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ベニウスタケ夏~秋にかけて、林内地上に群生するアンズタケ科アンズタケ属の超小型~小型のキノコです。「傘」は不正円形で周囲が波打ったり切れこんだりして不定形です。色は紅色で、林内でもかなり目立ちます。「ひだ」は垂生し、傘より淡色です。「柄」は中実で、傘と同色です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ベニウスタケ 2009/0729》


《ベニウスタケ 2009/0729》

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頼成の森のキノコ(137)ベニイグチ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-20 04:08:15 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ベニイグチ、夏~秋にかけて、アカマツ・コナラ林やシイ・カシ林などに発生するオニイグチ科ベニイグチ属の中型~大型のキノコです。「傘」は半球形のち平たい丸山形、赤色で湿るとやや粘性があります。「柄」は傘と同色で、微細点に覆われ、また著しい網目があります。「肉」は淡黄色で、弱く青変する場合があります。「管孔」は黄色で、のちにオリーブ色を帯びます。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ベニイグチ 2010/08/29》


《ベニイグチ 2010/08/29》


《ベニイグチ 2010/08/29》 

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頼成の森のキノコ(136)フユヤマタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-19 04:26:09 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

フユヤマタケ、晩秋~冬にかけて、マツ林の地上に群生~散生するヌメリガサ科ヌメリガサ属の小型のキノコです。シモフリヌメリガサの小型品種で、「傘」の径は1~3㎝とより小さいキノコです。ほかの特徴は、シモフリヌメリガサと変わりません。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《フユヤマタケ 2009/11/30》


《フユヤマタケ 2009/11/30》  

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頼成の森のキノコ(135)フサヒメホウキタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-18 06:04:58 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

フサヒメホウキタケ、夏~秋にかけて、針葉樹(マツ)の枯木上に単生~群生するフサヒメホウキタケ科フサヒメホウキタケ属のヒダナシタケ類の小型~大型キノコです。「子実体」はホウキタケ状、王冠状分岐とか琴柱型分岐と呼ばれる特徴的な分岐をします。淡黄色~赤褐色で、「肉」は白色です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《フサヒメホウキタケ 2009/07/24》


《フサヒメホウキタケ 2009/07/24》


《フサヒメホウキタケ 2009/07/24》

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頼成の森のキノコ(134)フクロツルタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-17 04:08:21 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

フクロツルタケ、夏~秋にかけて、主にブナ科の樹下に発生するテングタケ科テングタケ属の中型の毒キノコです。「傘」は白色~帯褐色、白色~淡紅褐色の粉状~綿屑状の小鱗片があり、ときには大きな「つぼ」の破片を付着させます。「ひだ」は白色、「柄」も鱗片に覆われます。「つば」はなく、「柄」の基部には膜質袋状の「つぼ」があります。「肉」は傷つくと帯紅色に変色します。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《フクロツルタケ 2009/09/07》


《フクロツルタケ 2009/07/24》


《フクロツルタケ 2009/07/24》


《フクロツルタケ 2009/07/24》 

※ 昨日(2019/02/16)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『はじめての魚類学』(宮崎佑介著)
   2 『侘寂温泉東日本編』(魚谷祐介著)
  
 3 『司馬遼太郎が愛した「風景」』(芸術新潮編集部編)
   4 『かくれキリシタンー長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅ー』(後藤真樹著)
   5 『和菓子の楽しみ方』(鈴木宗康ほか著)
   6 『高血圧の食事(NHKきょうの料理)』(本多京子料理)
   7 『骨粗鬆症の食事(NHKきょうの料理)』(本多京子料理)
   8 『今日の空の色』(小川糸著)
   9 『霊長類ヒト科動物図鑑』(向田邦子著)
   10 『日曜日の自然観察入門』(川上洋一著)

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頼成の森のキノコ(133)ヒラタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-16 03:41:35 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒラタケ、春と晩秋に、ブナその他種々の広葉樹の倒木上や枯木などに多数重生するヒラタケ科ヒラタケ属の中型~大型のキノコです。「傘」は初め饅頭形のち貝殻形~半円形、表面は平滑で湿り気を帯び、初め黒色から暗灰色のち灰色になります。「ひだ」は白色~灰色で密です。「柄」は短く、側生~中心生ときに不明瞭です。肉厚で歯ごたえもよく、優れた食菌です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

かつては、ヒラタケをビン栽培して株立ち状に仕立てたものが『シメジ』として流通していた時期がありましたが、その後ブナシメジが『ホンシメジ』として流通するようになり、ヒラタケの『シメジ』は徐々に姿を消していきました(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ヒラタケ』2019/02/15参照)。 


《ヒラタケ 2009/12/16》


《ヒラタケ 2009/12/16》


《ヒラタケ 2009/12/16》

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頼成の森のキノコ(132)ヒメカバイロタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-15 04:01:26 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒメカバイロタケは夏~秋にかけて、林内針葉樹の腐木上に多数群生するキシメジ科ヒメカバイロタケ属の超小型~小型のキノコです。「傘」は鐘形~饅頭形で、のち中心部に窪みができます。表面は平滑、鈍橙黄色~黄褐色で、湿った時には条線があらわれます。「ひだ」はわずかに黄色を帯び、やや疎で垂生します。「柄」は革質~軟骨質で、上部は帯黄色、下部は褐色です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヒメカバイロタケ 2009/09/04》


《ヒメカバイロタケ 2009/09/04》

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頼成の森のキノコ(131)ヒナツチガキ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-14 03:58:09 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒナツチガキ、秋に、林内の有機質に富んだ地上等に白色菌糸状マットを形成して群生するヒメツチグリ科ヒメツチグリ属の腹菌類の小型キノコです。「外皮」には茶褐色の鱗片が顕著で、成熟すると4~6片に裂け、「子実体」の半分ほどまで反転し、類白色の「内皮」があらわれます。「内皮」に「柄」はありません。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヒナツチガキ 2009/07/22》


《ヒナツチガキ 2009/07/22》


《ヒナツチガキ 2009/07/22》 

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頼成の森のキノコ(130)ヒトクチタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-13 04:20:09 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒトクチタケは、早春~夏にかけて、枯れて間もないアカマツ等に発生するサルノコシカケ科ヒトクチタケ属の小型キノコです。「子実体」はハマグリ形、子実層托は類白色の包皮に覆われ、のち包皮に孔が一つ開きます。「傘」表面は赤茶色~褐色でニスのような光沢があり、やや粘ります。孔口は微細で、強い乾魚の臭気があります。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヒトクチタケ 2010/05/31》 


《ヒトクチタケ 2010/05/31》 


《ヒトクチタケ 2010/05/31》 

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