やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

イラガ(繭)(被食)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2020-12-18 16:25:01 | 昆虫類

2020年3月下旬の観察記録です。

エノキの幹に着いていたイラガの繭、頂部に用意された羽化の脱出口でなく、横の方が破れています。シジュウカラなど野鳥に食べられたものです。越冬中、イラガの繭の中は柔らかい前蛹で、まだ蛹になっていません。

最近、何が原因かわかりませんが、イラガの繭が少なくなっているように思います。

イラガの繭については、昔読んだ『イラガのマユのなぞ』(石井象二郎文・ 津田かつみ絵)がとても参考になります。ウェブサイト『CiNii Books大学図書館の本をさがす/イラガのマユのなぞ』には、次のように紹介されています。
  〈なぜ、かたいマユから、ガがでてこれるのだろう?〉…誰でも感じる疑問からはじまった研究は、
   つぎつぎに謎をよび、やがて、生物学上の大発見に導きます。なによりも、不思議と思う心がた
   いせつだと考える筆者が、その独創的な研究のすすめかかたを、わかりやすく解き明かします。
     目次 ・なぜ、かたいマユからガがでてこられるのか?
        ・なぜ、マユのもようはひとつひとつちがうのか?
        ・イラガのマユは、どうしてこんなにかたいのか?


《野鳥に食べられたイラガの繭の中の前蛹 2020/03/28》


《野鳥に食べられたイラガの繭の中の前蛹 2020/03/28》

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