やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ウラナミアカシジミ(県民公園太閤山ランド/射水市黒河)

2013-06-30 19:49:22 | 昆虫類

丈の低い伐開地を歩いていると、オレンジ色のチョウが飛びだして、コナラの葉にとまりました。オレンジ色の地に黒のゼブラ模様があるウラナミアカシジミです。

ウラナミアカシジミは、平地から低山の雑木林に生息している、ゼフィルスと呼ばれるチョウの仲間です。日中は活発ではありませんが、夕方になると♂が♀を求めて、幼虫の食樹(クヌギ、コナラ、アベマキなど)のまわりを活発に飛びまわります。

《コナラの葉にとまるウラナミアカシジミ 2013/06/28》

《コナラの葉にとまるウラナミアカシジミ 2013/06/28》

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オニヤンマ(羽化)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-06-30 05:56:34 | 昆虫類

早朝6時50分ころ、オニヤンマが羽化殻につかまって翅を伸ばしていました。羽化したばかりで、複眼も灰色をしています。ここでオニヤンマの羽化(羽化殻)を見かけるのは、今年になって初めてです。

敷地の周囲に植えてある高木で、毎年オニヤンマの羽化が見られますが、横に小さなコンクリートの側溝があるだけの環境なので、どこでヤゴが育つのか不思議です。

《羽化していたオニヤンマ 2013/06/29》

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ミズイロオナガシジミ(県民公園太閤山ランド/射水市黒河)

2013-06-29 18:34:48 | 昆虫類

太閤山ランドは、面積118haに及ぶ大きな都市公園で、公園の中には整備される前からあった二次林なども多く残されています。

アカマツ・コナラの林の中に、下刈りされてからすこし経った日当たりのよいところがありました。道はありませんが、下草をかき分けて歩くと、小さいチョウが飛び出して、近くの葉にとまりました。ミズイロオナガシジミでした。

ミズイロオナガシジミは、ゼフィルスといわれるシジミチョウのなかでは、もっともふつうに見られるチョウです。幼虫は、クヌギやコナラなどのブナ科樹木の葉を食べます。

 《ミズイロオナガシジミ 2013/06/28》 

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ウチワヤンマ(県民公園太閤山ランド/射水市黒河)

2013-06-29 18:10:37 | 昆虫類

広大な太閤山ランドの中には、「新造池」「中堤」「女池」という三つの大きな農業用ため池があります。このため、トンボなどいろいろな水生昆虫の姿を楽しむことができます。

女池の縁では、ウチワヤンマの♂が枯れ木にとまって、縄張りを見張っていました。オス、メスともに腹部の第8節には、団扇(うちわ)のような広がりのあることから名づけられています。名前に「ヤンマ」とつきますが、ヤンマではなくサナエトンボの仲間(サナエトンボ科)のトンボです。

《縄張りを見張るウチワヤンマ♂ 2013/06/28》

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モンキチョウ(常願寺川左岸/富山市[大山町]上滝)

2013-06-28 22:41:37 | 昆虫類

河原のヒメジョオンで、モンキチョウが吸蜜していました。最近、モンキチョウが少なくなったような気がするのは、私だけでしょうか。

《モンキチョウ 2013/06/22》

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ノコギリクワガタ♂(富山市)

2013-06-28 06:47:28 | 昆虫類

早朝に犬と散歩していると、ショッピングセンターの大きな駐車場のアスファルトの上に、大きさ数㎝の黒っぽいシルエットがありました。近づいてみると、ノコギリクワガタの♂でした。

体に艶がなく、埃がついているようなので、どこかで飼われていたノコギリクワガタが逃げ出したのかも知れません。

 《駐車場にいたノコギリクワガタ♂ 2013/06/28》

 《駐車場にいたノコギリクワガタ♂ 2013/06/28》

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コガタミズアブ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-06-27 07:59:08 | 昆虫類

ガマなどの生えた池の縁で、黄緑色をしたきれいなコガタミズアブを今年も見かけました。ここで発生しているものと思います。

コガタミズアブは、「全国的に個体数が著しく減少している種」として、『レッドデータブックとやま2012』で「情報不足」に選定されています。 

《コガタミズアブ 2013/06/20》

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キボシカミキリ(神通川左岸/富山市塩)

2013-06-27 04:04:09 | 昆虫類

今年になって何度も足を運んだクワ(桑)の木で、やっと見つけたキボシカミキリです。この日も、たった1頭しか見つけられませんでした。(ものを見つけることが、先天的にうまくないと思います。)

キボシカミキリは、黄色い斑紋が特徴的なカミキリムシです。同定が苦手な私にとってありがたいことに、似た種類がいないわかりやすい種です。

《キボシカミキリ 2013/06/25》

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アオマダラタマムシ(富山市[大沢野町]寺家)

2013-06-26 05:52:02 | 昆虫類

アカガシの老大木の林の縁で、2㎝くらいの青緑色に光るきれいな虫に気づきました。写真を撮ることに気がせいて、その場で樹種を確認しなかったのですが、ソヨゴの半枯死木ではなかったかと思います。(モチノキ科モチノキ属のアオハダであることを2013/07/06に確認しました。)

アオマダラタマムシは、大きさが16~29㎜、モチノキなどの枯材につくそうです。

《アオマダラタマムシ 2013/06/25》

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カモシカ(富山市婦中町ふるさと自然公園/富山市婦中町羽根)

2013-06-26 04:14:49 | 哺乳類

ちょっと薄暗い林内の歩道を抜けると、竹林に隣接した明るい伐開地に出ました。何かの気配を感じて見上げると、数十メートルほど離れたところから、黒っぽいカモシカがじっとこちらを見ています。

カモシカは、個体によって、顔つきや色合い、体型が違っています。

 《カモシカ 2013/06/25》

 《カモシカ 2013/06/25》 

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ゴマダラカミキリ(富山県総合運動公園/富山市南中田)

2013-06-25 20:41:28 | 昆虫類

プラタナスの幹に、ゴマダラカミキリがとまっていました。ここでは、毎年のようにゴマダラカミキリを見かけます。根元には、ゴマダラカミキリのものと思われる脱出口もいくつかありました。

《プラタナスの幹のゴマダラカミキリ 2013/06/24》

《プラタナスの根元近くに開いたゴマダラカミキリのものと思われる脱出口 2013/06/24》

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コクワガタ(富山県総合運動公園/富山市南中田)

2013-06-25 03:40:03 | 昆虫類

公園はふつう、程度の差はあるものの、薬剤を撒いたり枯れた木を取り除くなどの管理がされています。つまり、生きものにとっては棲みよい環境ではありません。しかし、公園で生息している生きものもいます。

公園には木の洞や枯れ木など生きものの隠れる場所がほとんどありません。そんな公園で、高木の樹幹に厚くついたコケを剥がしてみると、いろいろな生き物が潜んでいます。

ナメクジやダンゴムシといっしょに出てきたのは、コクワガタ♂です。幼虫時代の栄養状態がよくなかったのか、小型です。コクワガタは、雑木林に行かなくても公園や街路樹などで見つけることができる、いちばんふつうのクワガタムシです。

《樹幹に厚くついたコケの下に潜んでいたコクワガタ 2013/06/24》

《コクワガタ 2013/06/24》

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ブチヒゲカメムシ(富山市)

2013-06-24 18:41:55 | 昆虫類

庭のストケシアに、ブチヒゲカメムシがとまっていました。黒い触角が白い斑(ぶち)になっていることから名づけられています。

ブチヒゲカメムシは小豆色をしたきれいなカメムシですが、ダイズやゴマなどの害虫で、イネの穂も食害します。

《ストケシアの蕾にとまるブチヒゲカメムシ 2013/06/23》

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イカリモンガ(富山市婦中町羽根)

2013-06-24 04:14:48 | 昆虫類

このブログでもカノコガやホタルガ、キンモンガなど何種類かの昼に飛ぶ蛾の仲間を紹介していますが、今回はイカリモンガです。イカリモンガは「碇(または錨か)紋蛾」です。前翅裏面にあるオレンジ色の模様が碇(錨)(いかり)に似ていることから名づけられたようですが、ついつい「怒り者(もん)蛾」と聞こえてしまいます。

イカリモンガの幼虫の食草はイノデ属などのシダ植物で、成虫もシダ植物が生えるちょっと薄暗いような林縁で見かけます。ちょっと近づくとすぐに逃げるので、アップの写真が撮れません。どこにでもいるので、いつかアップで撮ることができると思い、いつまでたってもろくな写真がありません。

《イカリモンガ 2013/06/21》

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センノカミキリ(富山市婦中町羽根)

2013-06-23 07:18:37 | 昆虫類

小雨のなか、左右の灌木に何かとまっていないかと林道(農道?)を歩いていると、芽を摘まれたタラノキにカミキリムシの影がありました。予想どおり、センノカミキリでした。

センノカミキリは、ハリギリやタラノキなどウコギ科の植物の若い枝の皮や葉柄を食べる、体長20~36mmのカミキリムシです。食樹の一つであるハリギリが、センノキ(栓の木)とも呼ばれ、特に木材としては「栓(せん)」と呼ばれるところから名づけられたものです。

 《タラノキの葉柄をかじるセンノカミキリ 2013/06/21》

 《タラノキの葉柄をかじるセンノカミキリ 2013/06/21》 

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