やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

オオゲジ(富山市布市)

2024-10-30 06:22:10 | その他動物

早朝、いつものコースを1時間ほど自転車で散歩しましたが、10月も下旬となり、生きものの姿はあまりありません。

北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に、ゲジゲジの仲間がとまっていました。胴節毎に赤い紋があるので、オオゲジだと思います。

写真をよく見ると、ハサミムシの仲間を捕食しているところのようです。


《トンネルの壁にとまっていたオオゲジ 2024/10/26》


《トンネルの壁にとまっていたオオゲジ(ハサミムシを捕食している?) 2024/10/26》


《トンネルの壁にとまっていたオオゲジジ (胴節毎に赤い紋がある) 2024/10/26》

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スナガニ(岩瀬浜/富山市岩瀬)

2024-09-11 06:39:08 | その他動物

用事があって、久しぶりに岩瀬に出かけました。

海水浴シーズンが終わり人気の少なくなった岩瀬浜を、生きものの姿を探して歩いていると、1~2cmほどのものが素早く動き回っています。カニのようですが、動きが素早いのと、色模様が砂地に溶け込んでいるのとで、目を凝らさないとどこに居るのかもわかりません。枯れ枝のそばで動きが少し落ち着いたので、写真に撮りました。

海岸へはほとんど出かけないので、海岸の生きものにはあまり馴染みがありません。とりあえず、あてずっぽうで「スナガニ(砂蟹)」で検索したところ、どうやらそれでよかったようです。

ウェブサイト『スナガニ観察・調査ハンドブック』に詳しく、わかりやすいスナガニの解説がありました。
「スナガニは甲らの幅(甲幅)が成長しても3㎝ほどの小型のカニです。体色は生息地の砂の色とよく似ていて、両眼が大きくて警戒心が非常に強く、人の気配を感じると、砂地に掘った巣穴に素早く逃げ込みます。巣穴の開口部の直径は1~3㎝ほどで、その周辺にはたくさんの砂団子が見られます。夜行性のカニなので、昼間は巣穴に入っていることが多く、おもに夜間に活発に活動します。6月から9月がおもな活動時期で、冬期は砂の中で越冬します。」
「日本沿岸の砂浜海岸には温帯性のスナガニのほかに、スナガニの近縁種である熱帯・亜熱帯性のツノメガニ・ナンヨウスナガニ・ミナミスナガニなどが生息しています。…。
スナガニとツノメガニでは、両種ともに、大きい方のハサミ脚の内側に顆粒列が並びます。成体(大型個体)であれば、ツノメガニだけに、両眼の先端に角状突起が見られるため、スナガニと容易に区別することができます。しかし、ツノメガニの幼体(小型個体)では角状突起が見られないため、スナガニと混同されがちです。見分け方としては、スナガニの背甲の後部には1対の白い斑紋があるのに対して、ツノメガニではその場所に1対の褐色の斑紋があります。…。」


《砂浜を素早く動き回っていたスナガニ 2024/09/08》


《砂浜を素早く動き回っていたスナガニ 2024/09/08》


《スナガニの背甲の後部には1対の白い斑紋(赤丸内) 2024/09/08》


《砂浜に掘られていたスナガニの巣穴? 2024/09/08》

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ゲジ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-05-08 10:08:15 | その他動物

ケヤキなどの幹の樹皮が剥がれかけているのを見かけると、悪い癖で、つい剥がして何か潜んでいないかと探したくなります。

公園にある大きなケヤキの樹皮の下に、ゲジが2匹潜んでいました(ゲジはすばやく逃げるので、一人で樹皮を剥がして同時に写真を撮るのはなかなかうまくいきません)。大きさは3cmほどでしたが、2匹はかなり違っていました。

日本で見かけるゲジの仲間は、ゲジとオオゲジの2種のようです(ちなみに、オオゲジは見たことがありません。

ゲジとオオゲジとの見分け方です(『落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック』参考)。
  ゲジ    大きさ30mm   背面全体に3本の黒い線 背面に2つの橙色の点の列
  オオゲジ  大きさ60~70mm 背面全体が黒色      背面中央に1つの橙色の点の列 


《ケヤキの樹皮の下に潜んでいたゲジ 2024/04/25》


《ケヤキの樹皮の下に潜んでいたゲジ 2024/04/25》

※ 2020/11/03投稿のブログ「ゲジ(富山市)」の一部です。

ゲジといえば、虫好きで有名な養老孟司さんを思い浮かべます。養老さんは「ゲジが最大限に嫌い」(『私の脳はなぜ虫が好きか?』)だそうです。
ゲジとは直接の関係はありませんが、たまたま今読んでいる開高健の『知的経験のすすめ』にも、こんな記述がありました。「…ヘビやヒルをいやがる人が多いけれども、私には何でもなかった。しかし、これがクモとなると、聞いただけでしびれそうになる。…一瞥(いちべつ)で全身が凍りつき、視野が暗く青くなり、逃げだすこともできない。息をつめて身ぶるいしながらただまじまじと眺め、悪寒をこらえつつクモが逃げるのを待つしかないのである。…」
人それぞれ、理屈なく苦手なものがあるようです。(ちなみに、私は、蛾、ヘビ、アシダカグモなどが苦手で、「饅頭」は怖いほうです。)

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ミミズ(糞)?(富山市)

2024-04-30 04:07:27 | その他動物

「玄関に変なものが落ちてる!」

変なものは、私の担当です。さっそくカメラを持って見に行くと、5cmほどのおかしな土塊。直観は、ミミズの糞です。落とし主の姿は、影も形もありません。

ミミズの糞(と自分が思っているものは、芝生の上などで見かけるもので、糞をしている現場を確認したことはありません)だとして、どうして、こんなところに、大量の糞?をしていったのか?、1匹でしたのか?などわからないことばかりです。(ここに8年あまりここに住んでいますが、初めてです。道路を挟んで北側には細長い芝生地、自宅の前と後ろには庭や家庭菜園があり、ミミズはいます。)

タグに「糞」をいれたのですが、「タグ名:糞は、受け付けられません」。タイトルの「糞」はだいじょうぶなのに、どうしてでしょうか?糞の代わりに「ドロッピング(droppinng)」にしておきました。


《玄関に落とされていたミミズの糞? 2024/04/23》


《玄関に落とされていたミミズの糞? 2024/04/23》

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フサヤスデの仲間(越冬)(富山市布瀬南公園/富山市布瀬町南)

2024-03-14 16:24:34 | その他動物

ウェブサイト『愛知県尾張地方中心‥自然utty』に紹介されていた尾張旭市森林公園の写真の中に、「ニホンフサヤスデ ケヤキの樹皮下に集合。」がありました。この写真を見たとたん、「ああーっ、間違えた」とため息が出てしまいました。2024/02/12のブログで『カツオブシムシの仲間?(幼虫)(越冬)』として紹介した生きものに似たものが「ニホンフサヤスデ ケヤキの樹皮下に集合。」として紹介されていたのです。

ウエブサイトでフサヤスデを調べると、ウェブサイト『成城の動植物/ハイイロチブフサヤスデ』に詳しい説明がありました。

布村昇さん(元富山市科学文化センター館長)に写真を見ていただいたところ、

「写真はハイイロチビフサヤスデあるいはハイイロフサヤスデEudigraphis takakuwai kinutensisだと思います。樹皮下で集団越冬する性質があります。」との返事をいただきました。

したがって、2024年2月のブログ「カツオブシムシの仲間?(幼虫)(越冬)」は削除します。

今年の2月に見かけた生きものなどを紹介しています。

暖かくておだやかな午後、妻と布瀬南公園と土川の土堤を散歩しました。愛犬とも一緒によく散歩した道です。家族連れなどで賑わっています。

生きものの姿はほとんど目に入らないので、プラタナスの幹などを見てまわりました。剥がれかけの樹皮を剥がすと、大きさ数mm、毛の密生した円筒形のイモムシのようなものが群がって越冬していました。アップした写真をよく見ると、尾端には白っぽい毛束が多数の後ろ向きに生えています。よくわかりませんが、カツオブシムシの仲間の幼虫のような気がします。

今回を含めると、名前のよくわからない(名前の後ろに「?」をつけた)生きものの紹介が、5回続きました(ご存知の方、教えていただけると幸いです)。


《プラタナスの樹皮下で集団越冬するフサヤスデの仲間カツオブシムシの仲間?の幼虫 2024/02/12》


《プラタナスの樹皮下で集団越冬するフサヤスデの仲間カツオブシムシの仲間?の幼虫 2024/02/12》


《プラタナスの樹皮下で集団越冬するフサヤスデの仲間カツオブシムシの仲間?の幼虫 2024/02/12》

参考までに、下の写真はハラビロカマキリの卵のうを食べていたカマキリタマゴカツオブシムシ?の幼虫です。


《ハラビロカマキリの卵のうにいたカマキリタマゴカツオブシムシ?の幼虫 2021/09/01》

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モクズガニ(死骸)(富山県中央植物園/富山市[婦中町]上轡田)

2024-01-25 06:00:42 | その他動物

2003~2009年に、富山県中央植物園で見かけた生きものを、紹介しています。

今回はカニ類、流れにあったモクズガニの死骸です。種名は、魚津市水族館の学芸員の方に教えていただきました。

種名を教えていただいた魚津市水族館の学芸員の方からのメールは、次のとおりです。
『モクズガニです。
  ハサミに毛が多い淡水のカニはモクズガニです。』

以下は、ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/モズクガニ』の説明の抜粋です。
モクズガニ(藻屑蟹)‥カニの一種。食用として有名な「上海蟹」の同属異種‥日本各地で食用にされている‥。
甲幅は7-8cm、体重180gほどに成長する、川に産するカニの中では大型種である。鋏脚に濃い毛が生えるのが大きな特徴で、"Mitten crab(手袋ガニ)"という英名もこの毛に由来‥。
日本では別名や地方名が多くある。モクゾウガニ‥、ズガニ‥、ツガニ、ツガネ‥、ヤマタロウ、山太郎ガニ、カワガニ、ケガニ、ヒゲガニ‥、ガンチ‥、「毛ガニ」‥。モクズガニは主に関東地方の呼び名であり、西日本ではツガニやズガニと呼ぶ地域が多い。‥「モズクガニ」は誤記。


《モクズガニ (死骸) 2007/05/24》


《モクズガニ (死骸) 2007/05/24》

 

※ 4月の中央植物園(1) 今回から、4月の中央植物園の植物です。17年ほど昔の写真なので、状況は変わっていると思います。


《高山植物室のミヤマホタルカズラの花 2007/04/30》


《高山植物室のガビサンイワボタンの花 2007/04/30》


《高山植物室のチシマウスユキソウの花 2007/04/30》


《高山植物室のタカネナナカマドの花 2007/04/30》

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アメリカザリガニ(富山市ファミリーパーク/富山市古沢)

2023-12-05 14:37:39 | その他動物

寒空の下、テレビや新聞で見かける温かい湯?につかる「カピバラ」を見たいとういう妻の要望に応えて、北陸の冬としては好天の昨日、握り飯の弁当を持って、冬季開園中の動物園(富山市ファミリーパーク)に行ってきました(富山市在住の70歳以上の高齢者は、入園料が一人250円)。

カピバラは食事中で、湯気の出る湯の中で身を寄せ集まって温まっているという場面は見られず、かろうじて1頭だけが湯につかっていました。


《うっとりしたと至福?の表情で湯につかるカピバラ 2023/12/04》


《カピバラ 2023/12/04》

園内散策を4時間ほど楽しんだ帰り道、いつもは鴨などの冬鳥で賑わう六泉池にさしかかると、池に水がありません。張り紙を見ると、鳥インフルエンザを防ぐために水を抜いてあるとのこと。

池の真ん中にかかる橋の途中から池を見ていると、水がなくなり現れた泥底をアメリカザリガニが歩いて(這って)いました。アメリカザリガニの後ろには独特のトラックが残されています。


《ファミリーパークの案内板(赤丸内はアメリカザリガニのいた場所) 2023/12/04》


《干上がった池底を歩いているアメリカザリガニ 2023/12/04》


《干上がった池底を歩いているアメリカザリガニ 2023/12/04》


《干上がった池底を歩いているアメリカザリガニ 2023/12/04》

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トビズムカデ?(富山県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2021-12-14 17:56:54 | その他動物

クヌギやコナラ、サクラなどの落葉樹がすっかり葉を落とし、落ち葉の絨毯状態の公園を、生きものの影を探して歩き回りましたが、成果はほとんどありませんでした。

ひょっとしてこの中ならと、目についた散水栓の蓋を開けると、10㎝以上ある大きなムカデ(頭部、第1背板、脚は橙赤色)が潜んでいました。ここで冬眠するつもりなのでしょうか?

見かけたムカデは、オオムカデ科オオムカデ属のトビズムカデ(「鳶頭百足」?)ではないかと(感覚的に)思いますが、自信はありません。

トビズムカデは、体長が普通8~15cm、稀に20cm近くにもなり日本産の中では最大級のムカデ。 体色に個体ごとの変異が多く、赤い頭に黄色い足を持つ個体や、朱色の頭と足を持つ個体など、様々なものがいます。
ほかのオオムカデ類ときちんと見分けるためには、[体色(頭部と第1背板は鮮明な赤、残りの背板は暗緑色)]、[曳航肢の前腿節の棘の配置(腹面外側と内側それぞれ2本と1本、背面内側2本で終端の方は先端が二股状)]、[顎肢の基胸板の歯(左右各5本)]、[跗節棘(第1-20対の脚にある]などの同定形質をあわせて判別する必要があります。
北海道南部から沖縄にかけて生息、春から晩秋まで観察され、暖地や屋内では一年を通して見ることもあるようです。
(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/トビズムカデ』2021/12/14参照)


《散水栓ボックスの中に潜んでいたトビズムカデ? 2021/12/12》


《散水栓ボックスの中に潜んでいたトビズムカデ? 2021/12/12》

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ゲジ(富山市)

2020-11-03 09:00:31 | その他動物

早朝、新聞をとりにいくと、玄関の脇にゲジがいました。ときどき外から入ってきます。家族が嫌がるので、可哀そうですが、靴で潰しました。寒くなったせいか、動きが敏捷ではなかった気がします。

ゲジは、オオゲジに似ていますが、体長は半分ほど(30㎜)。背面全体に3本の黒い線がはいり、背板の後縁中央に二つの点のような橙色部がはいり、これがオオゲジとの見分けになります。(『落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック』参照)

ゲジといえば、虫好きで有名な養老孟司さんを思い浮かべます。養老さんは「ゲジが最大限に嫌い」(『私の脳はなぜ虫が好きか?』)だそうです。

ゲジとは直接の関係はありませんが、たまたま今読んでいる開高健の『知的経験のすすめ』にも、こんな記述がありました。「…ヘビやヒルをいやがる人が多いけれども、私には何でもなかった。しかし、これがクモとなると、聞いただけでしびれそうになる。…一瞥(いちべつ)で全身が凍りつき、視野が暗く青くなり、逃げだすこともできない。息をつめて身ぶるいしながらただまじまじと眺め、悪寒をこらえつつクモが逃げるのを待つしかないのである。…」

人それぞれ、理屈なく苦手なものがあるようです。(ちなみに、私は、蛾、ヘビ、アシダカグモなどが苦手で、「饅頭」は怖いほうです。)


《玄関に入ってきていたゲジ 2020/11/02》


《玄関に入ってきていたゲジ 2020/11/02》

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トビズムカデ(神通川右岸河川敷/富山市塩)

2017-06-26 03:50:55 | その他動物

何度も同じことを書きますが、綴ってある葉を見かけるとその袋状の巣の住人は誰なのか調べたくなります。

草原に生えた実生のクワの葉が二つに畳まれ綴られていたので、そっと開けてみると、大きなトビズムカデが入っていてビックリしました。ムカデが糸を出して袋を綴ったとは考えにくいので、空き巣に入ったのか、住人を食べてしまったのかだと思います(食べられたものの痕跡はありませんでした)。

《トビズムカデが潜んでいたクワの葉 2017/05/28》

《綴ったクワの葉の袋の中にいたトビズムカデ 2017/05/28》

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ゲジ(神通川左岸河川敷/富山市[婦中町]上轡田)

2017-04-22 12:08:29 | その他動物

朽ち木を見かけると、中に面白いものが潜んでいないかと崩してみたくなります。河川敷に流木を集めた所があり、いい具合に腐朽が進んだものもありました。

ゲジの仲間は動きが早く、種名もわからないと思い込んでいたので写真はパスしていましたが、今回は図書館から借りてきた「落ち葉の下の小さなハンドブック」がありました。崩した朽ち木からでてきたゲジの仲間は、「背面全体に3本の黒い線が入り、背板の後縁中央に2つの点のような橙色部が入」っていたので、ゲジだと思います。

虫好きでも虫が好かないものはいるようで、養老孟司さんは「ゲジが最大限に嫌い」(『私の脳はなぜ虫が好きか?』)だそうです。ちなみに、私はゲジはそれほどでもありませんが、昆虫のなかではガやゴキブリが苦手です。

《朽ち木の中からでてきたゲジ2017/04/21》

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キシャヤスデ(森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2017-04-16 20:09:30 | その他動物

(2013年5月下旬の観察記録です。)

2017/04/09に投稿したムカデの種類は布村さん(元富山市科学博物館)に教えていただきましたが、以前に撮ったムカデやヤスデの写真(2013年の6枚)が整理せずに放置してあることを思い出し、再度布村さんに写真を見ていただきました。この結果をご紹介します。

最終回は、樹木園のキシャヤスデと思われるヤスデです。撮影は4年ほど前のことなので、詳しい状況はほとんど憶えていませんが、当時は枯れ木の樹皮下に潜む生きものに興味を持ち始めたころで、下の写真は枯損し伐採されたアカマツの樹皮下に潜んでいたものだと思います。

ムカデやヤスデなどマイナーな動物について一般向けの図書はないのではないかと思っていましたが、昨日図書館から借りた「落ち葉の下の小さな生き物ハンドブック」には、ムカデやヤスデだけでなくミミズ、カタツムリ、ワラジムシ、トビムシ、ゴキブリ、カニムシ、ザトウムシなどマイナーであまり好まれない(即ち嫌われている)小動物が紹介されていました。 

《キシャヤスデ 2013/05/31》

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トビズムカデ(天湖森/富山市[細入村]割山)

2017-04-15 03:26:04 | その他動物

(2013年5月中旬の観察記録です。)

2017/04/09に投稿したムカデの種類は布村さん(元富山市科学博物館)に教えていただきましたが、以前に撮ったムカデなどの写真(2013年の6枚)が整理せずに放置してあることを思い出し、再度布村さんに写真を見ていただきました。その結果をご紹介しています。

今回は、天湖森のトビズムカデです。撮影は4年ほど前のことなので、詳しい状況はほとんど憶えていませんが、広葉樹林内の立ち枯れした樹木の幹を歩いていたものです。脚の赤さが印象的でした。

アオズムカデとトビズムカデの違いは、布村さんによると、「色の他は捕獲して固定し、最終前腿節腹面尾刺がトビズムカデで一列2個、アオズムカデで一列3個」だそうですが、これは素人には敷居が高すぎるので、色の違いで見分けることになるようです。

《立ち枯れの樹木幹を歩くトビズムカデ 2013/05/20》

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トビズムカデ(森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2017-04-14 02:47:53 | その他動物

(2013年5月上旬の観察記録です。)

2017/04/09に投稿したムカデの種類は布村さん(元富山市科学博物館)に教えていただきましたが、以前に撮ったムカデなどの写真(2013年の6枚)が整理せずに放置してあることを思い出し、再度布村さんに写真を見ていただきました。その結果をご紹介します。

今回は、樹木園のトビズムカデです。撮影は4年ほど前のことなので、詳しい状況はほとんど憶えていませんが、当時は枯れ木の樹皮下に潜む生きものに興味を持ち始めたころで、下の写真は枯損し伐倒されたアカマツの樹皮下に潜んでいたものだと思います。

アオズムカデとトビズムカデの違いは、布村さんによると、「色の他は捕獲して固定し、最終前腿節腹面尾刺がトビズムカデで一列2個、アオズムカデで一列3個」だそうですが、これは素人には敷居が高すぎるので、色の違いで見分けることになるようです。

《枯損し伐倒処理されたアカマツの樹皮下に潜んでいたトビズムカデ 2013/05/10》 

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クロヒメヤスデ?(山の神峠/南砺市[利賀村])

2017-04-13 03:27:50 | その他動物

(2013年5月上旬の観察記録です。)

2017/04/09に投稿したムカデの種類は布村さん(元富山市科学博物館)に教えていただきましたが、以前に撮ったムカデやヤスデの写真(2013年の6枚)が整理せずに放置してあることを思い出し、再度布村さんに写真を見ていただきました。この結果をご紹介します。

今回の写真について、布村さんからは、ヤスデの仲間でクロヒメヤスデに似ているが確かなことは分らないとご返事いただきました。

クロヒメヤスデについて、ウエブサイト『5.多足類』(千葉県生物多様性センター)では「体長約50mmになる大形の黒色のヒメヤスデ。頭部の両側の眼はそれぞれ約50個の単眼が8列に並ぶ。体は56前後の円筒状胴節からなり、各胴節の後縁は淡黄色を呈するために多数の縞模様に見える。各環節の下半分に縦溝線がある。雄の第1歩肢の後腿節は特に肥大し、剛毛束が内側にある。また第2歩肢の基節は特に大きい。朽木に集まり、キノコなど菌類を主食とするが、生活史は不明。湿度の高い森林に生息している。【分布】本州~九州。」とされています。

撮影は4年ほど前のことなので、詳しい状況はほとんど憶えていませんが、当時は枯れ木の樹皮下に潜む生きものに興味を持ち始めたころで、下の写真は山の神峠への道の途中にあった倒木の樹皮下に潜んでいたものだと思います。 

《腐朽の進んだ枯木に潜んでいたクロヒメヤスデ? 2013/05/09》

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