庭で満開に咲いていたモッコウバラの下で、バタバタ羽ばたいて動き回る薄茶色の蛾がいました。羽化に失敗して右の翅が縮んでいます。
「前翅の地色は黄褐色から茶褐色まで個体差がある。外横線は淡色で直線。1対の小黒点があり内部は白色。
前翅外縁がえぐられたような形をしていることからエグリヅマ(抉り褄)の和名がある。触角は枝の短い櫛歯状で♀では更に短くほぼ糸状。」(ウェブサイト『虫ナビ』)を参考に、エグリツマエダシャクの♀ではないかと思います。
このウエブサイトにあった幼虫の説明文「…根元にジグモ…の巣と並ぶように止まっていた灰色の大型のシャクトリムシ…」とその添付写真から思い出しました。以前、同じ場所で同じような幼虫を見たことがありました。おそらくエグリツマエダシャクの幼虫だったのだと思います(写真を探しましたが、見つからず)。
《バタバタ動き回るエグリツマエダシャク♀(羽化に失敗して右の翅が縮む) 2025/05/09》
《バタバタ動き回るエグリツマエダシャク♀(羽化に失敗して右の翅が縮む) 2025/05/09》
※ 市立図書館から5月10日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)。
1 『ホタルのはなしーじつは身近なー』(遊磨正秀・著)
2 『陽だまりの昭和』(川本三郎・著)
3 『田中冬二全集(第一巻)』(田中冬二・著)