やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

クサギカメムシ(富山市)

2023-11-29 06:23:27 | 昆虫類

庭で雪囲いなど冬を迎える支度をしていて、裏返しに隅に置いていたトレイにクサギカメムシがとまっているのに気づきました。冬越しをしようとしていたのでしょうか。

富山県では、臭い匂いのするカメムシの仲間を「ヘクサンボウ(屁臭ん坊?)」「ヘコキムシ(屁こき虫)」などと呼んでいたようです。そのうちクサギカメムシは最もふつうに見られるカメムシで、越冬のため山小屋などに入り込んで嫌がられています。


《トレイにとまっていたクサギカメムシ 2023/11/27》


《トレイにとまっていたクサギカメムシ 2023/11/27》

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フタモンアシナガバチ♂(富山市)

2023-11-25 18:04:56 | 昆虫類

11月21日と22日とは、北陸のこの地方には貴重な二日続きの穏やかな晴れ。苗や球根の植栽、雪囲い(といっても、縄で縛るだけの簡単なもの)など、冬に向けての庭仕事を休み休みやりました。

今年、我が家の庭にはフタモンアシナガバチが営巣していなかったようで、成虫の姿をあまり見かけませんでした。しかし、この日は穏やかな晴天のもと、数匹のフタモンアシナガバチの♂が羽化した女王バチと交尾をしようと飛び回っていました。

フタモンアシナガバチの♂は、〈顔が黄色い〉ことと〈触覚の先がカールをして丸くなっている〉ことで♀と区別ができます。毒針(産卵管が変化したもの)がない♂は刺さないのですが、どうしても素手で捕まえるのは躊躇してしまいます。


《プランターの縁にとまるフタモンアシナガバチの♂(触覚の先が丸い) 2023/11/22》


《プランターの縁にとまるフタモンアシナガバチの♂(顔が黄色い) 2023/11/22》


《♂に別の♂が交尾を試みる?フタモンアシナガバチ 2023/11/22》


《交尾を試みようと?集まるフタモンアシナガバチの♂たち 2023/11/22》

※ 市立図書館から11月25日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。また、借りた本を返却期限内に読み切れるかどうかわかりません)。
   1 『世界の名建築をめぐる365日』(TABIZINE/PIE International・編)
   2 『ー絵になるー京都の建築』(山田雅夫・著)
   3 『唯脳論』(養老孟子・著)
   4 『京都の壁』(養老孟子・著)
   5 『折れない言葉②』(五木寛之・著)
         6 『糸暦』(小川糸・著)
   7 『壬生義士伝(上)』(浅田次郎・著)
   8 『風は山から吹いている』(額賀澪・著)

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ヒロヘリアオイラガ(繭と前蛹)(富山市)

2023-11-21 03:32:43 | 昆虫類

富山地方は、11月17日は強い風雨にみまわれ、気温は富山9.8℃と12月中旬並みの肌寒さ、霰の降ったところもありました。

翌日の朝は、時々晴れ間がのぞく曇り空だったので、庭に出てみました。

幸いなことに我が家の庭では、今年はイラガに刺されませんでしたが、私がブルーベリーの実を摘んでいる時と、妻がキンモクセイの花を活けている時に、ヒロヘリアオイラガの幼虫に刺され、痛い目にあってしまいました。

株元にヒロヘリアオイラガの繭の羽化済の殻がたくさん着いていたエゴノキの幹などを注意深く探すと、ヒロヘリアオイラガの繭が3個見つかりました。島根県農業技術センターの「病害虫データベース」によると、イラガの卵がウズラの卵を小さくしたような形の目立つ繭なのに対し、ヒロヘリアオイラガの繭は、樹皮のような色の偏平楕円形の繭で、幹に貼り付いているために目立ちません。

繭の中には、白黄緑色の前蛹が入っていました。同じ「病害虫データベース」によると、ヒロヘリアオイラガは年2回、6〜7月と8月中旬〜9月に発生し、越冬は繭のなかで前蛹(蛹になる直前の幼虫)で行われます。なお、イラガは、ふ化幼虫が1頭ずつ葉に寄生して葉裏から葉肉を浅く食べるのに対して、ヒロヘリアオイラガの若令幼虫は集団で葉裏に寄生して葉肉を食べ、成長した幼虫は分散してイラガと同様に葉を食害します。


《エゴノキの枝に着いていたヒロヘリアオイラガの繭 2023/11/18》


《エゴノキの枝に着いていたヒロヘリアオイラガの繭 2023/11/18》


《繭の中のヒロヘリアオイラガの前蛹 2023/11/1》


《ヒロヘリアオイラガの繭と前蛹(右下) 2023/11/18》


《エゴノキの枝に着いていたヒロヘリアオイラガの繭 2023/11/18》


《ヒロヘリアオイラガの繭の中の前蛹(下は古い羽化済の繭殻) 2023/11/18》


《エゴノキの株元に着いていたヒロヘリアオイラガの古い羽化済の繭殻 2023/11/18》


《イラガの繭(左)とヒロヘリアオイラガの繭 2023/11/18》

なお、ヒロヘリアオイラガは、1920年ころに樹木に着いて移入してきたとされている南アジア、東南アジア~中国原産の外来昆虫で、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれています。

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イラガ(繭と前蛹)(富山市)

2023-11-19 12:12:46 | 昆虫類

富山地方は、昨日(11月17日)は強い風雨にみまわれ、気温は富山9.8℃と12月中旬並みの肌寒さ、霰の降ったところもありました。

今日の朝は、時々晴れ間ものぞく曇り空だったので、庭に出てみました。

クラブアップルの幹に、イラガの繭が着いていました。我が家の庭には、ヤマボウシやエゴノキの幹などで、多くはありませんが毎年イラガの繭を見かけます。

繭の中をみると、黄白色の前蛹が入っていました。

島根県農業技術センターの「病害虫データベース」によると、イラガは年1〜2回発生し、越冬は繭のなかで前蛹(蛹になる直前の幼虫)で行われます。幼虫の発生時期は6〜7月と8月中旬〜9月です。


《クラブアップルの幹に着いていたイラガの繭 2023/11/19》


《クラブアップルの幹に着いていたイラガの繭 2023/11/19》


《幹から剥がしたイラガの繭と前蛹 2023/11/19》

※ 市立図書館から11月18日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。また、借りた本を返却期限内に読み切れるかどうかわかりません)。
   1 『ーウオーキングで出会う‼ー日本の固有植物図鑑』(海老原淳・監、編集委員会・編)
   2 『東京レトロ建築散歩』(倉片俊輔・著、下村しのぶ・写)
   3 『ロンドンパブスタイルー英国パブカルチャー&建築インテリア』(ジョージ・デイリー・著)
   4 『脳は回復するー高次脳機能障害からの脱出ー』(鈴木大介・著)
   5 『養老先生再び病院へ行く』(養老孟子・中川恵一・著)
           6 『こんな感じで書いてます』(群ようこ・著)
   7 『歌わないキビタキ』(梨木香歩・著)
   8 『一瞬の夏』(沢木耕太郎・著)

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チャバネセセリ(富山市)

2023-11-16 04:04:56 | 昆虫類

我が家のユズは、苗(高さ1mあまり)を植えてから5~6年目、高さは3mほどになりました。昨年まではほとんど実がなりませんでしたが、今年は2本であわせて50個の実がなりました。

昨日、このユズの実を収穫しようとしたとき、実にチャバネセセリがとまっているのに気づきました。このチョウは、その後も半日以上同じ姿勢でとまっていました。

昨年のちょうど今ごろの投稿を最後に、1年ほどこのブログを休んでいましたが、いろいろな状況が改善してきたので、また少しずつ投稿しようと思っています。よろしくお願いします。


《ユズの実にとまっていたチャバネセセリ 2023/11/15》


《ユズの実にとまっていたチャバネセセリ 2023/11/15》


《ユズの実にとまっていたチャバネセセリ 2023/11/15》

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