やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ベニシタバ(富山市小杉)

2022-08-31 05:56:59 | 昆虫類

晴れ間を見つけて運動のため自転車で散歩していると、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスのトンネル入り口(出口)の壁に、何かがとまっているのに気付きました。コンクリートの壁面にとけこむような灰色です。

近寄ってみると、地味な色合いのヤガ科と思われる中型の蛾です。いつものように写真を撮っていると、トンネルを吹き抜ける風に逆らって飛び立ち、10mほど離れた壁にまたとまりました。このとき、ちらちら見えた後翅は鮮やか(?)な桃色です。蛾は詳しく知りませんが、後翅のきれいなカトカラの仲間です。後翅が見えるように翅を広げてくれないので、持ち帰り、後翅が見えるようにカッターマットに載せて写真を撮りました。

後翅の赤いカトカラは日本にはエゾベニシタバ、ベニシタバ、オニベニシタバの3種類が生息。写真を見ると、後翅の色がきれいなピンクなことなどから、ベニシタバだと思います。


《アンダーパスのトンネル入り口(出口)の壁にとまっていたベニシタバ 2022/08/24》


《アンダーパスのトンネル入り口(出口)の壁にとまっていたベニシタバ 2022/08/24》


《後翅はピンクで黒の帯状の斑紋があるベニシタバ 2022/08/24》

カトカラ同好会のウェブサイト『カトカラ全集/日本のカトカラ』に載せられていた説明を引用します。
「カトカラCatocalaはギリシャ語のkato(下)・kalos(美しい)に由来している蛾の属名である。後翅が綺麗な蛾ということである。日本では・・・シタバ、英語では・・・underwingと呼ばれている。
現在のところ、世界で約250種が知られている。蝶のオオムラサキほどの大きさのものからからシジミチョウのように小さいものまでいる。前翅は静止する樹皮などに類似した色調のものが多い。後翅の色は白、黒、黄、青、様々な赤と多様である。主に北半球の暖温帯から冷温帯に分布する。北はフィンランドの北緯60~70°あたりから、南は中南米のグアテマラやインドシナのタイの北緯10~20°あたりまでの広い範囲に分布している。…かなり狭食性で、様々な広葉樹…に依存する。このため、必然的に広葉樹林の広がる東アジアと北アメリカ東部に多くの種が生息する。
北米に約110種、…旧大陸には約150種、…日本にはいままでに30種が知られていて、アマミキシタバを入れると31種になる。…いずれも綺麗な蛾で、愛好者が多い。」
「ベニシタバ…ヨーロッパからウクライナあたり、中国、朝鮮半島、沿海州、日本に分布するとされているが、アジアのものは別種である可能性が高い。食樹はヤナギである。成虫は7月頃から出現する。灯火にも樹液にも飛来し、珍品というほどのものではないが、数多く採集するのは難しい。新鮮な個体の後翅は、息を呑むほど綺麗な淡紅色で、日本産の鱗翅類で敵うものはない。しかし、残念ながら褪色しやすい。」

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キリギリス(ヒガシキリギリス)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2022-08-30 04:35:03 | 昆虫類

炎天下、汗を拭きふき園路をあるいていると、草むらから「ギース、チョン」とキリギリスの鳴く大きな声が聞こえてきました。キリギリスの鳴き声は「チョンギース、チョンギース」、「ギーチョン」などいろいろと表現されますが、私には子どものころからの聞きなし「ギース、チョン」に聞こえてしまいます。
  涼風や ちから一ぱい きりぎりす  (一茶)

真夏の昼間にキリギリスの大きな鳴き声を聞くと、何故か「売り物(経済価値のあるもの)」がこんなところで鳴いているとうれしくなり、声の主を探してしまいます。これも子どものころの思い出からです。子どものころ(昭和20年代)、実際に見聞きしたのかどうかの記憶は今となっては曖昧ですが、「金魚売」「豆腐売」「わらび餅売?」「竿だけ売」などとともに、キリギリスなどの「虫売」が町中を売り歩いていたような気がします。「鋳掛屋」や正月の門付けの「獅子舞」などの記憶もあります。便所の汲み取りは、バキュウムカーではなく大八車だった時代です。私にとって、夏の縁日の楽しみは、アセチレン灯の下で売られていたカブトムシやクワガタ、キリギリス、ヤドカリなどを見ること(買ってもらえなかったので…)でした。

「(ヒガシキリギリス)」としましたが、はっきり(私が)区別できている訳ではなく、富山県で見かけたキリギリスだからヒガシキリギリスなんだろうということです。
『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』には、ヒガシキリギリスについて次のように説明してあります。
「ニシキリギリスよりも発音器が大きく、翅は短い傾向にあり、翅に黒班が多い。ニシキリギリスより肢がやや短い。体長(翅端まで)♂26~40mm、♀25~40mm。7~10月に成虫。鳴き声はニシキリギリスに似るが抑揚がやや高い。本州(近畿以北)に分布する。近畿地方では、ニシキリギリスとヒガシキリギリスが混在する。」
この説明を読んだだけでは、ヒガシキリギリスはニシキリギリスと区別できず、実物同士を比較しないとわからないようです。
見分け方の難しい生きものに出会うといつも思うのですが、「種」とは何なのでしょうか?実際の生きものにとってどういう意味があるのでしょうか?両種が混在している地域で出会った2匹は、肢の長さなどを比べて、同種と判断しているのでしょうか?素人には難しくてよくわかりません。


《草むらで鳴くキリギリス♂ 2022/08/08》


《草むらで鳴くキリギリス♂ 2022/08/08》


《草むらで鳴くキリギリス♂ 2022/08/08》

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ヤママユ♂(富山市小杉)

2022-08-29 04:49:11 | 昆虫類

朝方に降っていた雨が止んだので、自転車で散歩に出かけました。帰り道、地鉄上滝線と交差する県道のアンダーパスのトンネルを抜け出たところで、擁壁にギョッとするほど大きな紫褐色の蛾がとまっていました。

翅を広げた大きさが10cm以上、前翅に眼玉模様(後翅は隠れていて見えません)、翅に黒褐色の細い帯。この間(2022/08/10)猿倉山森林公園キャンプ場で見かけたのと同じヤママユで、触角が羽毛状の♂です(♀は両櫛歯状)。

この日は2時間足らずの散歩で、擁壁やトンネルの壁にとまっていた蛾を、ヤママユをはじめモモスズメ、エビガラスズメ、アカエグリバ、タマナギンウワバ、ヒロヘリアオイラガの6種類も見かけました。このところ急に涼しくなってきた気象条件の所為なのでしょうか?


《アンダーパスの擁壁にとまっていたヤママユ♂ 2022/08/28》


《アンダーパスの擁壁にとまっていたヤママユ♂ 2022/08/28》


《アンダーパスの擁壁にとまっていたヤママユ♂ 2022/08/28》


《アンダーパスの擁壁にとまっていたヤママユ♂(羽毛状の大きな触角) 2022/08/28》

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ヒメアトスカシバ(富山市布市)

2022-08-28 05:07:28 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道を自転車で散歩しながら、フェンスや路肩の植物などを眺めていると、雨露に濡れたツユクサの葉に、小さなスカシバの仲間がとまっていました。

黒色で腹部には2本の黄色の帯、後翅は透明で暗褐色の脈があり、スカシバガ科 スカシバガ亜科のコスカシバです。

このあたりのフェンスにはヘクソカズラが絡んでいることが多く、冬になると、茎の一部がふくらんだヒメアトスカシバの虫こぶをよく見かけます。


《路肩のツユクサの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2022/08/26》


《路肩のツユクサの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2022/08/26》


《路肩のツユクサの葉にとまっていたヒメアトスカシバ 2022/08/26》


《フェンスに絡まったヘクソカズラにできた虫こぶ 2022/03/27》

ヒメアトスカシバは、ドロバチの仲間に擬態しているのではないかと言われています。


《ドロバチの仲間(オオフタオビドロバチ) 2013/08/22》

※ 市立図書館から8月27(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『どんどん虫が見つかる本ー虫を楽しむ365日ー』(鈴木梅花・著)
   2 『ゴキブリ研究はじめましたー「ゴキブリ嫌い」だったけどー』(柳澤静麿・著)
   3 『高瀬庄佐衛門御留書』(砂原浩太朗・著)
   4 『黛家の兄弟』(砂原浩太朗・著)
   5 『こころの風景』(山折哲雄・著)
   6 『本を読んだら散歩に行こう』(村井理子・著)
   7 『53歳の新人ーNHKアナウンサーだった僕の転職ー』(内多勝康・著)  
  2、5、6、7は、富山市立図書館の新着図書案内から選んだ本です。

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ブドウスズメ(終齢幼虫)(富山市布市)

2022-08-27 06:47:21 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道を自転車で散歩しながら、自動車道のフェンスにからんだヤブガラシ(ブドウ科ヤブカラシ属)の花にきているハチなどを見ていると、葉の上に大きな糞があるのに気付きました。糞の落とし主は何処かと周辺を探してみると、鮮やかな黄緑色をした尾角のある大きな芋虫がいました。

『イモムシハンドブック』でスズメガの仲間の幼虫と見較べ、「頭部に向かって細まる体型」「尾角は緑褐色」で「頭部を引き込む姿」を見せ、ブドウ科のヤブガラシの葉を食べていたので、ブドウスズメではないかと思います。


《ヤブガラシの葉上に残されていたブドウスズメの糞 2022/08/26》


《ヤブガラシの葉上に残されていたブドウスズメの糞 2022/08/26》


《ヤブガラシの葉をたべていたブドウスズメの終齢幼虫 2022/08/26》


《ブドウスズメの終齢幼虫(頭部を引き込んでいます) 2022/08/26》


《ブドウスズメの終齢幼虫 2022/08/26》

ブドウスズメの成虫は、この近くでも見かけていました。


《トンネルの壁にとまっていたブドウスズメ(卵を産み付けています) 2022/06/03》

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ハラビロカマキリ(富山市)

2022-08-26 04:32:25 | 昆虫類

雨のあがった庭に出ようとしていた時、「アッ、カマキリがいる」と妻。指さしたのはオクラ  の上の方ですが、なかなか姿が見つかりません。やっとオクラの茂みの緑に溶け込んでいるその姿を見つけたのは、ハラビロカマキリの成虫です。

2~3日前にオクラのあたりで半分ほどの大きさのハラビロカマキリの幼虫1匹を見かけていましたが、明らかにそれとは別個体です。

実は、我が家の庭の生物農薬にならないか(あわせて孵化するときの様子を観察できないか)と、昨年秋にオオカマキリとハラビロカマキリの卵のう10数個を庭のあちこちに取り付けていました。春には、次々に幼虫が孵化、幼虫をいたるところで見かけましたが、夏になるころにはほとんど見なくなり全滅したのかと心配していました。

でも、よくよく考えると、生物農薬的役割を期待するなら、カマキリよりアシナガバチの方が効果が格段に大きいのではないのか(特にアオムシに対して)と思います。いずれにしても、農薬のように、即刻全滅できる訳はなく、害虫(人間側の勝手な言い分です)を我慢できる一定の密度に抑えることができるだけなのですが…。


《背景に溶け込むようにオクラの茂みにとまっていたハラビロカマキリ 2022/08/24》


《背景に溶け込むようにオクラの茂みにとまっていたハラビロカマキリ 2022/08/24》

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ニホンザル(富山市[大沢野町]寺家)

2022-08-25 04:07:20 | 哺乳類

寺家公園から猿倉山森林公園へ(車で5分ほど)向かう道端に、ニホンザルの群れがいました。この道路は通行量が非常に少ないので、車を停めて車内から撮影しました。

この辺りは、ニホンザルに出会う機会の多いところです(特に、朝夕)。


《道路脇に出てきたニホンザル 2022/08/22》


《道路脇に出てきたニホンザル 2022/08/22》


《道路脇に出てきたニホンザル 2022/08/22》


《道路脇に出てきたニホンザル 2022/08/22》


《道路脇に出てきたニホンザル 2022/08/22》

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エゾギクキンウワバ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-08-24 04:12:51 | 昆虫類

10本ほどが2列に植えられたコブシ(?)の幹を、交尾しているセミなどがいないかと探しながら歩いていると、葉裏などにアブラゼミの羽化殻がいくつもついています。ちょっと違和感がして立ち止まったコブシの葉裏には、アブラゼミの羽化殻と2~3cmの灰色っぽいゴミのようなものがついていました。念のために近寄って見ると、小さな蛾のようです。とりあえず、写真を数枚、名前調べは帰宅してからです(まだ新しいカメラをうまく使いこなせないので、大きく接写できていません)。

写真を見て(浅はかにも)シャチホコガの仲間と早合点、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のシャチホコガ科の成虫縮小画像一覧を順に見ていき、ツマジロシャチホコが似ていると思いました。前翅の内部に縦長の紋があります。でも、いろいろ他のサイトなどを見ていくと、ツマジロ(褄白)なのに前翅の翅頂が白っぽくないこと、前翅の内部の縦長の紋が白くなくて暗褐色なことなど、合点がいかない部分があります。

とりあえず保留にして、他の写真の蛾の名前を調べているとき、ツマジロシャチホコ?と思っていた蛾に似た写真が目に留まりました。ヤガ科キンウワバ亜科のエゾギクキンウワバでした。

エゾギクキンウワバは、前翅長13.5~16.0mm、前翅中央にある白い帯状の斑紋が特徴です(ウェブサイト『大阪北東部の自然観察記録北河内昆虫記/エゾギクキンウワバ』参照)。


《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》


《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》


《コブシの葉裏にとまっていたエゾギクキンウワバ(とアブラゼミの羽化殻) 2022/08/21》

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ミンミンゼミ♂(鳴く)(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2022-08-23 06:17:55 | 昆虫類

お盆を過ぎて、猿倉山の雑木林で鳴き声が目立つのは、ツクツクボウシとミンミンゼミです。それでも、なかなか姿は見つかりません。

キャンプ場そばのサクラの木あたりでミンミンゼミの大きな鳴き声がするので、静かに近づいて探してみると、逆光の幹で腹部をリズミカルに動かしながら鳴いているミンミンゼミを見つけました。コケなどの生えた幹では、その姿が背景に溶け込んで目立ちません。

誕生、羽化、吸汁、交尾などと同じように、〈鳴いている〉状態を端的に示すことのできる熟語を探してみましたが、見つかりません。「発音」とされているものがありましたが、ちょっと違う感じです。


《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》


《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》


《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》


《サクラの幹で鳴いているミンミンゼミ♂ 2022/08/22》

※ 今年は、セミの〈交尾〉と〈産卵〉を重点的に観察しようと、ニイニイゼミの鳴き始めのころから注意して見ていますが、残念ながら未だ観察できていません(もっとも、これまでにアブラゼミの交尾を二度見ただけなのですが…)。

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シロテンハナムグリ(富山市)

2022-08-22 04:41:40 | 昆虫類

我が家の網戸に、大型で茶色のハナムグリがとまっていました。シロテンハナムグリだと思います。

シロテンハナムグリは、シラホシハナムグリとよく似ていますが、頭の形、上翅会合部中央付近の白色点の形などで見分けられます(『日本の昆虫1400②』参照)。

            〈頭の形〉     〈会合部中央付近の白色点の形〉
  シロテンハナムグリ 明瞭に凹む     白色点が二つか、小白色点群になる
  シラホシハナムグリ 弧を描き、凹まない 大きな白色紋になる


《網戸にとまっていたシロテンハナムグリ 2022/08/15》


《網戸にとまっていたシロテンハナムグリ(小白色点群になっている) 2022/08/15》


《網戸にとまっていたシロテンハナムグリ(頭が明瞭に凹む)  2022/08/15》

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コガタスズメバチ(営巣)(富山市石屋)

2022-08-21 04:32:06 | 昆虫類

午後からは雨の予報なので、朝に自転車で散歩していると、北陸自動車道のフェンスに絡みついた蔓植物の茂みの中に何やら茶色いものがちょっとだけ顔をのぞかせていました。後戻りして少しだけ近づいてみると、コガタアシナガバチの巣です。巣の大きさは直径15~20cmくらいでしょうか。

数分ほど見ていましたが成虫の気配がありません。放棄された巣かなとも思い、念のためと近くの丈の高い雑草を引き抜いてそれで巣を少しだけ刺激すると(危険だからほんとうはこういうことをしないほうがよいと思いますが…)、中から数匹成虫が出てきました。外から帰ってきたハチもいました。


《北陸自動車道フェンスの蔓植物の茂みの中で営巣していたコガタスズメバチ 2022/08/20》


《北陸自動車道フェンスの蔓植物の茂みの中で営巣していたコガタスズメバチ 2022/08/20》


《少し刺激すると巣の中から出てきたコガタスズメバチ 2022/08/20》

※ 市立図書館から8月20(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています)。
   1 『あした出会えるきのこ(散歩道の図鑑)』(新井文彦・著)
   2 『オタマジャクシハンドブック』(松井正文・解説)
   3 『納棺夫日記(文春文庫)』(青木新門・著)
   4 『まど・みちお詩集』(まどみちお・著)   
  3は著者の訃報記事を見て、そのほかは富山市立図書館の新着図書案内から選んだ本です。

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モンクロシャチホコ(幼虫)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-08-20 06:16:20 | 昆虫類

公園の真ん中を横断する用水縁りの並木のサクラの葉を、モンクロシャチホコの幼虫が集団でたべていました。

モンクロシャチホコの幼虫は、お盆を過ぎて硬くなった葉っぱを食べる変わり者で、多食性、特に終令ではほとんどの草本、木本の葉を摂食するとのことです。(ウェブサイト「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/モンクロシャチホコ」参照)


《サクラの葉を集団で食べていたモンクロシャチホコの幼虫 2022/08/17》


《サクラの葉を集団で食べていたモンクロシャチホコの幼虫 2022/08/17》


《サクラの葉を集団で食べていたモンクロシャチホコの幼虫 2022/08/17》


《サクラの葉を集団で食べていたモンクロシャチホコの幼虫 2022/08/17》


《サクラの葉を集団で食べていたモンクロシャチホコの幼虫 2022/08/17》

このサクラ並木では、今年も、モンクロシャチホコの成虫もときどき見かけています。


《並木のサクラの蘖(ひこばえ)の葉の上で交尾するモンクロシャチホコ 2022/07/22》

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コアヤシャク?(富山市布市)

2022-08-19 05:46:46 | 昆虫類

午前中は晴れ、午後からは雨との予報だったので、朝、暑くならないうちに自転車で散歩に出かけました。北陸自動車道と交差する道路のトンネルを、壁に何かとまっていないかと脇見しながら自転車で徐行していると、出口付近の壁に何かがとまっているのに気付きました。後戻りしてよく見ると、翅を立ててとまっている蛾のほかに、キアゲハの前蛹が着いていました。

トンネル吹き抜ける風が強く絶え間なく吹いているので、その蛾は翅をばたつかせ必至で壁につかまっていて、翅を広げくれません。これでは翅裏しか見えないので、風当たりの弱いところで確認しようと草の茎にとまらせようとしたら、飛んでいってしまいました。

という訳で、残されたのは、はじめは大き目のシジミチョウかなと思った蛾のばたつかせる翅裏とと垣間見える翅表の一部が写った写真です。蛾に詳しい方なら、これだけで十分種名がわかるのかと思いますが、私の場合は…。

アヤシャクの仲間ではないかと見当をつけ、「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のシャクガ科アオシャク亜科の成虫縮小画像一覧に載せられた種は、明らかに富山には分布しないものを除くと、ウスアオアヤシャク(成虫出現6月上旬~6月下旬)、オオシロアヤシャク(4月下旬~6月下旬、8月中旬)、コアヤシャク(4月~5月、7月~8月)、オオアヤシャク(6月中旬~9月下旬)の4種。成虫出現月からウスアオシャクを除くと残りは3種。幸いこの3種には翅裏の写真も出ていたので絵合わせをすると、コアヤシャクになりました。


《トンネル出口の壁に翅を立ててとまっていたコアヤシャク 2022/08/16》


《壁に翅を立ててとまっていたコアヤシャク(下方にはキアゲハの前蛹) 2022/08/16》


《トンネル出口の壁に翅を立ててとまっていたコアヤシャク 2022/08/16》


《トンネル出口の壁に翅を立ててとまっていたコアヤシャク 2022/08/16》

※ コアヤシャクを見たのは初めてと思っていましたが、少し前にこのブログで紹介していました。
『コアヤシャク?(富山市関)』2021/01/15
「2020年8月上旬の観察記録です。
北陸自動車道と交差する農道のトンネルの壁に、灰色の蛾が、まるで展翅されたようにとまっていました。
名前がわからないのでずっと放置していましたが、冬の間は紹介できる生きものが少ないので、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』のシャクガ科の成虫縮小画像一覧の写真を片端から見ていき、アオシャク亜科のコアヤシャクにたどりつきました。ウスアオアヤシャク、オオアヤシャクなど似た種もいるので、自信があるわけではありません。」


《トンネルの壁にとまっていたコアヤシャク 2020/08/08》

※ オオアヤシャクは、このブログで3度ほど紹介していました(チェックできるリストが要るとつくづく思います)。


《オオアヤシャク 2013/08/14》

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マンネンタケ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2022-08-18 05:32:14 | キノコ

広葉樹の切り株から、マンネンタケが出ていました。まだ若いキノコで、成熟すると傘の表面が光沢のある赤褐色になります。

ここ数年、同じ切り株からマンネンタケが発生しています。


《広葉樹の切り株から出ていたマンネンタケ 2022/08/17》


《広葉樹の切り株から出ていたマンネンタケ 2022/08/17》


《広葉樹の切り株から出ていたマンネンタケ 2022/08/17》

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キアゲハ(前蛹)(富山市布市)

2022-08-17 04:38:01 | 昆虫類

午前中は晴れ、午後からは雨との予報だったので、朝、暑くならないうちに自転車で散歩に出かけました。北陸自動車道と交差する道路のトンネルを、壁に何かとまっていないかと脇見しながら自転車で走っていると、の出口付近の壁に何かがとまっているのに気付きました。後戻りしてよく見ると、翅を立ててとまっている蛾のほかに、キアゲハの前蛹が着いていました。

せっかくなので、無事に羽化できるかどうか、ときどき見てみようと思います。


《トンネル出口の壁で前蛹になっていたキアゲハ 2022/08/16》


《トンネル出口の壁で前蛹になっていたキアゲハ 2022/08/16》


《トンネル出口の壁で前蛹になっていたキアゲハ 2022/08/16》

※ 幅50cmに満たない側溝で失敗です。この側溝をまたいで段差のある不安定な格好でキアゲハ(前蛹)などの写真を撮っていてましたが、踏み出した左足を元に戻すとき、足元がふらついて転倒(左半身に麻痺が残っているため)。幸い怪我はしませんでしたが、だましだまし使って来たカメラ「OLYMPUS STYLUS SH-50」を地面に思い切りぶつけてしまい、とうとう本格的にダメにしてしまいました。
  これからは、昨年末に買っていて、望遠側での接写があまり思わしくないためほとんど使っていなかった「CANON POWERSHOT SX720-HS」を使います。

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