やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アオクチブトカメムシ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-31 04:13:10 | 昆虫類

都道府県の樹木を集めたコーナーのカエデの幹に、見慣れないカメムシがとまっていました。メタリックに輝く緑色をした美しいカメムシです。薄暗かったのでストロボ併用で写したため、自然光で見たものとはかなり印象の異なる色彩に写り、カメムシの紹介されたウェブサイトを何度も探しましたが、種名を特定できませんでした。

結局、アオクチブトカメムシとしましたが、自信はありません。以前、乗鞍高原で見かけたツノアオカメムシは、同じようにメタリックな緑色に輝く美しいカメムシですが、下の写真のように赤で囲った部分の形が異なります。

《アオクチブトカメムシ 2013/08/06》

 

《乗鞍高原で見かけけたツノアオカメムシ 2011/08/15》 

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ゴマダラキコケガ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-30 10:58:10 | 昆虫類

だいぶ前に撮った小さな蛾です。種名がわからなかったので、紹介していませんでした。最近は新しい写真がないので、以前に撮った写真の中からまだ紹介していないものを探してきています。

ゴマダラキコケガは、ヒトリガ科コケガ亜科の小さな蛾です。幼虫は、地衣類を食べます。 

《ゴマダラキコケガ 2013/08/06》

《ゴマダラキコケガ 2013/08/06》

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オオフタオビドロバチ(営巣)(富山市)

2013-08-29 04:52:40 | 昆虫類

玄関に置いたフウセンカズラの小さな花には、いろいろな虫たちが蜜を舐めにやってきます。黒くて腹に二本の黄色い帯があるオオフタオビドロバチもこの花の常連です。

ためしに、「君もファーブルに挑戦」(兵庫県立人と自然の博物館のウェブサイト『ハチとアリってどんな虫』)を参考にして、竹筒トラップを2組を作り、観察してみました。http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/insect-museum/guide/sec-7_new.html

しばらくは、竹筒を利用した形跡はなかったのですが、8月22日に、オオフタオビドロバチが竹筒の入り口付近を泥でさかんに塗りこめているのに気づきました。

途中で巣作りが放棄された別の竹筒を割ってみると、オオフタオビドロバチの幼虫らしきものが、一番奥の部屋に入っていました。

《フウセンカズラの花の蜜をなめるオオフタオビドロバチ 2013/08/21》

《竹筒に作った巣の入り口を泥で塗り込めるオオフタオビドロバチ 2013/08/22》 

《竹筒に作った巣の入り口を泥で塗り込めるオオフタオビドロバチ 2013/08/22》  

《竹筒の端まで土で蓋をされたオオフタスジドロバチの巣 2013/08/26》

《別の竹筒の中のオオフタオビドロバチ?の幼虫 2013/08/22》

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セスジスズメ(幼虫)(富山市)

2013-08-28 17:45:11 | 昆虫類

知らないうちに、鉢植えのカラーの葉をセスジスズメの幼虫が食べて、大きくなっていました。同じ話題を、去年(2012年)は9月2日にブログにのせているので、毎年同じころに発生しているのだと思います。http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/f6fd807e869d9de64da98bf2da5f9ad9

 

《カラーの葉を食べるセスジスズメの幼虫 2013/08/25》 

《カラーの葉を食べるセスジスズメの幼虫 2013/08/25》 

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ヒロヘリアオイラガ(繭・羽化殻)(太郎丸公園/富山市太郎丸)

2013-08-27 03:07:29 | 昆虫類

公園の樹木の幹や枝に、今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭が見られるようになりました。昨年より以前に羽化した繭は、風雨にさらされ繭がむき出しになっているので簡単に見つかりますが、今夏の繭は目立たないよう、ちょっとした幹の窪みなどに巧みに作られています。既に羽化した繭が多いようですが、まだ羽化せず中に蛹が入っている繭もあります。

同じイラガ科のイラガの繭と比べると、ヒロヘリアオイラガの繭は、
① 羽化するまでは繭が目立たない(繭本体をむきだしにせず、糸で隠すようにしている)
② 繭の殻が固くない
③ 集団で繭になっていることが多い
④ 繭の形が扁平で幹などへの接着面が大きい
などの違いがあるように思います。

 

《今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭(既に羽化している) 2013/08/26》

 

《今年の夏に作られたヒロヘリアオイラガの繭 2013/08/26》 

《ヒロヘリアオイアラガの繭の中の蛹(繭の一部を取り除いたもの) 2013/08/26》 

《昨年以前に羽化したヒロヘリアオイラガの繭 2013/08/26》

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ホソヘリカメムシ(神通川左岸/富山市[婦中町]上轡田)

2013-08-26 04:08:39 | 昆虫類

河原のノイバラの葉の上に、ホソヘリカメムシがとまっていました。ホソヘリカメムシは、後脚が太く、細長いヘリカメムシで、イネやマメの実を吸う害虫です。

《ホソヘリカメムシ 2013/08/24》

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ミンミンゼミ(神通川左岸/富山市[婦中町]上轡田)

2013-08-25 06:51:28 | 昆虫類

たくさんあるセミの鳴き声のなかで、好きなものはミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシです。

ミンミンゼミは、夏の風物詩として、テレビドラマや映画などで効果音に使われることが多いと思います。これは、ミンミンゼミが東京など関東地方、しかも都会を含めて平地から丘陵地に多いからだと思います。学生時代までを過ごした関西地方では、平地でミンミンゼミの鳴き声を聞くことはありませんでした(谷川の流れる涼しい郊外の山地に行って、はじめてその鳴き声を聞いて感激しましたが、見たことも採ったこともありませんでした)。

富山市でも、都市部などではミンミンゼミの鳴き声を聞いたことがありませんが、神通川左岸の土手(旧婦中町)では、毎年ミンミンゼミの鳴き声を聞きます。数が少ないので、なかなか写真に撮れません。

《土手の木にとまっていたミンミンゼミ 2013/08/24》

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オオアオイトトンボ♀(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-24 03:34:35 | 昆虫類

何度も同じ言い訳してしまいますが、似た種の同定は苦手です。このオオアオイトトンボの写真も、種名を決めるのに、長い時間をかけて迷いに迷ってしまい、今でも自信がありません。

ウェブサイト『神戸のトンボ』では、「♀の場合は…翅胸側面の金属緑色の部分の先端が,第2側縫線に全く届かないのがコバネアオイトトンボで,届くか届かないかくらいで点で接する程度のものがアオイトトンボ,広く接するのがオオアオイトトンボである(以上は♂でも同じ)」とされています。
http://www.odonata.jp/03imago/Lestidae/index.html 

《オオアオイトトンボ♀ 2013/08/19》

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シマヘビ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-23 04:31:33 | 爬虫類

カエルの多い場所には、ヘビもいます。(草むらにはいるようなときは、長靴をはくことにしています。)

ヘビは苦手で、わかってはいても、ヘビを見かけるとドキッとしますが、写真にはおさめようと努力します。パソコンは我が家では家族供用なので、うっかりヘビの写真をそのままにしてパソコンから離れると、大騒ぎになってしまいます。

ここの池の周辺にふつうなヘビは、シマヘビです。2013/08/06の写真のシマヘビは、カエルを食べた後なのか、腹がふくらんでいるように見えます。まさに何かを飲み込んでいるその瞬間を見たいのですが…。

《水辺で休むシマヘビ 2013/08/06》

《草むらに潜むシマヘビ 2013/08/19》

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キマダラカメムシ(幼虫)(京都市役所前/京都府京都市中京区)

2013-08-23 03:47:19 | 昆虫類

蒸し風呂の中のように暑い京都の夕方、市役所前の公園でベンチに腰を下ろそうとすると、見かけたことのないカメムシの幼虫がとまっていました。特徴的な模様なので、すぐに種名がわかるだろうと思っていましたが、なかなか該当するカメムシの写真にいきつきませんでした。

たまたま「カメムシ」で検索して出てきたウェブサイト『福原のページ(植物形態学・生物画像集など)』の中に、該当するカメムシがいました。キマダラカメムシの幼虫でした。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/seibutsugazou/kamemushi2.html

キマダラカメムシは、ウェブサイト『倉敷昆虫館』によると、「1770年に長崎で発見された外来種で、近年まで九州と沖縄にしか生息していなかったのですが2000年代に入ってから中国地方へ分布を広げ、2006年からは岡山県でも南部を中心に各所で目撃されるようになり…、更には関西地方まで広がったようです。2010年には東京での生息も確認されています。」とのことです。http://www.shigei.or.jp/ento_museum/hyouhon_kimadarakamemusi01.htm 

《ベンチの上を歩いていたキマダラカメムシの幼虫 2013/08/16》

《キマダラカメムシの幼虫 2013/08/16》

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ムラサキイラガ(幼虫)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-22 09:10:21 | 昆虫類

池のそばのキショウブの葉を、ムラサキイラガの幼虫が食べていました。同じ属のウスムラサキイラガとは区別がつかないので、一応ムラサキイラガとしておきました。

《キショウブの葉を食べるムラサキイラガの幼虫 2013/08/06》

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オオルリ(営巣)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2013-08-22 03:21:48 | 鳥類

このブログでは、これまで、あまり鳥について紹介していません。鳥の撮影は、私にとってカメラ機材、撮影技術、熱意、根気などたくさんのハードルがあり、たまたま撮影できた鳥だけに限って紹介してきました。また、営巣の写真撮影については、営巣放棄や天敵に襲われやすくなるなどいろいろな問題もあります。しかし、今回は、無事に巣立ち終えたオオルリの営巣について紹介したいと思います。

頼成の森にはいくつかの小さな谷があり、よくオオルリの囀りを聞くことができます。数年前にオオルリが営巣していた同じ建造物の換気扇の上で、今年も営巣していました。♀が抱卵していた巣には、白い卵が4個ありました。 

《卵を抱くオオルリ♀ 2013/07/02》 

《オオルリの卵 2013/07/02》 

《オオルリの雛 2013/07/18》

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イラガ(終齢幼虫)(富山市)

2013-08-21 13:48:10 | 昆虫類

庭の鉢植えのウメの葉に、イラガの終齢幼虫がついていました。今年になって初めて見たイラガの幼虫です。

イラガは、年1回、時に2回発生(『原色日本蛾類幼虫図鑑』)するようですが、この時期の幼虫は、これから繭を作り、その中で越冬するのでしょうか?

《鉢植えのウメの葉を食べるイラガの終齢幼虫 2013/08/21》

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オオアヤシャク(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-21 04:33:17 | 昆虫類

ソメイヨシノの幹に、灰色のシャクガの仲間がとまっていました。例によって、ウェブサイトで似た写真を探し、オオアヤシャクにたどりつきました。ですから、オオアヤシャク?です。

オオアヤシャクの幼虫は、コブシやホオノキなどモクレン科植物の葉を食べるそうです。

《ソメイヨシノの幹にとまるオオアヤシャク 2013/08/14》

《オオアヤシャク 2013/08/14》

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オオルリボシヤンマ(産卵)(営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-08-20 04:19:05 | 昆虫類

今年は、池の水の増減が激しいせいか、この池で見かけるトンボの種類や数が少ないような気がします。そんななか、オオルリボシヤンマが枯れ茎に産卵していました。よく似たルリボシヤンマとの見分けポイントである胸部側面の斑紋などがはっきりとは確認できませんが、オオルリボシヤンマではないかと思います。

《産卵しているオオルリボシヤンマ 2013/08/19》

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