やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

モンシロチョウ(初見)(富山市)

2020-12-15 16:20:15 | 昆虫類

いよいよ野外で目にする生きものが少なくなってきました。これからは、今年見かけたものの、このブログで紹介できなかった生きものも紹介していきたいと思います。

最初は3月中旬のモンシロチョウです。

庭の片付けをしていて、壁の土台水切りの内側に何か白いものがぶら下がっているのに気づきました(2020/03/13)。モンシロチョウは蛹で越冬するので、羽化殻は確認していませんが、この近くで羽化したものと思います。

気象庁の生物季節観累年表によると、富山におけるモンシロチョウの初見は、平年が4月4日、最も早かった年が3月17日(2017年)、最も遅かった年が5月3日(1956年)で、気候の影響などで変動が大きいことがわかります。

残念なことですが、23種の動物(鳥、昆虫など)と34種の植物を、全国の気象台と測候所計58地点で観測していた「生物季節観測」(動物と植物の総称)は、2020年末をもって大幅に縮小(特に動物については全廃)されることになり、2021年1月からは桜や梅など植物6種のみ観測を続けることになったそうです。こういうデータは、蓄積されることでいろいろ大切な情報を示してくれると思うのですが…。


《壁の土台水切りの内側で羽化していたモンシロチョウ 2020/03/13》


《壁の土台水切りの内側で羽化していたモンシロチョウ 2020/03/13》


《モンシロチョウ 2020/03/13》

コメント
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