やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ベッコウバエ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-10-31 09:07:32 | 昆虫類

10月下旬になってもオオスズメバチが多数集まっている樹液のまわりを取り囲むように、ベッコウバエも集まっていました。

ベッコウバエは、文字通り鼈甲色に黒い点が目立つやや大き目のハエの仲間です。樹液や獣糞などに集まります。

《樹液を舐めるオオスズメバチのまわりを取り囲むように集まるベッコウバエ 2017/10/28》 

《ベッコウバエ 2017/10/28》  

《ベッコウバエ 2017/10/28》 

※ 園内では、ジュウガツザクラ(と名札にありました)が数本チラホラと花を咲かせていました。

《公園に咲いていたジュウガツザクラ? 2017/10/28》

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キタテハ(神通川左岸河川敷/富山市[婦中町]塚原)

2017-10-30 06:42:35 | 昆虫類

河川敷のカナムグラ群落のそばに、キタテハがいました。キタテハ幼虫の食草はカナムグラで、成虫で越冬します。

この河川敷にカナムグラ群落は少なくありませんが、キタテハはそれほど多く見かけません。成虫の餌となるものが少ないのでしょうか?

《キタテハ 2017/10/21》

 《キタテハ 2017/10/21》

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ミノウスバ♂(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-10-29 04:03:21 | 昆虫類

10/17以来、3週間ぶりに訪れた富山市営農サポートセンターは、すっかり秋が深まって、あれほどたくさんいた生きものの影は少なくなっていました。

それでも、いつもの観察ルートをキョロキョロしながら歩いていると、エノキの幹にミノウスバの♂がとまっていました。ミノウスバは、晩秋(11月ごろ)に羽化してくるマダラガ科の小さな蛾です。

《エノキの幹にとまるミノウスバ♂ 2017/10/28》

《エノキの幹にとまるミノウスバ♂ 2017/10/28》

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クビキリギス♀(死体)(富山市小杉)

2017-10-28 04:43:07 | 昆虫類

いつもの散歩道に、人か自転車に踏まれたのか、クビキリギス♀が死んでいました。

クビキリギスは秋に羽化、成虫で越冬します。草地に普通で、飛んで移動するため市街地でもよく見かけるようです(『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』参照)。 

《歩道で死んでいたクビキリギス♀ 2017/10/26》

《歩道で死んでいたクビキリギス♀ 2017/10/26》 

《歩道で死んでいたクビキリギス♀ 2017/10/26》

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クロスジカギバ?(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2017-10-27 05:06:41 | 昆虫類

薄暗い林の中を歩いていると、前翅の先端が細く曲がっているカギバガの仲間の蛾がとまっていました。いくつかのウェブサイトの画像などと比べて、何とかクロスジカギバに辿りつきましたが、自信はありません。

クロスジカギバ幼虫の食餌植物はスイカズラ科なので、近くにあるサンゴジュの生垣で発生したのかも知れません。

《クロスジカギバ? 2017/10/08》

《クロスジカギバ? 2017/10/08》

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ヤマトカギバ(富山市小杉)

2017-10-25 05:51:22 | 昆虫類

いつもの散歩道の折り返し点にあるベニカナメモチの生垣に、白っぽい小さな蛾がとまっていました。近づいても逃げません。前翅の先端が細く曲がっているカギバガの仲間で、クリーム色の翅に2本の褐色線、線と線の間に1対の小さい紋があるなどの斑紋の特徴からヤマトカギバではないかと思います。

《ベニカナメモチの生垣にとまるヤマトカギバ 2017/10/07》 

《ベニカナメモチの生垣にとまるヤマトカギバ 2017/10/07》

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ウコンカギバ(死体)(富山市小杉)

2017-10-24 04:37:07 | 昆虫類

いつもの散歩道のアスファルトの上に、小さな蛾の死体が落ちていました。前翅の先端が細く曲がっているカギバガの仲間で、斑紋の特徴からウコンカギバではないかと思います(ただし、ヒメウコンカギバと非常に似ているので、正確な同定は解剖をする必要があるようです)。

ウコンカギバの幼虫はアラカシ、コナラやスダジイなどブナ科植物の葉を食べます。珍奇な形状のイモムシで、淡褐色~褐色、背部に4対の先がカールした長い肉質突起を生やし、尾端などにも太い肉質突起があります(『イモムシハンドブック③など』参照)。一度見てみたい幼虫です。

《ウコンカギバ 2017/10/17》

《ウコンカギバ 2017/10/17》 

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オオミノガ(富山市小杉)

2017-10-23 04:45:22 | 昆虫類

周辺数十メートルの範囲にはまったく樹木のない歩道に、オオミノガの終齢幼虫がいました。1頭は越冬場所を探して歩いており、もう1頭は防護柵の柱に蓑を糸で固定していました。オオミノガは終齢幼虫で越冬し、翌春、蛹になります。

《歩道を歩くオオミノガの終齢幼虫 2017/10/04》

《歩道を歩くオオミノガの終齢幼虫 2017/10/04》 

《防護柵の柱に蓑を糸で固定していたオオミノガの終齢幼虫 2017/10/04》 

《防護柵の柱に蓑を糸で固定していたオオミノガの終齢幼虫 2017/10/04》

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ワタヘリクロノメイガ(富山市)

2017-10-22 10:29:56 | 昆虫類

日の光が斜めにさすようになってきた庭のテラスに、小さな蛾がとまっていました。最近愛用している『日本の昆虫1400①』の蛾のページを開くと最初にでてくるメイガの写真に似ていたので、さっそく確認しましたが少し違っていました。ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でツトガ科ノメイガ亜科の成虫縮小画像一覧写真を根気よく見ていくと、ピッタリの色模様の蛾がいました。ワタヘリクロノメイガです。

ワタヘリクロノメイガ幼虫の食草はアオイ科やウリ科などで、庭に植えてあるオクラで発生しているのかも知れません。開帳(蝶や蛾の羽を広げたときの左右の長さのことで)は25mmほどの小さな蛾です。

《ワタヘリクロノメイガ 2017/10/10》

 《ワタヘリクロノメイガ 2017/10/10》

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キバラヘリカメムシ(富山市小杉)

2017-10-21 19:45:00 | 昆虫類

高速道路法面のフェンスにからみついたツルウメモドキの実に、キバラヘリカメムシ(「黄腹縁亀虫」)がついていました。 

キバラヘリカメムシは、腹面が名前のとおり黄色いヘリカメムシの仲間で、ツルウメモドキをはじめマユミやニシキギなどニシキギ科植物の実に集まります。

《キバラヘリカメムシ 2017/10/21》

《キバラヘリカメムシ 2017/10/21》

《腹面が名前のとおり黄色いキバラヘリカメムシ 2017/10/21》

※ この季節、ふだんは気にもとめない高速道路法面のフェンス周辺は、草木の実、花、紅葉など秋を感じさせてくれるものでいっぱいです。

《ノイバラの実 2017/10/21》

《ハゼノキの紅葉 2017/10/21》 

《アオツヅラフジの実 2017/10/21》 

 《ツルウメモドキの実 2017/10/21》

 《カラスウリの実 2017/10/21》

《ノブドウの実 2017/10/21》 

《ヒヨドリジョウゴの実 2017/10/21》 

《コムラサキの実 2017/10/21》 

《ミゾソバの花 2017/10/21》 

 

《ヨウシュヤマゴボウの実 2017/10/21》

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サトクダマキモドキ♀(富山市小杉)

2017-10-20 03:52:21 | 昆虫類

散歩コースの歩道脇の防護柵に、明るい緑色をしたサトクダマキモドキとまっていました。樹上性で、木から木へとよく飛ぶという印象のある虫です。

よく似たヤマクダマキモドキは前脚の腿節が赤褐色で、緑色のサトクダマキモドキと見分けることができます。

《サトクダマキモドキ 2017/10/05》

《サトクダマキモドキ(前脚の腿節が緑色) 2017/10/05》

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ヒロヘリアオイラガ(繭)(太郎丸公園/富山市太郎丸本町)

2017-10-19 06:43:05 | 昆虫類

10月2日以来久しぶりに、太郎丸公園に選んであるイラガ繭の10本の調査木を見て歩きました。最初の木で繭を作り始めている(ように思える)ヒロヘリアオイラガの終齢幼虫が見つかり、数本あとのケヤキの幹にはヒロヘリアオイラガの新しい繭が2個着いていました。2日から8日の間に繭化したのだと思います。上の方の繭は灰色の糸でほとんど覆われ目立ちませんが、下の方の繭は覆い隠す糸が少なく茶褐色の繭の表面がよく見えています。

ヒロヘリアオイラガは、成虫が4-6月と8-9月の2回出現するようですが(ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/ヒロヘリアオイラガ』2017/10/19)、今年調べている限り、ここでは5月下旬からこれまで、新しい繭が見つかったのは今回が初めてです。

《繭を作り始めている(ように思える)ヒロヘリアオイラガの終齢幼虫 2018/10/18》

《ケヤキの幹で繭化したばかりのヒロヘリアオイラガ 2017/10/18》 

《ケヤキの幹で繭化したばかりのヒロヘリアオイラガ 2017/10/18》 

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コカマキリ(富山市小杉)

2017-10-18 03:40:26 | 昆虫類

散歩コースの歩道に、コカマキリの褐色のタイプがいました。コカマキリは褐色のタイプが多く緑色のタイプは少ないようです。

このコースで見かけたカマキリ類は、一昨日(10/16)紹介したウスバカマキリ、昨日(10/17)紹介したオオカマキリに次いで、3種です。

《コカマキリ 2017/10/10》

《コカマキリ 2017/10/10》 

《コカマキリ 2017/10/10》

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オオカマキリ♂(富山市小杉)

2017-10-17 03:08:15 | 昆虫類

散歩コースにある垂直のコンクリート擁壁に、オオカマキリがとまっていました。昨日(10/16)はこのコースで見かけたウスバカマキリを紹介しましたので、ここでの2種目のカマキリ類です。

種名を確認するために捕まえましたが、放してやると威嚇のポーズをとりました。

《垂直なコンクリートの擁壁にとまるオオカマキリ♂ 2017/10/15》

 《垂直なコンクリートの擁壁にとまるオオカマキリ♂ 2017/10/15》

 《威嚇のポーズをとるオオカマキリ♂ 2017/10/15》

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ハラビロカマキリ(富山市小杉)

2017-10-16 05:57:18 | 昆虫類

散歩コースの防護柵のそばに、ハラビロカマキリがとまっていました。

富山県内には7種のカマキリ類が生息していますが、カマキリ(チョウセンカマキリ)、ウスバカマキリ、ヒナカマキリの3種はまだ見ていません。

このうちカマキリ(チョウセンカマキリ)は「草地、休耕田、河川敷の草むらなど明るいところ、都市の公園や郊外の住宅地など人為的な環境でも見られ」(「フィールド版昆虫ハンター・カマキリのすべて」)るので、是非見つけたいと思っています。ただ、捕まえて前脚の基節基部の間の斑紋や後翅を調べないとオオカマキリと区別できないようなので、カマキリには迷惑でも、いったん捕まえて確認するようにしています。

《ハラビロカマキリ 2017/10/14》

 《ハラビロカマキリ 2017/10/14》

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