やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ツバメ(営巣)(富山市[大山町]上滝)

2020-05-31 19:11:41 | 鳥類

富山市営農サポートセンターで犬と散歩した後、大川寺方面に足を延ばしました。常願寺川扇状地の扇頂部の河岸段丘の上は、常願寺川を挟んだ立山連峰の眺めが素晴らしく、ニホンザルやカモシカに出会う可能性もあります。

麓のコンビニ立ち寄ると、火災報知機の上でツバメが営巣していました。この時期だと2度目の営巣かも知れません。


《コンビニの火災報知機の上で営巣していたツバメ 2020/05/31》


《コンビニの火災報知機の上で営巣していたツバメ 2020/05/31》


《親ツバメが餌を運んでくるのを待っている雛 2020/05/31》


《雛に餌を与え、また餌をとるため飛び去る親ツバメ 2020/05/31》


《餌を運んできた後、雛の糞を運び去る親ツバメ 2020/05/31》

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ニワハンミョウ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-31 04:55:22 | 昆虫類

昨日のブログ(2020/05/30)で紹介した同じ場所(園路の傍の落ち葉の積もったところ)にニワハンミョウもいました。動きがあまり活発でなかったので、これもいい場所で写してやろうと追っかけましたが、うまくいかず、手にとまった写真になってしまいました。アップした自分の手を見ると、皺だらけです…。


《手の上を歩くニワハンミョウ 2020/05/23》

※ 4年前に今の家を建てるとき、居間の前、テラスからすぐに下りられる南向きの空間を小さな畑にしました(今風の「キッチン・ガーデン」「ポタジェ」にはほど遠いのですが)。必要なときにすぐに採れるからです。
  畑は小さいので、プランターなども利用しています(「欲張り過ぎ」といつも言われます)。
    ① 板で個々に囲った畑(畝を立てられないからです) 2坪(0.5坪×4) トマト、キュウリ、オクラなど
    ② レンガ囲い(ハーブ専用) 1/4坪 ローズマリー、タイム、ラベンダー、ミントなど
    ② 庭の隙間など ピーマン、エダマメ、ミツバ、ミョウガ、シソ、サンショウ、ゲッケイジュ、アスパラガス
    ③ プランター(大) 8個 ゴーヤ、ナス、ネギ、リーフレタス、エンドウ豆、ミョウガ
    ④ プランター(中) 5個 ワケギ、チャイブ、イタリアンパセリ、リーフレタス
    ⑤ 植木鉢 3個 スープセロリ、サンチュ、バジル、ナスタチウム


《我が家の畑 2020/05/17》    

  4月に収穫した主な野菜などです。


《コカブ 2020/04/02》


《ニラ(⇒麻婆豆腐) 2020/04/15》


《サンショウ(⇒山椒味噌でタケノコ和え) 2020/04/16》


《ネギ 2020/04/20》


《リーフレタス、アスパラガス、イタリアンパセリ、コリアンダー 2020/04/21》


《ルッコラ 2020/04/24》


《ラディッシュ 2020/04/26》


《リーフレタス、ナスタチウム 2020/04/27》


《コカブ 2020/04/29》


《イタリアンパセリ、スープセロリ、コリアンダー、アスパラガス、ナスタチウム 2020/04/30》

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オサムシの仲間(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-30 18:51:16 | 昆虫類

園路の傍の落ち葉の積もったところで、黒い影が動きました。オサムシの仲間のようです。全身が写せる場所まで追い出そうと何度か試みましたが、結局見失ってしまいました。クロナガオサムシ?アキタクロナガオサムシ?全身写せても私には同定できないのですが…。


《園路の傍の落ち葉の積もったところで草陰に隠れるオサムシの仲間 2020/05/23》


《園路の傍の落ち葉の積もったところで草陰に隠れるオサムシの仲間 2020/05/23》

※ 「樹木園」へは、常願寺川右岸の堤防道路(「霞堤」の上に作られています)を通って行きます。堤防には特定外来生物の指定を受けているオオキンケイギクが花盛りでした。 


《オオキンケイギクが花盛りの常願寺川右岸の堤防道路 2020/05/30》

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ユウマダラエダシャク?(富山市)

2020-05-30 06:55:25 | 昆虫類

早朝、庭に水遣りをしていると、足元から白っぽい蛾が飛び出してフキの葉にとまりました。ユウマダラエダシャクではないかと思いますが、断定する自信はありません。

ユウマダラエダシャクは白地に灰色の斑紋、オレンジ色の体色などが特徴的なエダシャクの仲間。幼虫は マサキ、コマユミなどニシキギ科の葉を食べます(自宅にはないので他所から飛んできたのだと思います)。
よく似たヒメマダラエダシャクは前翅前縁中央付近にある灰色の円形の紋の中に暗褐色の環紋があるのに対し、ユウマダラエダシャクにはないことで区別できるそうですが、私にはよくわかりません(標本を作って両種を100回ほど見比べているとわかってくるのかも…)。ウェブサイト『虫ナビ/ユウマダラエダシャク』2020/05/29などを参考にしました。


《散水に飛び出しフキの葉にとまるユウマダラエダシャク? 2020/05/29》


《前翅前縁中央付近にある灰色の円形の紋の中に暗褐色の環紋がないのか? 2020/05/29》

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ヤマアカガエル(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-29 15:03:39 | 両生類

今回の樹木園からの生きもの紹介で3番目のカエル。池の上部、「ミズバショウの苑」の草の間に、ヤマアカガエルがひそんでいました(なんとなく気配で気づきます)。このカエルもニホンアカガエルとよく似ていて、(区別点をすぐに忘れてしまい)現地で見かけたときはとっさに判断できないのが常です。

ウェブサイト『日本のカエル/ヤマアカガエルとニホンアカガエルの見分け方』2020/05/29によると、ヤマアカガエルは、鼓膜(目の後ろの黒い部分)の後ろから、背側線粒上隆条(下の写真で赤い線)が左右が近づくように曲がっており、それに比べるとニホンアカガエルでは、ほぼ真っ直ぐに伸びています。 また、写真では見えませんが、ヤマアカガエルを下から見ると下顎に斑紋が多く、ニホンアカガエルではそれがありません。 


《草の間にひそんでいたヤマアカガエル 2020/05/23》

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アゲハ(終齢幼虫)(富山市)

2020-05-29 06:34:52 | 昆虫類

実がなるのを楽しみに、庭に柚子の苗を3本植えています。今年で3年目、「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」などという諺もあるそうですが、なんとか元気なうちに我が家で収穫した実でたっぷりの柚子風呂にはいりたいと楽しみにしています。

この柚子、昨年はアゲハの幼虫に葉をひどく食べられたので、今年はそういうことのないよう春先から注意していたつもりでしたが、気がつくと新葉があるはずの小枝に新葉しかありません。付近を丹念に探すと、新葉と同じような色をしたアゲハの終齢幼虫が1匹見つかりました。可哀そうですが、処分です。この調子だと、まだまだいるのかも知れません(「灯台下暗し」で「何年虫探しに出歩いているの?」の声がしてきそうです…)。


《柚子の新葉を食べていたアゲハの終齢幼虫 2020/05/25》


《柚子の新葉を食べていたアゲハの終齢幼虫 2020/05/25》

※ 昨日、注文していたウォーキングシューズが届きました。今まで履いていた靴とまったく同じ種類のものです。私の足は甲高、幅広、なかなかぴったりフィットする靴がないのです。「めんどくさがり」なので、街中でも公園でも、どこに出かけるときにもこの靴を履いていました。数年履きましたが、靴底を比べると、このところ滑りやすかった理由がよくわかるほど磨り減っていました。
  今まで履いていた靴はテラスに置いて、今度は庭に下りるときや地震など緊急時の避難用に使います(これまでの靴は、やっと廃棄。今朝ゴミに出しました。)


《今までの靴と新調した靴(右側)》


《テラス用の靴の新(右側)旧》

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シュレーゲルアオガエル(⁇)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-28 21:13:13 | 両生類

池の上部、「ミズバショウの苑」のミツガシワの葉に、アオガエルがとまっていました。シュレーゲルアオガエルとモリアオガエルとは、姿かたちがとてもよく似ていて、私は区別に自信がありません。今回見たアオガエルは、モリアオガエルと比較すると(といっても標本にして比べている訳ではありませんが)、ちょっと小さめで瞳の色が黄色く、見た印象もちょっと違う感じがすることから、シュレーゲルアオガエル(⁇)かなと思いました。


《ミツガシワの葉にとまるシュレーゲルアオガエル(⁇) 2020/05/23》


《ミツガシワの葉にとまるシュレーゲルアオガエル(⁇) 2020/05/23》

※ 最近、花粉症がひどくて困っています。今年、スギ花粉にはそれほどひどく悩まされなかったのですが、イネ科の花粉(だろうと思います)に反応し、くしゃみ、鼻水がひどく、とく鼻水が出て止まらないのには困っています。それなのにマスクもせずにチガヤのびっしり生えた歩道を自転車で走っているので、自業自得でしょうか⁇


《県道の歩道脇にびっしりと生えるチガヤ 2020/05/25》

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キジ(つがい)(富山市太田南町)

2020-05-28 06:41:37 | 鳥類

いつもの北陸自動車道沿いの犬との散歩道に車で移動している途中、水田の畔にキジの番(つがい)がいました。餌をとる♀を♂がエスコートしていました。♀は1羽でした。いつ見ても雉(キジ)の雄は姿形も立派です(それに引き換え、ヒトの♂は…)。

ほんの10mほどの距離でしたが、車の中から写したので逃げないで被写体になってくれました(もちろん、愛犬は助手席の下でおとなしく待っています)。少し手前で、これも農道から10mほどのところでアマサギが餌を取っていたので帰りに写してやろうと思っていましたが、散歩して帰るときにはもういませんでした。残念 ‼


《餌を取る♀をエスコートするキジ♂ 2020/05/27》


《餌を取る♀をエスコートするキジ♂ 2020/05/27》


《キジ♂ 2020/05/27》


《キジ♀ 2020/05/27》

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ハッカハムシ(富山市)

2020-05-27 18:52:51 | 昆虫類

庭の片隅に、ミントなどのハーブが植えてあります(というより、蔓延って困るので隅に植えました)。あまり立ち寄らない場所ですが、今日のぞいてみると、ハッカハムシがミントの葉にとまっていました。

ハッカハムシはハムシの中では少し大きめで、金銅色に鈍く光り、上翅に縦に並ぶ丸い平滑隆起があります。(ウェブサイト『 昆虫エクスプローラ /ハッカハムシ』2020/05/27参照)


《ミントの葉にとまっていたハッカハムシ 2020/05/27》


《ミントの葉にとまっていたハッカハムシ 2020/05/27》

※ 今日は我が家の先代の愛犬「サクラ」の13回目の命日です。ミニチュアシュナウザー♀で、小さいときはソルト&ペッパー、大きくなるにつれて純白に近くなり、体重も10kgを越える品格、貫禄のある犬でした。お供えの肉のお下がりは、現在の愛犬「クッキー」がおいしく食べてくれました。


《今日は2007/05/27に亡くなった愛犬「サクラ」の13回目の命日でした》


《在りし日の「サクラ」》


《在りし日の「サクラ」》

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ミドリヒョウモン(終齢幼虫)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-27 04:58:50 | 昆虫類

何かいないかとヤマナラシの下枝(顔より少し高いところ)を見て回っていて、薄緑色の新葉に混じって枯葉がついているところが気になりました。手元に引き寄せると、タテハチョウの仲間のような幼虫が付いていました。ヤマナラシはヤナギ科なので、てっきりヒオドシチョウの幼虫ではないかと思い込みました。(それでも、羽化させて確かめようとビニル袋に入れて持ち帰りましたが、帰宅すると袋の中はもぬけの殻。葉といっしょに入れるとき、落ちてしまっていたようです。)

写した写真を、図鑑やウェブサイトなどのミドリヒョウモンの幼虫と見比べると、どうも違っていたようです。幼虫がヤマナラシの葉を食べるタテハチョウの仲間はいないし、タテハチョウの仲間の幼虫で色形が似たようなものも見あたりません。

ふと思いついて、大阪市立自然史博物館の学芸員紹介のウエブサイトを見て、タテハチョウの仲間に詳しそうな学芸員の方(長田庸平さん)に写真を添付した問い合わせ文を送りました。その返事が、次のとおりでした。
「画像を拝見しました。おそらく、ミドリヒョウモンの幼虫だと思います。ミドリヒョウモンはスミレ類を寄主とし、この画像の個体はヤマナラシの枯葉で蛹になろうとしていたと思われます。」

これでわかりました。地面にはえたスミレ類を食べて終齢になったミドリヒョウモンの幼虫は、想像できないようなところに移動して蛹になるのです。

ウェブサイト『大阪市とその周辺の蝶/ミドリヒョウモン』2020/05/26にも、
「終齢になって飼育容器に蛹化のための枯れ枝を入れたところ、休息は常に枝に登って行なっています。メスグロヒョウモンでも同様でした。生態図鑑には枝に登るという記述はありませんが、これは自然にはないことなのでしょうか。枯れ枝に擬態しているのではないかと想像しています。休息する場所は決まっていません。」http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/shubetsu/tateha/midorihyomon/midorihyo.html
と書かれ、枯枝で前蛹になった写真が載せられていました。

また、『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ)』には、ミドリシジミの幼虫が早い速度でよく地上を歩き回り、その行動半径が広いこと、また、自然状態での蛹化の観察例は少ないとしながら、蛹化場所としてササやワレモコウの葉裏、小川の木橋の敷板の裏側や山道のリョウブの枝先(地上1.5m)、サクラの古木の樹幹などが例示されていました。

やはり、世の中、ヒトが知らないことがまだまだいっぱいあって楽しいのだと思います。


《ヤマナラシの枯葉に隠れる(?)ミドリヒョウモンの終齢幼虫 2020/05/23》


《ヤマナラシの枯葉に隠れる(?)ミドリヒョウモンの終齢幼虫 2020/05/23》

(追記)今日(2020/06/18)、倉庫で探し物をしていたところ、うまく羽化できなかったヒョウモンチョウの死骸と羽化殻見つけました。2020/05/27のブログ「ミドリヒョウモン(終齢幼虫)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)」で紹介した幼虫が、帰宅してビニル袋からヤマナラシの小枝を取り出したとき逃げ出し、倉庫の中で蛹化、羽化したものです。
  大阪市立自然史博物館学芸員の長田庸平さんのご指摘のとおり、ミドリヒョウモン♂でした。


倉庫で見つかったうまく羽化できなかったミドリヒョウモン♂の死骸と羽化殻 2020/06/18》

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ナナホシテントウ(幼虫)(富山市)

2020-05-26 19:24:55 | 昆虫類

庭の梅の木に、気づかないうちにアブラムシがびっしりついていました。このアブラムシを餌にするナナホシテントウの幼虫も、何頭もついていました。

自然はうまくできているとつくづく思います。


《ナナホシテントウの幼虫 2020/05/22》


《ナナホシテントウの幼虫 2020/05/22》


《梅の木の枝などにびっしりとついたアブラムシ 2020/05/22》


《梅の木の下のヤマブキの葉にとまっていたナナホシテントウの成虫 2020/05/22》

※ 「生きもの」とはまったく関係のない私事を少々。私は2014年8月下旬に66歳で右脳梗塞を発症、1週間入院しました。ラクナ梗塞(「楽な」梗塞と聞こえました)でほとんど(自覚の)後遺症もなかったので、「インスタントラーメンなどを食べないように」との医師の忠告も馬の耳に念仏、脳梗塞を甘く見てしまいました。退院後もこれまでどおりの食生活(早食い、大食い、塩からいもの・脂っこいもの・甘いもの好きなど)を真剣に改善しなかった結果、5か月後の正月明けに再度脳梗塞(今度はアテローム血栓性脳梗塞)を発症。1か月の緊急入院、2か月のリハビリ入院を経て自宅療養していますが、左半身(足、手)に片麻痺が残り、これまでのようには歩けなくなりました。疲れてくると特に「内反尖足」がひどくなり、サンダルやスリッパでは左足の踵が右側に大きくはみ出して非常に歩きにくくなります。(「内反尖足」は、足関節が内反(内返し)を伴いつつ底屈(つま先が下を向いている状態)している状態のことです。)
  幸いなことに、高次脳機能障害の恐れなどについては運転免許センターの適正検査をパスしたので、リハビリを兼ねてふつうに車を運転し、半ば自由に自然に親しんでいます。


《疲れてくると左足の「内反尖足」がひどくなりサンダルなどでは歩きにくくなります。》

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トノサマガエル(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-26 12:08:14 | 両生類

樹木園の池の上部に小さな谷間を利用した「ミズバショウの苑」があります。樹木園を訪れたときは、必ず池とこのミズバショウの苑には立ち寄ります。

段差に応じて幾段かに分けられており、植えてあるメインの植物も違います。ミツガシワのところを横断する小道を歩くと、カエルらしきものが人影に敏感に何匹も水に飛び込みますが、なかなか姿をとらえることができません。1匹だけいた近づいても逃げない鈍感なカエルを確認すると、その正体はトノサマガエルでした。

小巻翔平さんのウェブサイト(https://sites.google.com/site/skomaki1987/siha-shui/pondfrognagano)によると、形態のみに基づいたトノサマガエル種群の同定は難しいようです。ただでさえ難しいのに、さらに交雑・戻し交雑を行うため、分布が重複している地域では同定が極めて難しいのです。トウキョウダルマガエルとナゴヤダルマガエルは分布域が異なるので、両者は混同しにくいのですが、問題はトノサマガエル。トノサマガエルと一口で言いますが、背中の黒色斑紋がつながっていない個体も多いなど形態は変異に富んでおり、判断が難しいのです。したがって、トノサマガエルとダルマガエルの識別にあたって、後肢が長いとか、体がスリムだとか、お腹が白いとかいう見分け方は、アテになるとは思えないと小巻さんは言っています。
小巻さんによると、トノサマガエルとダルマガエルとを見分けるには、黒色斑紋の大きさや並び、シャープさ、体色の組み合わせ、横顔、目つきなど、様々な特徴を眺めて心で多変量解析をする必要があり、文章では説明できないけれども、たくさんの個体を見ているとオーラを感じるようになってくるとのことです。
いずれにしても、私のレベルでは、富山県で見られるものはトウキョウダルマガエルでもナゴヤダルマガエルでもなく、トノサマガエルで十分なのです。


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》


《どうにか写させてくれた鈍感なトノサマガエル 2020/05/23》

※ 明るいうちに風呂に入り、夕食後のひととき、まだ明るいテラスで、愛犬を膝に(迷惑顔なのがちょっと気になりますが…)、図書館から借りてきた本を読むのが至福のひと時です。


《テラスで(迷惑がる)愛犬を膝に読書します》

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コクワガタ♂(富山市太田南町)

2020-05-25 18:22:41 | 昆虫類

北陸自動車道沿いの犬との散歩道を昨日に続いて散歩していると、車道のアスファルトの上を黒っぽいものが動いていました。よく見るとコクワガタの♂です。小型ですが、大あごは一人前でした。「どうして」「こんな所を」「今ごろ(16:22)」歩いていたのでしょうか⁇判らないことばかりで、「だから世の中おもしろい」のです。


《車道のアスファルトの上を歩くコクワガタ♂(左は我が家の愛犬「クッキー」) 2020/05/25》


《車道のアスファルトの上を歩くコクワガタ♂ 2020/05/25》

※ 我が家の愛犬は、9歳のレバー色のミニチュアシュナウザー♀(名前は「クッキー」。我が家の4代目の飼い犬で、最初の犬にだけ私に命名権がありました。(ちなみにクッキーの命名者は、孫娘。)散歩の途中に「生きもの」の撮影で犬を待たしたときは、お返しにたっぷり草の匂いを嗅がせてやります。 


《撮影で待たせたお返しにたっぷり草の匂いを嗅ぐクッキー 2020/05/25》

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ウスイロギンモンシャチホコ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-05-25 09:38:25 | 昆虫類

何か落ちてこないかと、ヤマナラシの幹を子供の頃の習性で蹴った(といっても足が都合悪いのでほとんど衝撃は与えられませんが…)ところ、ポトンッと何やら茶色いものが草むらに落ちてきました。

音のした方に近寄ってみましたが、枯木か枯葉のような生きものとは思えないよくわけのわからない物体でした。それでも、もう一度よく見ると、どうやらシャチホコガの仲間の蛾のようです。

帰宅してから、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でシャチホコガ科の成虫写真を見ていって、ウスイロギンモンシャチホコにたどりつきました。

ウスイロギンモンシャチホコは、大きさ(開張)36~41mm、茶褐色で、前翅に褐色線で縁取られた三角形の白色紋、背中には毛束があります。幼虫は、コナラ、ミズナラなどの葉を食べて育ちます。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/ウスイロギンモンシャチホコ』2020/05/24参照)。


《下草の葉の上に落ちてきたウスイロギンモンシャチホコ 2020/05/23》


《下草の葉の上に落ちてきたウスイロギンモンシャチホコ 2020/05/23》

※ この日(2020/05/23)、9:20ころ、今年初めて樹木園でハルゼミの鳴き声を聞きました。単発の鳴き声で、その後も合唱はおこりませんでした。

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ミイデラゴミムシ(富山市太田南町)

2020-05-24 19:10:38 | 昆虫類

つい先日熊の出没騒ぎがあったのでしばらく避けていた北陸自動車道沿いの犬との散歩道を歩いていると、道端の除草された枯草の間からミイデラゴミムシが出てきました。慌てて犬のリードを足で押え、カメラを取り出して写しました。少し離れた別の場所にも、押しつぶされたミイデラゴミムシの死骸が落ちていました。このあたり、ミイデラゴミムシの生息密度が高いのでしょうか?

ミイデラゴミムシは、黒褐色に黄色の斑紋(黄色に黒褐色の斑紋でしょうか?)という派手な体色のゴミムシの仲間です。捕まえようとすると腹部後端から音を立てて刺激臭のあるガスを噴出するので、俗に「ヘッピリムシ」とも呼ばれます。


《道路に出てきたミイデラゴミムシ(黄丸は足で犬のリードを押えているところ) 2020/05/23》


《道路に出てきたミイデラゴミムシ 2020/05/23》


《踏み潰されたミイデラゴミムシの死骸 2020/05/23》

※ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月16日(木曜日)から全館臨時休館されていた市立図書館が、5月17日(日曜日)に再開されたので、昨日、借りていたすべての本を返却しました。また、予約してあった本など少しだけ新たに借りだしました(妻の本も含まれています)。
   1 『食べられる虫ハンドブック』(内山昭一著)
   2 『ひざに痛みがとれる本』(黒澤尚著)
   3 『世間がヘンー山藤章二のずれずれ草ー』(山藤章二著・荒川強啓朗読)
      4 『庭のたからもの』(大野八生著)
   5 『世界一わかりやすい英会話の授業』(関正生著)
   6 『人生は、いくつになっても素晴らしい』(ダフネ・セルフ著)

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