昨日、庭のハナミズキの幹をアブラゼミの幼虫が登っていました。午後5時15分ころでした。やがて、2mほどの高さのひこばえの小枝の先で止まりました。7時15分ころには、翅が伸びきりましたがまだ真っ白で、これからアブラゼミ特有の色がでてきます。
《羽化場所を探すアブラゼミの幼虫 2011/07/30》
《アブラゼミの羽化 2011/07/30》
昨日、庭のハナミズキの幹をアブラゼミの幼虫が登っていました。午後5時15分ころでした。やがて、2mほどの高さのひこばえの小枝の先で止まりました。7時15分ころには、翅が伸びきりましたがまだ真っ白で、これからアブラゼミ特有の色がでてきます。
《羽化場所を探すアブラゼミの幼虫 2011/07/30》
《アブラゼミの羽化 2011/07/30》
池の縁の水生植物の葉の上に、卵のうを持ったクモがいました。池の縁にいたことや、図鑑などの写真との絵合わせから、イオウイロハシリグモではないかと思います。
イオウイロハシリグモは「平地~山地に広く生息する大型のクモ」で、「池や沼の周囲、水田、…、林道などに見られ」、「球形の卵のうを口にくわえて保護する習性をもっている」そうです(新海栄一『日本のクモ』)。
《イオウイロハシリグモ? 2011/07/26》
池の縁の草の上に、アオダイショウの幼蛇が寝そべっていました。アオダイショウの幼蛇には、はしご子状の褐色の斑紋があり、マムシと間違われることがあります。
《アオダイショウ 2011/07/26》
《アオダイショウ 2011/07/26》
シラカシの幹から滲み出た樹液に、カナブンに混じってクロカナブンがきていました。
クロカナブンは、全身真っ黒で光沢があるカナブンの仲間です。樹液に集まりますが、富山県では生息地が少ないとされています。
《クロカナブン 2011/07/26》
自宅の庭にハグロトンボがいました。
ハグロトンボの幼虫は、平地や丘陵地の水生植物のはえたゆるい流れに生息しています。羽化後の若いトンボは、薄暗いところを好み、水域から離れて生活するそうです。ハグロトンボの発生しそうな環境は近くにないので、相当離れた場所で発生したのではないかと思います。
ハグロトンボは、かっては富山県内でもふつうに見られました。しかし、「1970年頃から個体数が激減し、1980年頃にはほとんど見られなくな」り、「1990年頃から再び多くの発生地が確認されるようになった」そうです(『砺波市版レッドデータブック』)。
《ハグロトンボ 2011/07/26》
昨日(7月25日)の『北日本新聞』に、「せみ時雨まだ?」という記事が出ていました。専門家の意見も、「春の低温で羽化が遅れた」と「人間の錯覚では」の両論が載せられていました。
わが家の近くでも、昨日、アブラゼミの鳴き声を初めて聞きました。夜には、近くの神社で、アブラゼミの幼虫が羽化していました。
今朝(7月26日)、犬を散歩させているとき、ヒグラシの鳴き声を聞きました。これも初鳴きです。
《アブラゼミ 2011/07/26》
マメコガネが庭のナスの葉を食べていました。マメコガネは、植物を食べる日本在来の小型のコガネムシですが、北アメリカに侵入し、ジャパニーズ・ビートルと呼ばれる大害虫となったことは有名です。
《マメコガネ 2011/07/22》
ホウセンカの葉を、セスジスズメの幼虫が食べていました。セスジスズメの幼虫はツリフネソウ科のホウセンカをはじめ、ブドウ科のヤブガラシ、ヒルガオ科のサツマイモ、サトイモ科のサトイモなど多くの植物を食べます。
《セスジスズメ(幼虫) 2011/07/21》
庭のセロリで、キアゲハの幼虫(3齢)を見つけました。春から、パセリやミツバの葉にキアゲハの幼虫がいないかずっと気にして探していましたが、やっと出会いました。成虫はまだ見かけていません。
《キアゲハ(幼虫) 2011/07/22》
水田の畦から、ハエのような虫が飛び出して、水の張られた水田の中に着地しました。コハンミョウのようで、上翅に鏡紋があることから♀だと思います。
《コハンミョウ 2011/07/03》
富山市営農サポートセンターの池には、メダカが泳いでいます。人工的に整備された池のようなので、野生のメダカではなく放流されたものの可能性が大きいと思います。
《メダカ 2011/07/08》
小屋根の雨樋に、スズバチが巣を作っているのに気づきました。
「スズバチの巣は土で固められた二重郭構造」で、「内側に土で固めた数個(3~13)の幼虫室があり、それを上から粗い土で覆って作られてい」るそうです(「福光村・昆虫記」)。
見つけた巣も、最終段階のようで、親蜂が土で上塗りをしているところでした。可哀想ですが、巣を取り外して、中の様子を見てみました。幼室は8室、薄い膜の中で蛹になっているものや蛹になる寸前のものもいました。また、幼虫の餌となるガ?の幼虫がいっぱい詰まった部屋や、寄生蜂らしきものの繭が詰まった部屋もありました。
《スズバチ(巣) 2011/07/14》
《巣を塗りこめるスズバチ 2011/07/15》
《スズバチの巣の接着面 2011/07/15》
《スズバチ(蛹と幼虫) 2011/07/15》
《スズバチの巣(餌の幼虫が入った部屋) 2011/07/15》
《スズバチの巣(寄生蜂?の繭が入った部屋) 2011/07/15》
庭のドウダンツツジに、蓑虫がついていました。まだそれほど大きくありませんが、紡錘形でぶら下がるようについていたので、オオミノガではないかと思っています。
《オオミノガ 2011/07/16》
公園の歩道を歩いていると、「ポトッ」という感じの音がしました。もしかして、と下草の中を覗き込むと、やはりナナフシが落ちていました。ナナフシモドキでした。このあたりでは、ときどきナナフシを見かけます。
下の写真は、近くのサクラの幹に止まらせて撮ったものです。このとき、左後脚が自割でとれてしまいました。翅がなくエダナナフシと似ていますが、触角の短いことが見分けのポイントのようです。
富山県では、シラキトビナナフシ、ヤスマツトビナナフシ、エダナナフシ、ナナフシモドキの4種が確認されています(「富山県産ナナフシ類分布資料」根来尚)。
《ナナフシモドキ 2011/07/30》
タケトラカミキリは、体長10~15㎜ほどの小さなカミキリムシで、竹垣など枯れた竹で発生します。
《タケトラカミキリ 2011/07/14》