やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ミヤマカワトンボ♂(割山森林公園「天湖森」/富山市[細入村]割山)

2019-06-30 06:09:47 | 昆虫類

森林公園にある大きな池の周りの歩道を歩いていると、水際に翅が濃褐色、腹部には青緑色の金属光沢があるミヤマカワトンボがいました。白い偽縁紋がないので、♂です。(ミヤマカワトンボにあるはずの「後翅翅端付近の濃褐色の帯」が見当たらないのが、少々気がかりです。)

尾部をさかんに曲げていましたが、交尾の予行演習でしょうか?


《池の縁の石にとまるミヤマカワトンボ♂ 2019/06/21》


《池の縁の石にとまるミヤマカワトンボ♂ 2019/06/21》


《池の縁の石にとまるミヤマカワトンボ♂(後翅翅端付近の濃褐色の帯が見当たらない) 2019/06/21》


尾部をさかんに曲げているミヤマカワトンボ♂ 2019/06/21》

※ 2019/06/29に、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『上高地の花ハンドブック』(前田篤史著)
   
2 『上高地自然観察ガイド(改訂版)』(中村至伸著)
   
3 『上高地自然ハンドブック』(百瀬斐敏編)
   4 『上高地の自然誌』(上高地自然史研究会編)

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ムツボシタマムシ(県総合運動公園/富山市南中田)

2019-06-29 03:18:46 | 昆虫類

昨日(2019/06/28)このブログで紹介したのと同じ枯れたばかりのケヤキの幹や枝の上を、クビアカトラカミキリとは別の虫も、同じようにせわしく動き回っていました。タマムシの仲間、ムツボシタマムシです。

ムツボシタマムシは、大きさ7~12mmの小さなタマムシです。紫黒色などの金属光沢があり、上翅には(名前の由来となった)3対の黄緑色を帯びやや陥没した紋があります。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/ムツボシタマムシ』2019/06/29参照)


《立ち枯れしたばかりのケヤキの幹の上を動き回るムツボシタマムシ 2019/06/21》 


《立ち枯れしたばかりのケヤキの幹の上を動き回るムツボシタマムシ 2019/06/21》

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クビアカトラカミキリ(県総合運動公園/富山市南中田)

2019-06-28 03:54:20 | 昆虫類

総合運動公園の真ん中あたりに、ケヤキが数十本、格子状に植えてある広場があります。どの木も生育がそれほどよくないので、この公園に来たときには「何かいないか」と見て回っています。

4日ほど前、今年になって枯れたばかりでまだ枯葉がついているケヤキの幹や枝の上を、アリより大きめの虫がせわしく動き回っているのに気づきました。近づいてよく見ると、前胸部の赤が目立つクビアカトラカミキリで、小さくて、せわしく動き回るのでなかなか写真が撮れませんでした。

クビアカトラカミキリは、大きさ9~13mmの小さなカミキリムシで、夏の晴れて気温が高い日の午後、広葉樹の新鮮な枯木や伐採木によく集まるようです。


《立ち枯れしたばかりのケヤキ 2019/06/25》 


《立ち枯れしたばかりのケヤキ 2019/06/25》 


《立ち枯れしたばかりのケヤキの幹の上を動き回るクビアカトラカミキリ 2019/06/25》 


《立ち枯れしたばかりのケヤキの幹の上を動き回るクビアカトラカミキリ 2019/06/25》 

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オオシオカラトンボ(産卵)(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-06-27 03:55:03 | 昆虫類

「第34回頼成の森花しょうぶ祭り」、2019年6月14日 (金曜日) から 2019年6月23日 (日曜日)に開催されていましたが、祭り終了後もハナショウブが楽しめそうなので、6月25日に出かけてきました。花殻は摘まれずに残っていますが、今年はまだたくさんの品種の花々が咲き残り、多くの人が楽しんでいました。

花しょうぶ園にいくつかある小さな池の一つでは、オオシオカラトンボのペアが産卵していました。


《水面に尾部を打ちつけて産卵するオオシオカラトンボ♀ 2019/06/25》 


《産卵する♀を見守るオオシオカラトンボ♂ 2019/06/25》


《頼成の森の花しょうぶ園の入り口付近 2019/06/25》 

※ ハナショウブを楽しんだあとの昼食は、国指定史跡増山城跡の近くに最近オープンした、古民家で味わう素朴な十割そばが人気の「蔵番そば」でした。


《おすすめランチ「蔵番御膳(竹)コーヒー・デザート付き」(1,500円) 2019/06/25》 

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ニホンザル(糞)(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-26 20:21:39 | 哺乳類

上高地バスターミナルに11時ころに着き、河童橋近くのベンチで景色を楽しみながら、持参したパンなどの昼食をとりました。

昼食を済ませた後、ホテルに荷物を預け、河童橋を渡って梓川右岸の道を田代池方面に向かって散策。湿地に設けられた木道を歩いていると、握りこぶし大の踏みつぶされた糞が数mおきに数個落ちていました。このあたりでツキノワグマの最近の目撃情報があり、大きさなどから、てっきりクマの糞だと思い込みました(濁った緑色なのは少し気になりましたが…)。ただ、同行者が怖がるといけないので、知らないふりをしていました。

その後、数か所でニホンザルの群れに出会い、ニホンザルが残したばかりの糞も目にしました。この時期の糞は、水分の多い若葉ばかり食べているせいか、緑色で軟らかく、(匂いを除けば)まるで「バジルペースト」のようでした。先ほど木道で見かけた糞も、ニホンザルのものとわかって一安心。

翌日、梓川の右岸を河童橋から岳沢湿地まで往復したとき、同行者がサルの糞を踏んでいたことに気づきました。近くの谷川で何度も洗い、ホテルに戻ってから洗剤を使い歯ブラシで洗ったうえ消臭剤をかけましたが、匂いはまだ残っていたようです。 


《橋の上に残されたニホンザルの糞 2019/06/13》 


《橋の上に残されたニホンザルの糞 2019/06/13》 


《遊歩道の残されたニホンザルの糞 2019/06/14》


《遊歩道の木道に残されたニホンザルの糞(人に踏まれています) 2019/06/14》

※ ニイニイゼミ初鳴き
   今日(2019/06/26)、県総合運動公園で犬と散歩をしていると、ニイニイゼミの鳴き声がしてきました。今年の初鳴きです。2018/07/02のウェザーニュースによると、昨年の富山県での初鳴きは7月2日で、平年より5日、去年より5日早かったそうです。

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クルマスズメ(富山市)

2019-06-26 06:23:40 | 昆虫類

テラス脇のバラを這わせたトレリスに、スズメガの仲間がとまっていました。茶褐色、前翅に暗褐色の横帯が複数、背中に白い縦筋が入っていることなどから、クルマスズメだと思います。

クルマスズメの幼虫はブドウ、エビヅル、ツタなどブドウ科、ノリウツギなどユキノシタ科の植物の葉を食べますが、我が家の庭にはそれらの植物はほとんどありません。新鮮な個体でしたが、どこからか飛んできたのだと思います。


《モッコウバラなどを這わせたトレリスにとまっていたクルマスズメ 2019/06/24》


《モッコウバラなどを這わせたトレリスにとまっていたクルマスズメ 2019/06/24》

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カッコウ(富山市)

2019-06-25 05:43:51 | 鳥類

富山市南郊にある我が家の周辺には、毎年、5~6月にカッコウがやってきて、1月ほどその大きな鳴き声があたりに響きわたります。

今年は、5月28日に初めてカッコウの鳴き声を聞き、現在でもときどき鳴き声が聞こえてきます。

先日、自宅の近くでカッコウの大きな鳴き声がしたので庭に出てみると、電線にカッコウがとまって鳴いていました。急いで部屋に戻って写真を撮りましたが、離れた高い場所で逆光気味なのでうまく撮れていません。この場所で、カッコウは10分ほど鳴いたり羽繕いしたりしていました。

カッコウの托卵相手はオオヨシキリ、ホオジロ、モズ、オナガなどです。このあたりにオオヨシキリやホオジロは見られず、モズやオナガもそれほど多くないので、どのくらいの広さの縄張りで繁殖しているのか、気になります。


《電線にとまっているカッコウ 2019/06/23》 


《電線にとまって羽繕いするカッコウ 2019/06/23》


《電線にとまるカッコウ 2019/06/23》 

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ニホンザル(食痕)(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-25 03:03:31 | 哺乳類

ニホンザルが木の上で若葉を食べていたあたりには、食べ残された葉柄などがちらばっていました。厳しい冬の間、冬芽や樹皮などを食べていたサルたちが、新緑にあふれた今は柔らかくておいしい部分だけを食べています。


《若葉を食べていたニホンザルが残した葉柄など 2019/06/14》 


《若葉を食べていたニホンザルが残した葉柄など 2019/06/14》


《若葉を食べていたニホンザルが残した葉柄など 2019/06/14》


《若葉を食べていたニホンザルが残した葉柄など 2019/06/14》 

 ※ 上高地で見かけた植物⑤ーニリンソウ-

   芽吹き前の明るい林床に咲き乱れるニリンソウの群落は、上高地の早春の見どころの一つで、ガイドブックなどにも必ず紹介されています。今回は、気候と生きものとの出会いを考えて日程を決めたため、ニリンソウの花はほとんど咲き終わっていました。


《咲き残っていたニリンソウ 2019/06/13》 

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ニホンザル(摂食)(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-24 11:19:04 | 哺乳類

梓川に沿った遊歩道を歩いていると、周りの木々が不自然に揺れていることがあります。そういうとき、たいていは、ニホンザルが若葉を食べていました。

ササの茂みの傍では、ニホンザルがササの新芽を食べていました。主食というより、ちょっとした「お八つ」を食べるような感じでした。


《木の上で新芽を食べるニホンザル 2019/06/13》 


《ササの新芽を食べるニホンザル 2019/06/14》 


《ササの新芽を食べる子ザル 2019/06/14》 

※ 上高地で見かけた植物④ーラショウモンカズラ-
   梓川沿いの遊歩道を歩いていると、林の中のところどころで、ラショウモンカズラ青い花を見かけました。ラショウモンカズラは、四角形の茎が長く地上を這うシソ科ラショウモンカズラ属の多年草で。ラショウモンカズラは「羅生門葛」で、太い花冠を「羅生門で渡辺綱が切り落とした鬼女の腕」になぞらえたそうです。


《林のところどころに花を咲かせていたラショウモンカズラ 2019/06/13》

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ニホンザル(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-23 04:04:07 | 哺乳類

梓川に沿った遊歩道では、ニホンザルの群れに何度も出遭いました。人をまったく恐れず、逆にこちらを威嚇するような行動をとるサルもいました。


《遊歩道を悠然と歩くニホンザル 2019/06/13》


《遊歩道を悠然と歩くニホンザル 2019/06/13》


《遊歩道で寛ぐニホンザル 2019/06/13》

※ 2019/06/22に、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『100万分の1回のねこ』(江國香織ほか著)
   
2 『さざなみのよる』(木皿泉著)
   
3 『展覧会の挨拶』(酒井忠康著)
   4 『アンソロジーお弁当』(阿川佐和子ほか著)
   5 『冷たいかんたんお菓子』(エイムック4350)
   6 『持たない暮らし』(下重暁子著)

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ヤマキマダラヒカゲ?(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-22 08:20:34 | 昆虫類

ヤマキマダラヒカゲ(?)は、今回の上高地行でよく出会った蝶です。上高地の標高は1500mほどなのでヤマキマダラヒカゲとしましたが、サトキマダラヒカゲとは非常によく似ていますのでそれほど自信があるわけではありません。

下の写真のチョウは、私の腕にとまって一心不乱に汗を吸い、歩きだしても逃げませんでした。


《地面に落ちた柳絮?から何かを吸うヤマキマダラヒカゲ? 2019/06/13》 


《腕にとまって汗を吸うヤマキマダラヒカゲ? 2019/06/13》

※ 上高地で見かけた植物③ーツマトリソウ-
   梓川沿いの遊歩道を歩いていると、林の中のところどころで、ツマトリソウの白い花を見かけました。ツマトリソウは、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草で、花弁は7枚、雄蕊も7個あります。


《林床で花弁が7枚の白い花を咲かせるツマトリソウ 2019/06/13》 


《林床で花弁が7枚の白い花を咲かせるツマトリソウ 2019/06/13》 

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キベリタテハ(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-21 03:42:47 | 昆虫類

河童橋から梓川右岸の歩道を田代池に向かいました。少し開けた明るいところに、キベリタテハが1頭。前を歩く人(妻です…)の肩にとまったところを、1枚。もう1枚撮ったところで逃げられました。(実は、この写真は、いつもPに合わせてあるモードダイヤルが何故か別のところに動いていて、極端な露出不足になっていたものをなんとか修正したものです。)

キベリタテハは、本州では標高1500m~2500mの山地帯に生息。発生は年1回、早いものは7月下旬から現れます。多くの産地では8月上旬~中旬ににかけて羽化し、9月に入ってもまだ羽化が継続されていることもあるようです。成虫は10月上、中旬まで見られ、やがて越冬に入ります。ですから、今回見かけたキベリタテハは、越冬後の個体です。(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ)』参照)。


《人の肩にとまるキベリタテハ 2019/06/13》


《人の肩にとまるキベリタテハ 2019/06/13》

※ 上高地で見かけた植物②ー柳絮(白い綿毛のついたヤナギ類の種子)-
   梓川沿いの遊歩道では、柳絮(白い綿毛のついたヤナギ類の種子)がさかんに飛んでいました。まるで雪が空から落ちてくるようでした。上高地には有名なケショウヤナギをはじめヤナギの仲間が10種類ほど、しかも交雑も起きやすいようです。


柳絮(白い綿毛のついたヤナギ類の種子)をつけたヤナギの仲間 2019/06/13》


柳絮(白い綿毛のついたヤナギ類の種子)をつけたヤナギの仲間 2019/06/13》 


柳絮(白い綿毛のついたヤナギ類の種子) 2019/06/13》

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ラミーカミキリ(富山市)

2019-06-20 03:38:45 | 昆虫類

丘陵の谷間に生えたカラムシの葉を何気なく見ると、鮮やかな色をしたラミーカミキリが1頭とまっていました(私でも間違いようのないわかりやすい虫で、一目でわかりました)。ここ数年、気にかけていたカミキリムシなので、少し緊張しながら5mほど離れたところからまず1枚、少し近づいてもう1枚、驚かさないようゆっくり50㎝ほどに近づいてもう1枚撮ろうとして、谷間の方へ飛んで逃げられてしまいました。そのカラムシの群落には、ラミーカミキリの食痕のようなものが数か所ありました。

ラミーカミキリは、2016年発行の『富山県のカミキリムシ類』によると、県西部の高岡市二上山(2011)と小矢部市(2014)だけが報告されており、県内では3個所目、県東部では初めての記録ではないかと思います。

ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ラミーカミキリ』(2019/06/19)によると、「ゴマダラカミキリなどに比べると身軽で、捕えようとすると擬死して地表に落下するか素早く飛翔して逃げようとする」ようです。また、「 日本のものは幕末から明治にかけて侵入した外来種とみられている。日本国内での分布は関東地方以西の西日本で、九州では公園や道端等のカラムシ葉上に普通に姿が見られ、…。これは冬季の平均気温4℃の線以南の地域とほぼ一致するとされ、温暖化にともないその分布域が北上傾向にあるとも言われる。」とされており、富山県にも定着していそうです。

(追記)翌日(2019/06/19)、富山県昆虫同好会のNさんを案内して昼前に同地を訪れたところ、同じカラムシの群落でラミーカミキリ1頭を見つけました。二人で写真を撮っている間にまたもや飛んで逃げられましたが、Nさんはその後もその場所で二度ラミーカミキリ1頭を見つけ、最終的には1頭を採集されたそうです。


《カラムシの葉にとまるラミーカミキリ 2019/06/18》


《カラムシの葉にとまるラミーカミキリ 2019/06/18》


《カラムシの葉に残されたラミーカミキリの食痕? 2019/06/18》


《カラムシの葉にとまるラミーカミキリ 2019/06/19》 

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ミヤマカラスアゲハ(上高地/長野県松本市安曇上高地)

2019-06-19 06:19:21 | 昆虫類

梓川の右岸、岳沢湿原の木道を歩いていると、咲き始めたレンゲツツジの花の蜜をミヤマカラスアゲハが吸っていました。

ミヤマカラスアゲハは青緑色の光沢が美しいアゲハチョウで、カラスアゲハに似ていますが、後翅裏面に白い帯があることなどで見分けられます。


《レンゲツツジの花の蜜を吸うミヤマカラスアゲハ 2019/06/14》


《レンゲツツジの花の蜜を吸うミヤマカラスアゲハ(後翅裏面に白い帯) 2019/06/14》


《レンゲツツジの花の蜜を吸うミヤマカラスアゲハ 2019/06/14》

※ 上高地で見かけた植物① ーズミ(小梨)ー
   上高地を代表する植物は、ケショウヤナギとズミ(小梨)、最近ではニリンソウがそれらに加わるのかも知れません。ズミはコナシ、コリンゴなどとも呼ばれるバラ科リンゴ属の落葉高木です。上高地では5月下旬から6月上旬が花の見ごろのようですが、今年の春は暖かかったのか花がほとんど咲き終わっていました。
   『牧野新日本植物図鑑』には、「ズミはそみ(染み)という意味で、その皮を染料に用いるため」と書かれていました。 


《咲き残っていたズミの花 2019/06/13》 


《咲き残っていたズミの花 2019/06/13》  

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モンキハバチ(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯)

2019-06-18 11:18:14 | 昆虫類

上高地からの帰路、平湯でマイカーに乗り換え、ついでに「平湯の森」の日帰り温泉に入ってきました。私自身は「烏の行水」、先に温泉から出て妻の出てくるのを外で待っていました。エゾハルゼミの鳴き声がしきりにしてくるのが気になって、あちこち探しましたがまったく見つかりませんでした。

しかたないので、間近の下草を見て歩いていると、ハリギリの葉の上を広腰亜目(ハバチ亜目)のハチがせわしなく動き回っていました。橙色に黒色の特徴のあるハチだったので、調べればすぐにわかると思ったのですが、力不足、わかりませんでした。

最後の手段で、Nさん(元富山市科学博物館)に写真を送り、教えてもらいました。「モンキハバチ」とのご返事でした。

ウェブサイト『樹木を食べる昆虫、北海道』(2019/06/18)によると、モンキハバチの幼虫はハリギリの葉を食べ、別名ハリギリモンキハバチだそうです。どうりで、このハチはせわしく動き回っていてもハリギリの葉から離れようとしなかったのです。

つくづく思います、「世の中、70歳過ぎても、知らないことだらけ」だと。だから、おもしろい…。


《ハリギリの葉の上を動き回るモンキハバチ 2019/06/14》


《ハリギリの葉の上を動き回るモンキハバチ 2019/06/14》 

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