ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』

2008-06-09 00:59:48 | 映画
前作から2年。戦時下のイギリスに住む四兄弟が、おとぎの国で悪に立ち向かう。

前作以上に、分かりやすいぐらいのファンタジーの王道を行くストーリー展開。ただ、そこには「大人の階段」をのぼる兄と姉の戸惑いと自信が見え隠れするような成長物語になっている。ライオンのアスランを妹が目撃したにもかかわらず、姉には見えない。見えていたものが見えなくなるということは、裏返せば、それだけ人間として強くなったということ。弓を引く姿は精悍な顔つきが印象に残る。対して妹はブスカワイイね(褒めてるのか?)。

見ものは前回以上にスケールアップした戦闘シーン。良い戦闘映像の条件の一つに、物の重さが感じられることがあると思う。つまり重力、衝撃、といった類の表現に長けているとリアリティが増す。その点で、この映画は良くできてる。馬とか投石機とか弓矢とか、一つ一つの計算された動きが集まって臨場感が作られている。

それにしても、男どもの印象がどうも薄いのは、なんででしょうか?