静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 待機児童を産む原因 ≫  政府&自治体の共謀 サボタージュ

2017-03-01 10:13:28 | トーク・ネットTalk Net
◆ 親子悩ます「官製失業」=NPO法人「フローレンス」代表理事・駒崎弘樹 http://mainichi.jp/articles/20170301/ddm/016/070/006000c
・ 「#保育園に入りたい」という悲壮なハッシュタグをつけてツイッターやインターネット交流サイト(SNS)でつぶやいている状況に対し、
   このような反応が見受けられた。
・ 「じゃあ、待機児童いない地域に引っ越せよ」と。  こういうコメントの主は、おそらく児童福祉法第24条を知らないのだ。
 ⇒ こんなコメントで応酬するやからが居たとは! そして、私は児童福祉法第24条を知らなかった。 皆さんは?
★ 児童福祉法第24条にはこうある。「市町村は、この法律及び子ども・子育て支援法の定めるところにより、保護者の労働又は疾病その他の事由により、
  その監護すべき乳児、幼児その他の児童について保育を必要とする場合において、(中略)保育しなければならない」
   さらに第2項には「市町村は、前項に規定する児童に対し、(中略)必要な保育を確保するための措置を講じなければならない」とある。
  簡単に言うと「自治体の保育の提供義務」を定めたものだ。

<保育を提供するのは基礎自治体の義務なのに、保育を提供できていない、というのは法律違反だ。我々が我々の代表として選んだ国会議員が決めた法律を、地方自治体が守っていない。また、国も法律を守らせることができていない、という意味では共犯関係だ。
 「官」の不作為のせいで国民たる(主に)母親たちが仕事を失っている。これを「官製失業」と言わずして、何なんだろうか。地震や台風で働けなくなったのではない。行政が決めたことを守れなかった。だからあなた仕事やめてください、という話なのだ>。 ← これは「少子化」とは無縁の法律違反である。

<旧日本軍は撤退を「転進」、全滅を「玉砕」と言い換え、現実を見えなくさせていた。「待機児童」も、これと同じではないか。あたかもちょこんと待っている
  子どもがいるだけのように感じさせる。 しかし本当は、それによって働いていた親は働けなくなり、これから働こうという親も働けなくなり、心理的な、
 経済的なダメージを受けているのだ。 しかもそれは子どもが悪いのでも、親が悪いのでもなく、官がその責務を果たしていないことによるのだ>。

脱帽!! 実に鮮やかで目の覚める指摘だ。議員の中に駒崎氏同様の法令意識を備えた者が何人いるだろう?  自分の不明・不勉強を恥じる想いで一杯だ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ≪ 当たり前の事を見つめ 診... | トップ |  大阪・森友学園の偏向教育... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

トーク・ネットTalk Net」カテゴリの最新記事