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保守はゴジラの夢を見るかⅣⅩⅥ

2014年07月21日 | 歴史
 日本の保守主義と結びつく新自由主義は戦後日本に本当に合っています。近代日本全体に合っているのかもしれません。
70~80年代の新自由主義的保守主義は大平中曽根政権のころ、似たようなことが1990~2000年代に繰り返されます。
90年代の橋本龍太郎政権、細川政権、小泉政権は少しだけ違いがあります。それは80年代の新自由主義的保守主義の弱点にもなっています。
70年代に第二の敗戦があり、その後の新保守主義、大平中曽根政権、
この時の知識人達は価値観として、文化的精神的として、”伝統的日本的な物”をとらえて逆の面で新自由主義的なことを発言していました。
確かにその通りですが、一方であの頃のあの人達は
「西洋は70年代に行き詰まった。日本はかなり上手く石油危機を乗り越え、経済的に成功して欧米を越えた。これまでは欧米化を目指して高度成長まで来た。
よくよく見たら手本である欧米はまるでダメじゃないか。個人主義が行き過ぎて精神的に病んでいる。離婚率も高い。共同体崩壊している。公害もある。
それに比べて日本は家族制度がまだ残っている。失業率も低い。治安も良い。経済的にも凌駕している。もう西洋を追い抜いたんじゃないか」と言ったのです。

彼ら、当時の新保守は現在の保守と違って”日本的な物を再評価”する事を非常に強調していました。
「我々は近代とは違うやり方で発展したのだ」という議論までありました。「特に日本的経営は共同体経営をやることで経済的に上手くいった」としました。
彼ら新保守が対抗しようとしていた論理は西洋近代に加えて”丸山真男的進歩主義”です。
つまり「戦後は農村共同体があるから第二次世界大戦のような無謀な戦争に行ったのだ」という無茶な論理で、
彼らは「その共同体をぶっ壊すのが進歩主義だ」と戦後言ってきました。
80年代から「我々新保守は違うのだ。共同体、前近代的な物をもっと積極的に評価する」とします。
1979年、”文明としてのイエ社会”という象徴的な論文が登場します。当然左からかなり批判されました。こうして日本文化論が流行したのです。

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