狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

一発7匹

2010年04月10日 | 狩猟と銃
狩猟期間は2月15日で終了しましたが、地方では鹿・猪による被害数億円を超えています。そこで我々が害獣駆除に行くわけです。
静かに待っていると白い背中が横切りました。犬???銃の安全を外しました。猪です。途中から私の方へやって来ました。獣道が私の方へ続いているからです。体は動かせません。目の玉だけで後を追います。杉の木を横切り、一瞬視界から消えました。きょ銃します。そのまま猪は出てきました。私には気づいていません。バーン。
ガックとして下に5メーター程落ちましたが動いています。更に一発、動きを止めました。距離は約25メーターでした。10貫ほどの猪と見ましたが、計ると15貫有りました。
撃つ時小さく見えれば「命中」、大きく見えれば「失中」だそうです。
なぜ一発7匹か、これはメスで腹に6匹の子供がいました。つまり一発で7匹の害獣を駆除したわけです。
「害獣」は人間の論理でつけた名称である事は充分承知しています。
親子猪 異なる山で 撃たれけり