「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

ゲッ!BEATLESのCD達・・・

2009-10-24 12:15:34 | The BEATLES

ビートルズのデジタルリマスターCD(以下DR盤)が売れている
売れるのは一向に構わないけれど、
音の「一体感の無さ」は「コレって本当にビートルズなの」
と言いたいよね。

「綺麗になった音」
「色々な楽器や声が鮮明に聴こえる」
「艶のある20000年代のビートルズ」
ナドナド・・・色々言われているな。

まあ、いいや。
俺はとにかくあの「チャカチャカしたデジタル音」は気分が悪くなる。
店でも俺に賛同してくれるお客様が実に多くご来店してくれているのだけれど、
ありがたいことに彼らの音に対する「愛情」は凄まじいんだ
「イエロー・パーロフォン」や「VJ盤」
の話が尽きないヴィンテージ・ギター屋
変な場所だよなぁ

とにかく皆でよく話しているのって、
「音」が「綺麗」「ハッキリ」なんて60年代のロックじゃないんだ。
「音」の「一体感」「埋もれた音」「グルーヴ」
これがこの時期のロックには大切なんじゃないかな
ってこと。

メディアが作り上げた営業戦略には乗りたかないね
今回のDR盤を熱心に聴かれてる方々が「資料的価値」として
聴いている分には賛同できるけれど、
「このDR盤こそがビートルズだ」
と言うんなら笑わせるなと言いたい。

ビートルズってアナログ時代の人なのよ。
レコードで完成されているものを
赤の他人が「興味本位でいじっている」だけだろ
俺は批判があろうが問題定義をしていきたいね

それに「愛情いっぱいに込めて」言うならば
「ビートルズって60年代が生んだ偉大なる遺産なんだよ
崩れそうなピラミッドを補強する必要があるならばすればいい。
でも、レコードの音が崩れずに完成品としての輝きを保ち続ける今、
商売の為(時代に合わせるという名目上)にCD化、DR化を続ける必要は無い

ハード・パンチかもしれないけれど、
長年ミュージシャンをやっていると「音楽の観点」から彼らを見れるってもんだ。

せっかく出来上がったパズルを1度崩して、
「さあ、組みなおそう」って言ったって面白くないよね。
完成品を知った上で、何度も同じパズルを作る暇は俺にはねえよ

俺は馬鹿だからビートルズの世界中のレコードを聴き比べてきた
今じゃあ、450枚以上のビートルズLP(アルバム)を所持している

馬鹿だから彼らと同じギターを年代も含め買い続けた
サラリーマン時代は給与は全てギターに使った
だから今、ヴィンテージ・ギター屋なんだ。

「馬鹿は馬鹿なりの主張」をするべきだよ
自信を持ってね

注)写真はうちの愛猫「ぱんちゃん」がレアなVJ盤たちに乗っかってます
可愛いので許しちゃう~


<10/24 Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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CHECK! http://jerrys.zero-city.com/



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