「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

< 詩 >(番外編) Sympathy for your life  ~君を哀れむ歌~

2010-02-06 00:30:02 | 編集長「MASH」の詩集

これは詩ではあるけれど、
元々(今も)曲があってのもの
そう、ポップ・ミュージックの歌詞なんだ

俺が18歳の時に書いた曲であり、
今も歌い続けている曲
「Sympathy for your life」
を、今回は全文載せてみました

ステージで嫌というほど歌った曲なんだけれど、
こうやって改めて文章で見ると
18歳の時から俺のメッセージは
何ひとつ変わっていないみたいだな

当時も今も、社会への強烈な皮肉であり、
これを18歳で書いたことを今では誇りに思うね

当時はこの曲ばかりに人気が集中し、
ステージで演るのに飽きたこともあったんだけどなぁ・・・
でも今は「逆にプレイしたい」って気になるね

つねに「社会的な歌詞」を歌っていた俺たちのバンドは
18歳から24歳までの6年間で
この曲をほぼ毎ステージ歌っていたよな
最初のステージからラストまで・・・

俺が始めて「周りを意識」して書いた
「日本語の曲」ということでも
実に思い出深い曲なんです
実際、日本語では3曲目のオリジナルだったんだよねぇ
あ~懐かしい

機会があったら曲もYou Tubeで披露しますよ
でも、それまでは詩だけで我慢して
それでは・・・

注)歌詞中の「悪魔を哀れむ歌」とは
 Rolling Stonesの曲の邦題から拝借しております


<詩>
孤独過ぎるMidnight Hour
おまえは街をウロツキ
意味ひとつ無い酒と女を抱くだけの夜

もう分かっているのさ
おまえの薄汚ねえ
心にはブルースが響かないことぐらい…

**朝もやの中、僕一人だけ、踊りながら
  口ずさむのはいつも決まって
  「悪魔を哀れむ歌」

笑われることを恐れ人をあざ笑っている
自分だけを可愛がりながらおまえは生きているのさ
Sympathy for your life

孤独過ぎるMidnight Hour
いくつもの時を越え
友は友と呼べずに 愛は真実にならない

夢を見ることもできず
愛を知ることもできない
ひとり殻に閉じこもりながら、うつむきながら歩く

**繰り返し

自分だけを正当化するためにウソをつき
その場をしのぎながら
おまえは生きているのさ
Sympath for your life

< Mash

2010年2月6日 筆