癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

NO768・・・自然と台風

2019-10-14 | ヒーリング
 いつもは九州地方が台風の通り道なのですが、今回は連続2回関東地方に上陸しました。
私はこれら災害も自然現象を参考にする癖が出来ていますので、今起こっている自然界を考えたのです。
川は山の栄養分を海にそそぐ役目があります。海に注がれたミネラルなどの栄養素は近海の小魚や
貝類や海藻を育てます。

 特に貝類は海の汚れを除去する力が強い生物になります。そこに小魚や貝を狙って大きな魚が集まって
海の底は洗われる事によって酸素の循環が起こり地底に住む魚(ヒラメ・カレイ)などが育ちます。酸素が
沢山あれば赤潮は発生しません。


 私はこの理論をもとに自然を考えるのです。以前宮古島に修行道場を作ろうと思い何度も足を運んでいる内に
地元の方と親しくなり台風について議論というより考えを聞いたことがあるのですが、地元の人は意外に台風を悪くは
言わないのです。もちろん家は石造りで台風に備えているのですが、海とサンゴ礁で出来た少しの土地しかないわけですから
海と土の恵みで生きていかなければならないわけです。だから、当然私達より海と陸地の関係について詳しいわけです。


 台風がなければ海の底は荒れ放題で汚れて行くだろう。風が吹かなければサトウキビに刺激を与える事は出来ず
弱い糖分の少ないものに育つであろう。なにより風でサトウキビが倒れる事で強くなることを知らない人が多い過ぎると
講釈を聞いた覚えがあります。ですが、何事も適度な循環が必要であり、今回のような想定を超える台風が頻繁に起こるようになれば、そうは言っていられない事になるでしょう。


本土では、農家の方々が水不足に備えて人造のため池を方々に作っています。そのため池も定期的に底に溜まった汚れを流さなければ
池は浅くなり死んでしまいます。ですが若い人の後継者不足でその慣習が消え去ってしまいました。そうすると海で山から流れて来る栄養素を
待っている小魚や貝類は少なくなっていきます。少なくなると大きな魚も寄って来なくなり海の底の掃除も出来なくなります。

 これが自然循環なのですが、このサイクルが壊れた為に海は知らず知らずの内に活力を失ったのです。この海は自然と言われる神の
所有物です。当然神は自然界のサイクルを取り戻すために、頻繁に山の栄養素を川の水を使って流すようになるでしょう。
 

 海と山は切っても切れない親子のような関係があり、山の栄養素が海の生物を育て、特に近海魚や貝類を育て特に貝類は砂を吸って吐き出す生命活動を休むことなく行っています。この活動によって海の底に溜まった汚れを浄化しているわけですが、東京湾の貝類は激減していると聞いています。

 
 その海を汚しているのは私たちなのです。便利な生活を求める為に電気の消費量は
うなぎ上りです。夜の北朝鮮と東京の明るさを見たら一目瞭然ですが暗闇と太陽の違いぐらいあります。
夜中まで街の明かりは消える事はありません。本当にそのような生活が便利性の世の中だろうかと
田舎者の私は考えるのですが?私には都会に住む人たちの気持ちは理解できないところがあります。

 また、TPPによって日本の農業は壊滅的ダメージを与えられます。儲からない農業に後継者は育ちません。農業がすたれば海が死にます。
海が死ねば災害が起こります。私達は農業を行う方々がいるからこそ、今までは水の心配もなかったし、大きな災害も避ける事が出来たのですが
このままでは、便利な言葉である「想定外」が頻繁に起こるでしょう。東京湾は津波に襲われるでしょうね。これが自然の成り行きだと私は思うのです。

 この世のすべては縁と自然循環で秩序が守られ、運行されているのです。春芽が出て花を咲かせ秋になると実が色付き、その色を目印に鳥が寄って来ます。
その鳥は実と種を食べます。鳥の消化器官にある酵素で種のヌルヌルが分解され芽が出る種に変化します。その種から生まれた苗をお百姓
さんが持ち帰り畑に植え土を耕し根が張るように柔らかくします。その柔らかい土には水が集まり、水を蓄えます。

 大地に水を蓄えて頂けるから洪水は起こりません。もしこの循環が壊れたら、つまり農業後継者が途絶えたら、間違いなく都心は大洪水で全滅
するでしょう。ですから農業とは作物を作るだけでなく自然のダムを作ってみんなの安全を守っている職業という事になります。コンクリートのダムを
作るのも良いでしょう。河川工事をするのも良いでしょう。が自然を無視してはなりません。


 いくら人間の知恵を振り絞っても自然には勝ちませんよ。自然から見れば、自然界の浄化が、人間には想定外になるのです。そして大地を守っているのは
目に見えない微生物なのです。ゆえに微生物を神と言う人もいるのです。

 縁とは:種から見たら自分を育ててくれるお百姓さんが縁によって結ばれた人になり、その人の努力によって秋に
なると結果が違って現れます。怠りなく努力を行えば良い結果が出ます。さぼれば悪い結果が現れます。
これが因果応報の原則なのですが、私たちが限度を超えた便利性を求めた結果努力が台無しになろうとしている人々も
います。想定外の台風の為に我が子のように育てた実が一瞬にして傷ついてしまう。・・・

 私は台風のニュースを聞くたびにある人の事を心配していました。MRE輝源を縁に知り合った顔も見たことが無い人を心配していました。千曲川が
氾濫したニュースを聞いた時もう駄目だと思いました。被害の程度によっては農業を捨てる人が現れるのではないかと心配しました。

 最後にその人をご紹介しますので、サイトをご覧になって欲しいと思います。彼は農業の基本は自然の太陽と風と温度(標高)と微生物だと書いています。その自然と共生し、美味しいリンゴを多くの人に味わって欲しいと、汗水垂らしながら頑張っているようです。

その日々の努力が二次的には私達を守る事になるのです。日本を守る事に
なると私は思っています。これが縁を通して大事な事を神は教えていると思っています。縁とは人を介して
知らないうちに結ばれていくものですね。
目に触れる事も会う事もないかも知れませんが、私の仲人で縁を結んで頂ければ、この上ない喜びを
感じる事が出来ます。

佐伯農園

一度で良いから開いて見て下さい。何故私がここまで真剣に訴えるかがご理解頂けると思います。何かを感じましたら、お知り合いの方にもご紹介下さい。時間はかかるでしょうが少しでも自然を思う人が増えると災害も減るのではと思うところです。


 書き終えての感想・・・人の為なら熱が入るものですね。自分の記事でしたらさら~と書くのですが、私はこの人の虜になったのかも知れません。
土づくりの専門家で類似品で安い人間が飲んでも良いものが農協には一杯あるのに、高いMRE輝源に出会った目に見えない縁に虜になっているのです。縁って
不思議ですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする