まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

藤沢記念館・まちづくり会議のことなど

2008-10-15 23:32:27 | 建築・都市・あれこれ  Essay

藤沢周平記念館の工事は着々と進んでいます。

今日は鉄骨の建て方です。最頂部まで全体の姿が分かるようになりました。この段階になると本当にこの形で良かったのか、もっと他の選択肢はなかったのか、いつも自問してしまいます。設計者の業でしょうか。

夜は研究室の皆さんと内川プロジェクトⅡ(明治の芝居小屋から)とまちづくり会議in鶴岡の打ち上げをやりました。しかし飲んでもみんなの話は鶴岡のまちををどうして行くのかという話題に戻ります。鶴岡の場合、経済合理性だけではみんなはついてこないし、それはそれで鶴岡らしいまちづくりの契機となるだろう。しかし一方では、自分の商売、自分の土地にこだわるだけではなく、その土地のポテンシャルをどう生かすのかという視点も併せ持つことが不可欠だろう・・・・・・。そんな話をしました。それから都市デザイン会議(JUDI)の皆さんから来ていた鶴岡に対する提言なども外からの客観的な意見としてありがたく受け止め、市や市民の皆さんとの議題にしていきたいと思っています。

 

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani


古河庭園など

2008-10-13 17:22:08 | 建築まち巡礼東京 Tokyo

久しぶりにまちを歩きました。

今日はテニス仲間の画家Tさんの個展にいきました。信州の山々を描いた絵はいつもながら空気の動き、爽やかな風の流れまでが描かれています。また軽井沢の絵等今までにない萌えるような緑も新鮮でした。

会場では地元TV局作成のドキュメントが流れていました。画家でありサポーターでもある奥さまSさんとのすばらしいパートナーシップがハイライトされます。なかなかのご夫婦です。

そのあと駒込の古河庭園に行きました。コンドルの建物の中には入れませんが、小川治兵衛の回遊式庭園を愉しみました。

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帰りは都電です。大変込んでいます。

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani


シカゴは建築のまち

2008-10-07 00:29:20 | 海外巡礼 Asia America

ライト建築のまちオークパークには他にも面白い建築がたくさんあります。

この映画館の建物もそうです。アメリカのアールデコスタイルそのものといってよいと思います。1980年代に内部が分割されて3スクリーンになり、また90年代には隣地に拡張しスクリーン7つのシネコンになりましたが幸い外観や内装の主要部分は残っています。設計はThomas Lambで、おそらく1930年代前後に建てられたのだと思います。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またシカゴのまちで忘れてならないのがヤーンのトンプソンセンターです。以前はイリノイセンターといっていましたが今は州知事の名前で呼ばれています。アトリウムの圧倒的な存在感は代わっていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tokihiko Takatani

Lake Theater       James R. Tompson Center

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani

 


Bataviaへの忘れ物

2008-10-05 02:04:35 | 海外巡礼 Asia America

Bataviaへスケッチブックを忘れてしまいました。

現地で案内してくれたBrittaさんから全体をコーディネートしてくれたAnthonyさん、鈴木さん経由で私に連絡が来ました。ご親切にも送り返してくれるそうで再会が楽しみです。

BataviaはFox Valley の4つの自治体の一つでメインストリートプログラムを活用した中心部の再生に成功しています。とくに町の中心にある橋のかけかえをめぐってメインストリートのディレクター(最近は地位の向上を目指して、今までのマネージャーという言葉を言い換えているそうです)であるBrittaさんが市と住民の間に入って大活躍をし、その両者から更なる信頼を勝ち取ったとのことでした。

Britaさんとまちを歩くといろんな人が挨拶してきます。商工会議所の会長に続いて建築家のLaneさんも声をかけてくれ、自分の事務所に招いてくれました。そこで私たちは、銅のメッシュでおられた折り紙作品に出会いました。折り紙と行っても人の背丈ほどあるものもあり、軽やかな彫刻作品といった風です。帰りにLaneさんにかわいい豚の作品(10歳だそうです)をもらってしまいました。お礼にメールしたらHi Tokihikoというメールが帰ってきました。沖縄にも彼の作品が在るそうなので、いつか出会えることが楽しみです。

忘れ物をしたおかげで、Bataviaという名が忘れられないものになりました。

 

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani

  P1040456Shop in P1040453Batavia      Thanks to Britta and Anthony