まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

懐かしの虎ノ門

2014-09-14 15:56:36 | 建築まち巡礼東京 Tokyo
虎ノ門の環状2号線を歩いてみました。
虎ノ門ヒルズ(下の写真右の超高層ビル)を見るために・・・ではありません。





虎ノ門ヒルズ隣の小さな建物:虎ノ門NNビル(下の写真)を見るためです。





環状2号線の建設でよもや取り壊されてはいまいか・・と心配でしたがちゃんとありました。
道路にかかっていた2階建ての低層部がなくなっているので、不思議な感じです。

虎ノ門NNビルは槇文彦氏の設計で1981年に竣工しました。当時槇事務所にお世話になっていた私は、計画段階から現場まで担当させていただきました。現場にも毎日通っていたわけですのでたいへん懐かしい。今は亡き構造家木村俊彦先生の怖い顔も思い出しました。

当時このあたりはは桜川(溜池から東京湾にそそぐ川にちなむ地名)と呼ばれ、環状2号(通称マッカーサー通り)という都市計画道路に指定され建築制限がかかっていたおかげで木造の低層住宅がたくさん残っていましたが、今は全く様変わり。

さてここまで来たのですから「ついでに」虎ノ門ヒルズも見学。ビルの谷間に不思議なパブリックスペースが出現していました。
高層化によりビルの足元に広場をつくるという夢を熱く語っていた故森稔社長のことも思い出されます。




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