まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

初詣は84番札所屋島寺へ

2018-01-04 18:41:29 | 建築まち巡礼ふるさと編 My Home Town, Setouchi

吹雪の庄内を後にして、東京経由で故郷の高松へ里帰り。

岡山で新幹線を降りて、マリンライナーで瀬戸内海を超えます。

しかし気持ちは、何年たっても子供の時の連絡船気分。

高松につくと、ことでん(琴平電鉄)琴平線に乗り換えです。高松築港の駅はお城の中にあります。ホームから母校の中学を望みます・・・

が、既に校舎は跡形もありません。巨大な「文化施設」が屋島方面への視界をふさいでいます。歴史的なシンボルである高松城(玉藻城)から源平の古戦場屋島への視線を遮るのはいかがなものでしょうか?

ともあれ、まちの中には地方都市にお決まりの風景が。再生への対応が遅れた廃墟のまち並み・・・。

しかし一方には、早くから対策を考えて今もにぎわう中心部もあります。

立地条件はむしろ前者の方がよい(ターミナル駅や駅デパートにも近い)のですが、両方ともに商業的ににぎわうというのは地方都市ではむつかしいようです。

ところで初詣は四国八十八か所巡り、84番札所の屋島寺へ行きました。ことでんの屋島駅も何年ぶりでしょうか。1929年築だそうです。屋根は天然スレートだったんではないでしょうか。

ケーブルカーが廃止になったのは知っていましたが、とりあえずケーブルのふもと駅まで歩いてみました。そこにあったのは・・・。この風景は寂しいですね。

バスで山頂に行くと、そこには昔と変わらない瀬戸内海の風景があります。

こういう風景を背景に子供のころ写真を撮ったことを思い出します。ただしそのころには手前の方の人家はなく、枝条架が規則正しく並ぶ流下式塩田の不思議な風景でした(枝条架の並ぶ風景を説明するのは結構難しい)。このあと、子供たちが小さい時に来て以来の「珍しくも山の上にある屋島水族館」へ。

あっ、もちろん屋島寺にもお参りしました。

高谷時彦 記

Started new year of 2018  in Takamatsu, my home town.

I, with my family, climbed Mountain Yashima to visit Yashima-temple to make wishes for the coming year.

How many years have passed since I took my boys to the aquarium on the top of the mountain last time?

Tokihiko Takatani

Architect/Professor

Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata

高谷時彦/建築家・都市デザイナー

設計計画高谷時彦事務所/東京都文京区千石4-37-4

東北公益文科大学大学院/山形県鶴岡市馬場町14-1

 

 

 

 

 

 

 

 


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