まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

モニカ・ヴィッティさんがなくなりました

2022-02-06 18:11:10 | 備忘録 memorandom

女優のモニカ・ヴィッティさんが亡くなったというニュース。たまたま見たミケランジェロアントニオーニの「赤い砂漠」の中の一シーンを思い出しました。ただの白い壁(建築のインテリア)の前に彼女が立っているというそれだけのシーン。しかし、とんでもない存在感があります。壁の持っている質量、量感を圧倒するものでした。それを出したアントニオーニがすごいのかもわかりません。昨年の秋にはジャンポールベルモンドもなくなりました。この人も軽そうに見えて不思議な存在感。「リオの男」などのシリーズも面白かったですが、「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」の「危なくて繊細、そしてざらっとした」質感もよかった。「気狂いピエロ」で共演していたアンナカリーナも1,2年前に亡くなりましたね。一つの時代の終幕でしょうか。

 


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