今回は寄り道で見つけた小さな花を中心に載せてみよう。
今年は暑かったり寒かったり忙しない天気が続くが、野はしっかりと緑を増し春の装いに変わりつつあるようだ。
グリーンのコートを纏った柳の下にはハコベが小さな可愛らしい花を咲かせている。
そのハコベよりさらに小さいこの花はタチイヌノフグリ
普通のオオイヌノフグリと比べると大きさが分かる。
ヒメオドリコソウも花は小さい
こちらは最近咲きだしたばかりのオドリコソウ。どうしてもこちらの方が品があるように感じるのは希少性からだろうか。
河原の土手ではカラスノエンドウも花をつけている。近づいてみると蟻や青虫まで目に入ってくる。
ちょっと分かりにくいが花の中にはハナグモもいる。
外来種のセリバヒエンソウとカキドオシは縄張り争いをしている。
キュウリグサは葉が揉むときゅうりの匂いがすることから名づけられた。花はワスレナグサによく似ている。
最近よく見かけるようになったツタバウンラン
野川の観察園に入ると、野外ではなかなか見られなくなった野草を見ることができる。
ホタルカズラ
フデリンドウ
ジュウニヒトエ
ヒメウズ
本日の観察目的の目玉はレンプクソウ。レンプクソウ科レンプクソウ属という一属一種の多年草で、茎の先に5個の花をつけることからゴリンバナの別名もある。長野県以北の山野に自生すると本にはあるのだが、とても小さく花色も緑で目立たないせいか、私はまだここでしか見たことがない。
木も小さな花をつけている。カエデの仲間としか分らない。
少しの風でも揺れ動くので撮るのに苦労した。
カテンソウも小さい花だ。イラクサ科の多年草で山野の林の中に自生する。面白いのは雄花の形で星形に開き先端に葯がある。
ミツバアケビの花も小さく目立たない。左が雌花で右が雄花。
小さい花とは言えないがおまけ。
蕾が開いたばかりのヤマブキソウ
まだ野外で見ることのできるジロボウエンゴサク
レンゲソウ
ホウチャクソウはこれから
お終いに花をつけはじめたカリンの木の花