2020年12月12日(土)曇り
往還倶楽部 6名
宮若市と飯塚市の境界に位置する笠置山は「深山幽谷の感漂う照葉樹林の山」としての「福岡県超低山100」に紹介されています。
千石峡沿いの花の水辺公園駐車場に車を止め、千石登山口から尾根コースでスタート。
山頂では270度の展望が得られるはずでしたが、あいにくの曇り空でした。
下りは緩やかに周回して、3時間弱の楽しい山行でした。
尾根コース登山口
根元から枯れて倒れた竹が、登山道にまでたくさん流れています。
足を引っ掛けないように気をつけて歩きました。
竹林を抜けると直ぐに広葉樹の自然林に変わります。
尾根に上がるまでなかなかの急登でした。
暗い木々の間に残る黄葉は、そこだけほの明るくて、皆で立ち止まって「いいねー」と眺めました。
祠が見えてきましたよ。
横を見ると、奉 寄 享保十五、等の文字が見えます。
当時彫られたものだと思うと感慨深いです。
笠置山の山頂は笠木城址です。
古い石積みは堀を切ったのだろうとか、山頂手前の広くなったところは二の丸かなとか言いながら、歴史を思って上がってきました(#^.^#)
晴れていれば山頂から、福智山、英彦山、三郡山、嘉穂アルプスなどが見えるらしいのですが、今日は曇り空で残念です。
地元の方とお会いし、しばらくお話を伺いました。
時々整備もされてご自慢の山だそうです。
大木がたくさん聳えて、静かで落ち着いた雰囲気の山ですね。
その大木の根元にも小さな祠がありました。
おやつ休憩して、下山は炭焼き跡を見たり、深い緑の森を感じながら沢を下に見て、ゆったりと周回しました。
開けたところに出ると、日も差してきました。
気持ちいい!
下山後は千石峡を楽しみながらののんびり歩きです。
綺麗ですね。
黄葉の盛りはとても美しいそうです。
トントンと音を立てて水が流れるトントン井堰
駐車地に戻ります。
笠置山、いい山でした!
短い時間でしたが十分に楽しめました。
また歩きたい山です。