山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

井原山・洗い谷コース

2016-09-27 20:28:34 | 福岡県の山
2016年9月25日(日)曇り 井原山

井原山、素晴らしい!
楽しく鍛えられました!(二度、コケましたけど)
ありがとうございました!!

以前より、ポンちゃんに「井原山洗い谷コース」を案内してくださいとお願いしていました。
今日がその日!
井原山に詳しい風来坊さんに先導していただき、ガック隊長も一緒に歩いてくださいます。


西谷川にかかる「ふじ橋」を渡ったところからスタートです。
いざ、出発!
とても緊張しています。 

早速キツリフネです。


キツリフネは今回の山行中、あちこちに群生があり、とても綺麗でした。
花を近くからじっと見るのもいいですが、遠目に見るのもいいですね。
さわさわと、花の風を運んでくるようで、ほっとします。

初めは杉林の中を行きます。


まずはレイジンソウ


えーっとー? 何でしたっけ?
フユイチゴですね。教えていただきました。
冬、お花がない時に赤い色が目に付くあのフユイチゴのお花は真っ白なのですね。勉強になりました。


もうこの辺りで、私はカメラをしまい込んで、歩くことに専念します。
お花は目と心でしっかり見よう。
夫殿、写真よろしくね!


前に風来坊さん、後ろにポンちゃん。
山のスペシャリストに挟まれて、丁寧なご指導をいただきながらの豪華版山歩きです!


水量が多くて渡渉はこわごわ。
風来坊さんが丁寧に足運びを教えてくださいます。


幼いツクシミカエリソウ


滝の中を進みます。うっひょ、アドベンチック!


ど、ど、どうやって進むのーーー。


第一のロープ場です。
すいすい上がっていく風来坊さん。
風来坊さんが上がっていったんだから、このロープは大丈夫!
と、ポンちゃん。
それは技術力のことかと思って、はて?と思いましたが、どうやら~~(^_-)-☆


上からと下からのアドバイスで、私も何とかクリア!


レイジンソウちゃん、頑張ったよ。


この滝は左を回って、また渡渉。


ケルンを左に見て、ガレ場を歩く。(本当は私、見えていない)


二段の滝の右手に第二のロープ場です!
緊張しているからか、ここも失敗せずにクリアしました。


登り切ると、ここにもモミジハグマが。見たかったお花です。
蕾もいくつもついて、花びらのカールが可愛いですね。(^-^)


これまで、何度渡渉を繰り返したことでしょう。
風来坊さんに聞くと、29回だそうです。
本当でしょうか?
本当ですか?ってまた聞くと、
えへへ~~ですって。
違いますよねーー。100回くらい渡渉したと思います。

写真はあるけど、こんなとこ、私も登ったんかな。


ここも、


そして、最後に第三のロープ場。
これを登ると縦走路に出ますよーー!!
頑張れー!
私は必死にロープにしがみついていますが、ポンちゃはロープをつかんでいません。(驚)


おうっ!縦走路に出ました!!
なんて、嬉しい!!
格別の喜びです!!(写真割愛…私の喜び顔があまりにニヤけているから)

ここまで来れば、山頂を目指してご機嫌歩きです。
なんてったって、「上級者向き」を歩いてきたのですから。


ツリガネニンジン ツルニンジンです。
(ちゃんと教えていただいたのに、間違って表記しました。ごめんなさい。)
葉っぱやツルで見つけ方を教えていただきました。


こうなれば山頂は近いですね。
笹に埋もれようと、なんのその~~

イエーイ!! 井原山山頂です!!


滝や渡渉、ロープ場などは苦しかったのですが、山頂に上がった時は最高の爽快感でした。
ゆっくりお昼ご飯を食べて、水無からアンノ滝を経て下山します。
(水無への激下りをこなせば楽勝かと…二度もコケようとは思いもせず…)

真っ赤なヤマボウシの実を食べてみると、ほんのり山の味がしました。


水無への激下りを気を付けて踏みしめ、キツネノカミソリの群生地まで来ると、歩きは気持ちよくなりました。
ルンタッタ 
風来坊さんにニリンソウの群生地なども教えていただきながら、
ポンちゃんが見つけた淡い色のトリカブトは儚げにうつむいて


ミゾソバがたくさん咲いて、とても愛らしい。
蕾のままも、開いたのも可愛いのですが、ピントがなかなか合いませんね。
全体がピンク色のもあったのですが、やはりピントが合っていなくて。


アンノ滝まで歩いて、歩いて、結構長い気がしました。
いつもなら夫殿に「まだあ?」「もう歩くの飽きたよ」というところですが、今日は我慢。
黙ってズビズビ、ムヒムヒ歩きます。

でもここからは楽なはず。
このまま何事もなく、終わるところでした。
それなのに、皆さんを心配させ、笑わせることがあろうとは!
(写真はありません。時系列も間違っているかも)

「けいこたん劇場、その一・渡渉」
これは下りで起こりました。
目の前はまた渡渉。
足の長い風来坊さんがスッスと渡ってお手本を見せてくださいます。
でも、私の足の短さではとても渡れません。
動けず固まった私に
その大きな石の背を靴の腹でぐっと押すようにして、ここまでポンと跳び越えてください。
え?
はひ?
私の歩幅では…何とご無体な風来菩薩様。(本当は優しさです・笑)
行けませーーーん!!(声に出して喚く)
う、う、
意を決しなくてはなりませぬのか。
跳ぶのか、跳ぶのか、この私、向こうまで、跳ぶのか。
神の手(ポンちゃん)が後ろから支えてくれています。
だめー!
まだ、だめー!!
叫びながら、跳びました!! エイッ!
バシャン!!
左足は水の中。
跳べていない…。
振り返ると、ポンちゃん、夫殿、ガック隊長の三人が大笑いしていました。
皆さま、ご心配をおかけしました。

そのあと歩きながらガック隊長が、足が水に浸かっても、体が浸かったわけじゃないから大丈夫!
怖がらずに、初めから水の中を歩くつもりでいいんだよと慰めてくれました。

そして、やっとアンノ滝に着きました。
ここで私はキツリフネを見ながら休憩。


男性群は滝の下まで行きました。滝は近くで見ると迫力があるんだろうなあ。


「けいこたん劇場、その二・転倒」
登りでも軽くこけて、軽く起き上がったのですが、二度目は下りで思い切りコケマシタ。
「ギャッ!!」
岩の上に乗せた左足がずりっと滑ったかと思うと、体も滑りました。
そしてそのまま半回転して斜面に5cmほど落ちかかるーー。
後ろで「おぅ」、とか「ありゃ」とか聞こえた気がします。
大したことないのだから、すぐに立ち上がればいいものを、立てません。
救いの手が差しのべられながらも「大丈夫、一人で立てる」
そう言いながら立てない。(これ、年ですか?)
結局夫殿の手を借りました。
夫殿曰く、こういう時は素直じゃない、と。
皆さま、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
後日、青タンができました。

アケボノシュスランです。もちろん初めて見ました。
もう終わりかけでしたが、見れてよかった!!


車をデポしておいた林道に戻ってきて、ようやくほっとしました。
その時は心身ともにハイテンションのままで、「楽しかった!」と言えず、深呼吸ばかりしていました。
いつもより1時間くらい短縮のコースだそうですが、私には大きな体験となりました。
たくさんのお花も嬉しかった。

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
井原山洗い谷コースを堪能させていただきました。
今やっと楽しさをかみしめています。
これからも、どうぞよろしくご指導くださいますようお願いいたします。




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