オオイヌノフグリも2年前は、撮影が出来なかったのですが、段々、キレイに撮れるように、なりました。
しかし、撮影条件に寄って色が安定しません。花の色はきれいなブルーには変わりありません。
去年は、花びらのキラキラ感が出ていなかったので、今年の方がキラキラ感が出て、良いかとも思います。
記事は 2019/02/22 の記事の時、調べましたのでその記事を転記します。青色で記入しています。
学名:Veronica arvensis 科名:オオバコ科 属名:クワガタソウ属
別名:ホシノヒトミ(星の瞳)・璃唐草(ルリカラクサ)・天人唐草(テンニンカラクサ)
あまりにも、きれいなブルーで、さわやかさを感じるかわいい花に付いた名前にしてはなぜ?
という思い・・・他の雑草は感心するぐらい、ピッタリの名がと付けられているのに・・・ウィキペディアにも
オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいないと書いてあります。
名付け親は牧野富太郎博士でした。
先日NHKの歴史秘話ヒストリアは植物学者、牧野富太郎博士の放映があると知らせていただきました。
勿論、見させて頂きました。植物の名を付けられたのは、多数に及びます。
オオイヌノフグリは牧野富太郎博士が付けられた名前と思いますが、植物に愛情を注がれた牧野富太郎博士の
ご苦労を知りその名の的確さには改めて感心致しました。
「ホシノヒトミ」の記載が有る最初の資料は、千葉県の方言集(1971)からのようだという事です。
秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数の花をつけ、
春の終わりには枯れてしまう。夏の間は種子で過ごす。
寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能を持ち、葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて保温する。
草丈10~20cm。葉は1~2cmの卵円形で、鋸歯がある。生息地により他の花でもそうですが、小さいながらも
花の大きさが、異なります。写真の中にもフラサバソウかと思うほど、小さいものもありました。
花弁は4枚。ただし、それぞれ大きさが少し異なるので、花は左右対称である。色はコバルトブルーだが、
まれに白い花をつけることがある。 花は太陽の光によって開閉し、(3日間行きましたが、最初の日は
曇りで、皆閉じていました。)1日で落花するが、2日めにもう一度開くものもある。
花の中心にある蜜でハチ、ハナアブ、チョウなどの虫を誘う虫媒花だが自家受粉も可能で、
自家受粉でよく見られる近交弱勢はないが非常に小さい自然群落の5個体で、1個体あたり平均545個の種子が
生産されたという調査結果がある。日本に入ったのは明治初年と推定され、1884年あるいは1887年に東京で
見られてから急速に拡大し1919年には全国的にありふれた草になった。
フォロワーさんがイヌノフグリを投稿されましたが、見たこともなく調べてみました。
日本原産のイヌノフグリで花はごく淡いピンクに赤紫の筋があります。花の直径は3~5mmであまり開かず
ひっそり咲くそうです。群れて咲くそうです。イヌノフグリは実の中に数個しか種子が入っていないので
繁殖力でオオイヌノフグリより劣ります。
春に淡いピンクに紫色の筋が入った花を咲かせる品種が日本に昔から生育するイヌノフグリですが
外来種におされ、減少しています。
https://botanica-media.jp/1760?p=2#head-3778b5021e4445b36c3b8e2d45170c9c
オオイヌノフグリの違いを参考にしました。
他の文献での3種の比較
この比較が1番分かりやすいかと思います。コゴメイヌノフグリ:は殆ど見られないみたいです。
フラサバソウは:花期でも根元に子葉が見られるほか、葉の切れ込みはよりシンプルで全体に毛が目立ちます。
コゴメイヌノフグリ:花が純白で丸みを帯びており、全体多毛で大きな株を作ります。
イヌノフグリ:花柄がごく短く、花はより小型で通常ピンク色(青味がかることはない)、葉の鋸歯は2~3対程度
で葉柄がやや長めであることが多いです。