泰雲寺は、山口市 小鯖にある曹洞宗寺院です。
泰雲寺は、始め、闢雲寺と称し、応永10年(1404)に開創されたそうです。
江戸時代には大内教弘卿の菩提所であったが、後には小早川隆景卿御夫妻の菩提所となり、隆景卿の法名により、
泰雲寺と改められたそうです。
山口市の郊外、鳴滝のそばにある、自然豊かな奥ゆかしい古刹です。
由緒ある、お寺で、1411年火災で全焼したそうですが、当時の様子が残っている貴重なお寺だと思います。
今回は、泰雲寺の梅の木についた、ウメノキゴケについてUPします。
初めて見たのは、2022/11/02(2022/11/03 UP済み)のことです。
ウメノキゴケのことについて、調べました。
ウメノキゴケは地衣類の一種で、地衣類とは菌類の仲間で、藻類と共生して生活するという特徴があります。
ある園芸業者の方は、除去する方法は「酢を薄めて、毎日かける」とのことでした。梅を助けたい気持ちがありましたが
山口市まで毎日となると到底かなわぬことです。我が家の前の公園だとやれたかもしれません。
今、公園の桜は樹齢40年のソメイヨシノです。まだ元気です。昨年は、市の方から電線にかかるため剪定に来られました。
まだウメノキゴケはついていません。
ウメノキゴケを調べていくと
ウメやサクラに生息することが多く、その存在は環境の健全さを示す指標となることがあります。
ウメノキゴケは、排気ガスや大気中の汚染物質に弱いため、都市部で見られることは少ないです。
したがって、都市の環境が改善されることで、ウメノキゴケが増加することがあります。
ということで、ウメノキゴケが豊富に生育している場所は、比較的クリーンで健康的な環境である可能性が高いです。
ウメノキゴケが付いていること自体は、樹木や岩の健康には直接的な影響を与えません。その存在が環境のバランスを
保つ上で重要な役割を果たしていることを考慮すると、木を弱らせるとは言えないでしょう。
環境の健全さを示す指標となることがあります。
しかし、ウメノキゴケは、元気のない木につきやすいようです。樹齢600年(推定)の梅の木であっては
仕方のないことかもしれません。当地は、条件的に排気ガスに無縁の山・滝・清流に囲まれた自然豊かな地で
ウメノキゴケに対しては絶好の場所なのでしょうね。
しかし、花は確実に少なくなっていますので、もう少し減らす対策はして欲しい気持ちです。
しかし、広大な敷地では手が回らないのも仕方がないことです。
「成長は遅く、1年に2~3mmしか大きくなりません。」とのことで古い変遷を感じます。
これ以上増やさない対応策 (カワイ樹園さんより)
木が弱ってくるので 樹木活力剤や肥料を与えてください。
① コケを削り落とす(高圧洗浄なら お湯は×)
→お酢を2倍程度に薄め 毎日スプレー散布をし様子を見ながら続けます・・・。
② 消毒(殺菌剤) 数回散布が必要。樹木が弱っているので薬害被害の心配。
※当社では安心無害な①のお酢の散布をお客様へおすすめしております。
お酢は食品用のお酢でも大丈夫です。わざわざ買いに行く必要もないですよね!
※散布間隔やお酢の濃さは樹木の様子を見ながら決めてください。
3月20日の撮影です 画像でご覧ください。




回廊の正面です。奥が本堂です。中央には池があります。


1本目のウメの木


2本目のウメの木



3本目のウメの木


4本目のウメの木



5本目のウメの木




マツゴケ・スギゴケもありますが、サクラにつくのは、ウメノキゴケです。次回は桜についたウメノキゴケです。