2019/08/28 16:11
[東京 28日 ロイター] -
<16:08> 日経平均・日足はほぼ「十字線」、気迷い 5日線が上値抑える
💹 日経平均・日足は、ほぼ「十字線」。上ヒゲ・下ヒゲともに相対的に長く、投資家の気迷いを表してい る。前日に続き5日移動平均線(2万0507円09銭=28日)で上値を抑えられた。
☁ 「米国のダウ平均株価<.DJI>は節目の2万5500ドル近辺を維持しているが、ここを割り込んでくる ようだと、日本株も下値を模索する可能性が高い」(国内証券)との声が聞かれた。その場合、日経平均は 8月6日につけた直近安値(2万0110円76銭)を割り込み、2万円をうかがう展開もあり得るという 。
<15:52> 新興株市場は軟調、豪雨関連や直近IPO銘柄には買い
☔☔☔☔☔☔ 新興株市場は軟調。日経ジャスダック平均が6日続落、東証マザーズも3日続落となった。流動性が低 い新興株は軟調だったが、九州豪雨に絡んで復旧関連銘柄が物色されたほか、直近IPO銘柄への買いも目 立った。
ジャスダック市場ではアテクト<4241.T>、カルナバイオサイエンス<4572.T>、太洋物産<9941.T>などが 大幅安。ワークマン<7564.T>が上昇。九州地方の豪雨に絡み、インフラの復旧需要増加への思惑から麻生フ オームクリート<1730.T>やヤマウ<5284.T>なども買われた。
マザーズ市場ではアンジェス<4563.T>、インパクトホールディングス<6067.T>、オンコリスバイオファ ーマ<4588.T>が下落。バンク・オブ・イノベーション<4393.T>は上昇。そのほか値上がり率上位にはブシロ ード<7803.T>、Link-U<4446.T>といった直近IPO銘柄が入った。
<14:11> 日経平均は膠着、米中追加関税の発動を控え様子見ムード
日経平均は2万0400円台後半で膠着。
🐔 市場からは「来月1日の米中追加関税発動を控え、全体的に 様子見ムード。米国株は月曜日に上昇したものの、火曜日に反落し、先週金曜日の暴落から回復するような 勢いではなかった。
👀👂 暴落から3日間ぐらいかけて徐々に戻していくのが今までのパターンだったが、今回は そうではないため警戒感がより一層強まっている」(国内証券)との声が出ていた。
また、今週の日本株の動きについては「膠着はしばらく続くのではないか。大きく上下するとしたら週 明け以降が考えられる」(別の証券会社)との声も出ていた。
<11:55> 前場の日経平均は小幅続伸、見送りムードが支配し小動き
☀ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比30円91銭高の2万0486円99銭と小幅続伸した 。
朝方は買い優勢となり、高寄りして始まったものの、その後は見送りムードが支配し、前日比小幅高の水 準で小動きの展開に終始している。
前日の米国市場でダウ平均株価<.DJI>は120ドル値下がりして終えた ものの、ドル/円が落ち着いて推移しているなど、方向感を示す材料が不足しており、前引け段階の東証1 部売買代金は7000億円台にとどまり、薄商いとなった。
🐯🐉🌧 米中協議の進展期待が高まっていたものの、中国外務省が通商問題を巡って中国と米国が最近電話協議 をしたという話は聞いていないと表明したほか、米2年債と米10年債の利回り逆転が一段と進行するなど 、外部環境は不安定な状態が続いている。
🐔 市場では「裁定売り残がリーマン・ショック当時のように積み上 がるなど、先行きに対する警戒感が強い状態が続いている」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との指 摘もあり、上値を積極的に買う動きは見られない。
そうした中、「警戒感が残っているため、不安が一時的に後退する局面であっても、輸出関連株は手掛 けにくい。物色の矛先は内需関連株やディフェンシブストックに向けられることになる」(国内証券)とい った声が出ていた。参加者が少なく、手掛かり難であるため、後場もこう着状態になるとみる関係者が多い 。
個別では、ソニー<6758.T>が堅調となった一方、トヨタ自動車<7203.T>や前日に年初来高値を更新した SUBARU<7270.T>がさえない。資生堂<4911.T>、NTT<9432.T>などは高い。
TOPIX<.TOPX>は0.09%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7642億3300万 円で引き続き商いは薄い。東証33業種では、不動産業や電気・ガス業、陸運業など内需関連株の上昇が目 立った。
東証1部の騰落数は、値上がりが813銘柄に対し、値下がりが1212銘柄、変わらずが121銘柄 だった。