① ポーラ美術館は、夏に何回か行きましたが、都会の美術館と違い夏でも木陰は涼しく
自然を感じられる避暑地のしゃれた美術館と言って良いと思います。
さて、「岸辺の母子」の件ですが、ピカソは「青の時代」は、パリとスペインを行き来して
いて、この作品がどちらで描かれたか謎とされていました。
それが、数日前に色の粒子まで分析できる最先端のハイテク機器を使って調査した結果、
絵の下張りに1902年のフランスの新聞が貼られていることが判明し、ここに長い間の
謎が解明されました。
② ポーラ美術館 wikipedia
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある美術館。公益財団法人ポーラ美術振興財団が運営している。館長は木島俊介。印象派のコレクションは日本最大級。富士箱根伊豆国立公園に位置し、ブナやヒメシャラなどが見られる遊歩道を有する。
☆ 沿革・コレクション
ポーラ化粧品で知られるポーラ創業家2代目であった鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品約9500点を展示するため、「箱根と自然と美術の共生」のコンセプトのもと、2002年9月に開館した[1]。現在の収蔵作品数は約10,000点。
ポーラ創業家二代目・鈴木常司が1950年代後半から40数年かけて集めたコレクションは、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、日本の近現代陶芸、ガラス工芸、化粧道具などを含む。
収集品の中核を成すのは19世紀以降の西洋絵画および近代日本絵画で、5つある展示室のうち3室がこれらの絵画にあてられている。残り2つの展示室のうち2室は東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具のコレクション展示にあてられている。
西洋絵画のコレクションには、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソなどの作品を含む。常設展示のほか、各種の企画展示、講演会、ギャラリートークなどの普及活動を行っている。[4]
2013年に富士箱根伊豆国立公園の立地を生かした遊歩道をオープンした。
☆ 主な収蔵品
ルノワール『レースの帽子の少女』(1891年)
モネ『睡蓮の池』(1899年)
エドガー・ドガ『休息する二人の踊り子』(1900−1905年頃)
セザンヌ『砂糖壷、梨とテーブルクロス』(1893-1894年)
ジョルジュ・スーラ『グランカンの干潮』(1885年)
アンリ・ルソー『エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望』(1896-1898年)
シャガール『私と村』(1923-1924頃)
アメデオ・モディリアーニ『ルニア・チェコフスカの肖像』(1917年)
ゴッホ『アザミの花』(1890年)
パブロ・ピカソ 『海辺の母子像』(1902年)
黒田清輝『野辺』(1907年)
岡田三郎助『あやめの衣』(1927年)
杉山寧『洸』(1992年)
③ ポーラ美術館;オフィシャルサイト
☆ 展覧会/イベント(一部のみ)
★ イベント近日開催
「エミール・ガレ 自然の蒐集」展 ギャラリートーク
日 程:2018年4月21日(土)、5月26日(土)、6月16日(土)、7月14日
★ 平野薫ー記憶と歴史
会期:2018年7月22日(日)-9月24日(月・祝)
ポーラ美術館では2017年の開館15周年を記念して、同年10月に公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成を受けた現代美術作家の活動を紹介する「アトリウム ギャラリー」を新設し、芸術表現と美術館の可能性を「ひらく」という趣旨の「HIRAKU PROJECT」を開始しました。
第5回目の展示として、平野薫の個展「記憶と歴史」を開催いたします。
★ 特別展示
フジタからの贈りもの―新収蔵作品を中心に
会期:2018年7月22日(日)-12月2日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室2
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品26点を、新たにコレクションに加えました。くしくもフジタ歿後50年となる今年、新収蔵の作品をご覧いただける特別展示「フジタからの贈りもの―新収蔵作品を中心に」を開催いたします。なお、ポーラ美術館のフジタ・コレクションの総数は今回の新収蔵を含め総数202点(絵画・挿絵本(版画)等)を数えます。これは国内で最大級の規模といえるものです。
フジタはその人生でめぐりあった大切な人々に自作を贈りました。恋人や妻、友人たちへ贈られた心尽くしの素晴らしい作品群があります。今回の特集展示では歿後50年を記念し、「フジタからの贈りもの」に焦点をあて、コレクションを紹介します。昨年、ポーラ美術館のコレクションに加わった新収蔵作品26点は、かつてフジタが恋人ユキに贈った絵画や素描です。そのほか、友人フランク・シャーマンに贈られた大作《植物の中の裸婦》(1948年)、君代夫人と晩年に暮らしたパリのアパルトマンのために作られた小壁画〈小さな職人たち〉のシリーズ(1958-1959年)など、合計約50点を紹介し、作る人・贈る人としてのフジタを回顧します。
なお、常設展示「ポーラ美術館の絵画」ではこのほか、新収蔵のシャガール、村山槐多などの作品4点を公開いたします。
■今回のフジタ新収蔵作品について
○《・・・風に》1926年 26点の絵画、素描
《・・・風に》は、フジタが1924年より同居し始めた恋人リュシー・バドゥー(愛称ユキ)のために描いた26点の作品群です。1926年、フジタは著名な画家たちに倣ってこの作品群を描き、ユキを喜ばせるためにこれらの絵画や素描を紙挟みに入れて贈りました。
この作品群で、フジタが画風を模倣した作家はゴーガン、ユトリロ、ヴラマンク、ヴァン・ドンゲン、マティス、ローランサン、ルノワールなどの22作家です。これらの画家たちは、フジタが実際に親しく交友したエコール・ド・パリの画家たちと、制作当時すでに物故者となっていた巨匠たちに大別されます。油彩、グワッシュ、水彩、インク、色鉛筆等の技法で、それぞれの作風の特徴が、忠実に、あるいは誇張されて戯画的に捉えられています。
本作品は、エコール・ド・パリにおけるフジタの交友関係を示す貴重な作品です。多様な表現を吸収し、応用することができる卓越した画力とともに、フジタらしいユーモアの感覚を良く伝えています。
④ お腹が空いたら…
館内にレストランとカフェがあります。
☆ レストラン アレイ
大きな窓から望む箱根の山々が印象的なレストラン。晴れた日にはテラス席も人気。ゆったりとした雰囲気のなかで、本格的な欧風料理を。
※ ビーフシチューとサラダが美味しかったです。
☆ カフェ チューン
まるで森の中にいるような気分になるカフェ。四季折々の自然の景色が楽しめる。スイーツはもちろん、気軽な軽食も。
⑤ ミュージアムショップ
ポーラ美術館のオリジナルグッズはもちろん、珍しいアートグッズも揃うミュージアムショップ。センスのいいお土産を探すならここで。
※ 面白いものや変わった物が多くて、ついつい色々と買ってしまいます。
☀ 文句のつけようがないのですが、強いて言えば自制しないとお金が
かなり掛かることです。