ちよ散歩、今回は前回見られなかった一面に咲く花菖蒲が見たくて明治神宮御苑まで行きます。
これは、JRと地下鉄の駅である赤坂口です。
後方真ん中のとんがった建物は聖イグナチオ教会で、その他は上智大学の建物です。
四ツ谷駅から、普段は車の入れない大通りを行きます。
明治時代に、東宮御所として建造されています。
1974(昭和四十九年)国の迎賓施設として、改修されました。
世界の国賓・公賓たちが宿泊し、外交活動の舞台となっています。
館内を一般者に公開する参観が行われていますが、今年の受付は締め切ったそうです。
迎賓館沿いの道を歩いて行くと、左に現在の東宮御所があります。
明治記念館も明治神宮のひとつで、結婚式場やパーティー会場として利用されています。
外苑東通りを渡り、明治神宮外苑へ入って行きます。
噴水前から見た、聖徳記念絵画館です。
手前の絵画館前広場は、軟式野球場になっています。
左右歩道の両側に沿って植えられ、四列の並木が見えます。
新緑で、ボリュームいっばいです。
これは、ヤクルトスワローズの本拠地である明治神宮野球場です。
神宮第二野球場とともに、昼間は学生野球にも使われます。
他にも、ラグビーのメッカ秩父宮ラグビー場があります。
スタンド上小さなものが聖火台で、東京五輪でも燃え続けました。
ちなみに、ここを最高の舞台とするサッカー日本代表は2010ワールドカップ出場を決めました。
外苑西通りに架かる外苑橋を、渡って行きます。
新しい方は来たことがなく、旧東京体育館の方が思い出深いです。
先日亡くなられた遠藤幸雄氏が、東京五輪体操の団体・個人・平行棒で金メダルを獲得したのも旧体育館でした。
外苑を後にして、千駄ヶ谷駅前の道を進みます。
明治通りの北参道交差点を渡り、山手線のガードをくぐります。
いよいよ明治神宮内苑です。
これが大鳥居で、日本屈指の大きさの木造「明神鳥居」です。
1975(昭和五十年)に建て替えられました。
形式寸法共に、創建時の鳥居と同じに建てられたそうです。
この大鳥居の高さ12m、柱の径は1.2mあります。
明治天皇と昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が、ご祭神です。
戦災で焼失後、1958(昭和三十三年)に再建されました。
初詣では、毎年日本一の参拝者を集めています。
明治神宮のおみくじには、吉凶が書かれていません。
大御心(おおみごころ)と言って、天皇や皇后が詠んだ「教訓的な短歌」が書いてあります。
並んでいるのは、これから行く御苑の入場券(左)です。
御社殿から少しもどり、 いよいよ菖蒲田のある明治神宮御苑へ入っていきます。
菖蒲田に向かうと、一面というわけにはいきませんがそこそこ花菖蒲が咲いていました。(上)
奥には清正井があり、豊富な湧水が出て花菖蒲の育つ絶好な環境となっています。
御苑は井伊家下屋敷の庭園でしたが、明治になり皇室御料地となりました。
明治天皇は、西欧文化を積極的にとり入れました。
お酒においてもブドウ酒を好まれたので、この樽はフランスブルゴーニュ地方の醸造元から献納されたものです。
明治神宮を後にして、原宿門から代々木公園に入ります。
相当に広い公園で、東京オリンピックの時には選手村となりました。
渋谷門の陸橋の上から、噴水池や中央広場を臨みます。
代々木競技場は、東京オリンピックのため建造されました。
画像は第一体育館で、水泳競技が行われました。
となりの第二体育館は少し小さくて、バスケットボールの会場となりました。
明治通りをもどり、新宿御苑に向かいます。
その前に、新宿三丁目の末広亭近くのくまもと桂花ラーメンで昼食です。
くまもとラーメンのコテコテ豚骨スープの味が、大好きです。
新宿に来た時は、いつもかならず寄ります。
高遠藩主内藤家の土地に、皇室の庭園として1906(明治39年)造られました。
戦後、国民の公園として開放されました。
この辺りは、相当広い芝生があるイギリス風景式庭園です。
大木戸門から新宿御苑を出て、新宿通りを四谷三丁目に向かいます。
江戸時代高輪と四谷にあった大木戸ですが、現在では四谷にはその痕跡はありません。
高輪大木戸(ちよ散歩⑲泉岳寺参照)に、一部が残るだけです。
四谷三丁目を左に曲がり、都営地下鉄新宿線曙橋のゴールに着きました。
本日のおみやげは、明治神宮神楽殿で買った「必勝御守」です。
-ちよ散歩21明治神宮御苑・おわり-