カチカチカチ・・・
どうしてそんなことがって口に出る。
パリ同時テロの映像。
連日トップに報道される。
カフェでの連射映像が報道されました。
テラスにいるお客や店内に容赦なく打ち込まれる機関銃の弾。
外から中へ逃げ込む客、
ちょっと犯人が反れた隙に逃げる客・・・
帰ってきた犯人はテラスに向かう。
机の下にでもしゃがんでいたのか
それを見つけた犯人は機関銃をその客に向ける。
ワ~・・・って思わず声が出ました。
これ、映画じゃないんだよな・・・
そう思いつつ固唾をのみ込みながらその瞬間を見る。
カチカチカチ
勿論、その映像では音は聞こえません。
後のコメントで知るのですが・・・
映画やドラマでよくあるシーン。
弾切れ、武器の故障・・・
カチカチカチ
その客は恐ろしくて顔を上げられなかったという、
ただ、靴を見ていただけ・・・
弾が出ない犯人は仲間に呼ばれたのか
その場を立ち去る。
思わず背もたれにうなだれました。
どんだけ力が入っていたことか・・・
怖かっただろうな~・・・
コイツならどうするか・・・
その客と一緒でしょう、歯を食いしばりそこにうずまっているのが関の山。
山陰の妙好人有福の善太郎さん、
一日の楽しみは仕事後の一杯の酒。
その日もそれを楽しみに帰って来た。
しかし、奥さんは身体の具合が悪くて支度が出来ていない。
勿論、お風呂の準備も・・・
それに怒った善太郎さん、
薪を右手に奥さんを追いかけまわしたという・・・
逃げ惑う奥さん、
最後に行ったのが仏壇の前。
追い詰めた善太郎さん、
今にも薪を振り下ろそうとする瞬間・・・気付くのです。
「また、善太郎が出た」と。
その薪をお仏壇にお供えし深く慚愧したとか。
コイツも一緒。
逃げ惑うのもコイツ、
鬼になるのもコイツ、
縁に触れたらどのような姿にもなるのですね。
そんなコイツが今日もご縁いただいてこの手を合わさせていただきました。
新聞ではテロに遭われた遺族文集が紹介されていました。
「掛け替えのない人を、最愛の人を、息子の母親を君たちは奪った。
でも君たちを憎まない。
憎しみという贈り物を君たちにあげない。
怒りで応じてしまったら、君たちと同じ、まさに無知に屈することになるんだ。
息子と2人になった。
もう、君たちに構っている暇はない。
息子が昼寝から目を覚ますから一緒にいなければならないんだ。
まだ17か月。
この子がずっと幸せで自由で生きていけば、
君たちは恥を知ることになる。
だから、君たちを憎むことはない。」
幼きいのちを抱きしめながら耐えておられるのでしょう。
コイツはそう耐えることが出来るだろうか・・・
坊守がよく言います、
「されて嫌だったことはしないことよ。
したら一緒になってしまうよ。」
コイツもそんなことが多くあるものですから
その言葉をつぶやきながら今を生き抜いています。
でも、本当のコイツがいつ出るやら危ういことです。
その時に善太郎さんのように手を合わせることが出来たらいいのですけど・・・
世の中安穏なれ、仏法広まれ!
どうしてそんなことがって口に出る。
パリ同時テロの映像。
連日トップに報道される。
カフェでの連射映像が報道されました。
テラスにいるお客や店内に容赦なく打ち込まれる機関銃の弾。
外から中へ逃げ込む客、
ちょっと犯人が反れた隙に逃げる客・・・
帰ってきた犯人はテラスに向かう。
机の下にでもしゃがんでいたのか
それを見つけた犯人は機関銃をその客に向ける。
ワ~・・・って思わず声が出ました。
これ、映画じゃないんだよな・・・
そう思いつつ固唾をのみ込みながらその瞬間を見る。
カチカチカチ
勿論、その映像では音は聞こえません。
後のコメントで知るのですが・・・
映画やドラマでよくあるシーン。
弾切れ、武器の故障・・・
カチカチカチ
その客は恐ろしくて顔を上げられなかったという、
ただ、靴を見ていただけ・・・
弾が出ない犯人は仲間に呼ばれたのか
その場を立ち去る。
思わず背もたれにうなだれました。
どんだけ力が入っていたことか・・・
怖かっただろうな~・・・
コイツならどうするか・・・
その客と一緒でしょう、歯を食いしばりそこにうずまっているのが関の山。
山陰の妙好人有福の善太郎さん、
一日の楽しみは仕事後の一杯の酒。
その日もそれを楽しみに帰って来た。
しかし、奥さんは身体の具合が悪くて支度が出来ていない。
勿論、お風呂の準備も・・・
それに怒った善太郎さん、
薪を右手に奥さんを追いかけまわしたという・・・
逃げ惑う奥さん、
最後に行ったのが仏壇の前。
追い詰めた善太郎さん、
今にも薪を振り下ろそうとする瞬間・・・気付くのです。
「また、善太郎が出た」と。
その薪をお仏壇にお供えし深く慚愧したとか。
コイツも一緒。
逃げ惑うのもコイツ、
鬼になるのもコイツ、
縁に触れたらどのような姿にもなるのですね。
そんなコイツが今日もご縁いただいてこの手を合わさせていただきました。
新聞ではテロに遭われた遺族文集が紹介されていました。
「掛け替えのない人を、最愛の人を、息子の母親を君たちは奪った。
でも君たちを憎まない。
憎しみという贈り物を君たちにあげない。
怒りで応じてしまったら、君たちと同じ、まさに無知に屈することになるんだ。
息子と2人になった。
もう、君たちに構っている暇はない。
息子が昼寝から目を覚ますから一緒にいなければならないんだ。
まだ17か月。
この子がずっと幸せで自由で生きていけば、
君たちは恥を知ることになる。
だから、君たちを憎むことはない。」
幼きいのちを抱きしめながら耐えておられるのでしょう。
コイツはそう耐えることが出来るだろうか・・・
坊守がよく言います、
「されて嫌だったことはしないことよ。
したら一緒になってしまうよ。」
コイツもそんなことが多くあるものですから
その言葉をつぶやきながら今を生き抜いています。
でも、本当のコイツがいつ出るやら危ういことです。
その時に善太郎さんのように手を合わせることが出来たらいいのですけど・・・
世の中安穏なれ、仏法広まれ!