金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

瓶ビール

2015年11月03日 20時04分26秒 | 日々あれこれ
飲んでもらったら助かる・・・


吃音の専門医が隣町に開業されたと朝刊の記事。
優しそうな先生が問診されておられる写真が掲載されていました。
何よりも心強いことはこの先生も吃音を患っていたとのこと。
読んでいてうれしかったです、コイツ。

一度お会いしてみたいな~って素直に思うコイツ。

その記事の隣にはその医院の患者さんの記事。
保育士をされていた30代の女性でした。
平生は何の心配もなく過ごすことが出来る。
しかし、大勢の保護者と面談したりするとなると緊張して
声が出なくなる、名前が出なくなる・・・
忘れている訳ではないのです、
口の中では言葉が出ているのです、名前も、話すことも何でも・・・
でも、いざ発しようとすると出なくなる。
それで保育の仕事を辞められたとか・・・

悔しかっただろうな~・・・
よく分かります、コイツ。
本当に自分のことのように読ませていただいた。

辛いよな~・・・

でも、このしんどさをこの先生は分かって下さるんですよね。
どれだけ心強いことでしょう。
吃音に悩む子どもたちに道が開かれたようでうれしかったです。

お夕事では御文章を拝読させていただいてます。
詰まり詰まり・・・
内容も有難いんですが
40後半のオッサンが安心して詰まることが出来る阿弥陀さまの前。
後ろでは坊守が一緒にお聴聞して下さる.
詰まり詰まりですから内容も分からないと思うのですが
そっと一緒にいてくださる。

「これは長かった!」って
浅原才市さんもご自身の御文章さんにメモされているそうですが
今日も長~いお手紙を聴いてそう優しく言ってくれる、坊守。

寄り添ってくれるおはたらきってうれしいですね。

「ご院さん、瓶ビールが沢山ありますから飲んでくれたら助かります。」
普通、飲んだら叱られそうですけど
片付けてさっぱりしたいんでしょうね、
「それこそや!Mが居る時に飲んだらよかった!」

娘も今朝のバスで帰って行きました。

娘もまた寄り添ってくれます。
飲みたいのに缶ビール一本で済ましているコイツ。
乾杯して一口だけ飲んでコイツにくれるのです。

「飲みさいや~」って。

ダメ親父を
ダメ夫を
ダメ住職を

みんな、み~んな支えてくださる。

コイツは幸せ者です。
酔ってま~す!コイツ。
コメント
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