金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

幸せのちから

2015年11月10日 20時00分42秒 | 日々あれこれ
パパっていい人だね・・・


ウイル・スミス、上手すぎ!
大好きな映画俳優の一人。
どのような役柄でもできる素晴らしい役者さんです。

お金のことで夫婦がギクシャクしていきます。
結局、離婚し一人息子は奪われるように父親が引き取る。

いろいろ重なりお金も底を尽き家も追い出される。

幼き子の手を引っ張り今晩のベットを求める。
ボランティアのベットの上でこの子が言うのです、
「ママが出ていたのは僕の所為?」
「そうじゃないよ・・・ママの事情で出ていたんだから・・・」
その言葉を聞きながらパパの顔を擦る息子。

「パパっていい人だね・・・」


お金って怖いですね・・・


「幸せのちから」って何なんでしょう・・・

金銭・財産・地位・名誉・・・
これらを手にするところに幸せがある。
これが幸せのちからなんだと。

確かにそれらを手にすることにより人も羨むような生活が広がる。
でも、みんながみんなそこに幸せがあるのかって言ったら・・・
どうなんでしょう・・・
3面記事にはセレブの離婚っていろいろ報道されているようですけど。
こんなこと書いていると僻みっぽい自分が空しくなります、アラを探しているようで・・・

これらに生きる力を見出すことにおいては異論はありません。
これらが無ければ生きていけませんから・・・
今晩のベットも探さなければいけないのですから・・・

でも、彼に息子が居なかったら立ち上がれる力はなかったのかもしれません。
この子を育てなくては・・・
いや、安心して休める今晩のベットを与えてやらなければ・・・

幼き子が父親を支え、奮い立たせていたたのでしょう。
いのちの温もり・・・
安らかな寝顔・・・
無邪気な微笑・・・
その支えを頂けることが、感じることが・・・幸せなんだと。

幸せに包まれるちから。

って、自分勝手に見ながら思うのです、コイツ。


現実、掴むことばかり思います。
「生臭坊主」だの「クソ坊主」だの言われながらも
一生懸命、コイツの今を外面被り今日を生き抜きます。

そんなこころ悲しき歩みでも
そっと寄り添い微笑んでくださるあなたがいてくださる。

掴むこともできず包まれていた人生。
その温もりのおはたらきを頂いて立たせていただきます。

今日を生かさせて頂こうって立ち上がります。


映画って本当にいいですね!サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・
コメント
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