はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

インターミッション 『鑑賞について』③

2006年04月07日 21時37分23秒 | インターミッション(論文等)
  (承前)

 一応、僕の鑑賞についての手順を書いてみる。
 まず『題詠100首blog』のそれぞれのお題投稿欄を開き、並んでいる歌をスクロールしながら読んでいく。
 途中で「おっ」と思った歌を、ワープロにコピー&ペーストする。
 最後まで読み終わったら、ワープロにペーストされた歌を改めて読み込む。
 感想を書き、ちょっとした意見も付け加える。
 1日寝かせた後(クールオフ効果)、何回か読み直してから自分のブログに掲載する。
 最後に、作者に対して歌を紹介させていただいた旨を知らせる。

 つまり、「眺め」「選び」「取り上げ」「コメントをつけ」「意見し」「載せて」「知らせる」のだ。
 偉そうでしょう?
 要するに(あくまで僕の場合、ということですが)〈鑑賞〉と銘打ってはいるけれど、これは紛れもなく〈批評〉なのだ。
 それも、根拠のない下手な印象批評。
 こういった〈批評〉は、いくら誠実に、注意深く行ったとしても、偉そうな気配をぬぐうことはできない。
 つまり、筆力や人間性うんぬんだけではなく、僕が行っているのは、本質的に偉そうな行為なのだ。

  (この項つづく)