ほらここが頭蓋骨よ、となぞらせる 教わるために指先はある
末松さくや(旅人の空(待ち人の雪別館)
官能的な歌です。
頭蓋骨に触られるのではなく、(おそらく)相手の手を掴んで自分の頭まで持って行き「なぞらせる」。
そして、「ここが」と断っているところから、なぞらせるのは「頭蓋骨」だけではないかもしれません。
下句は、なぞらされた相手が言ったのではなく、主体自身の台詞でしょう。
「指先って、なんのためにあると思う?」と。
読点と一字空けに、意味深な艶めかしさがあります。
末松さくや(旅人の空(待ち人の雪別館)
官能的な歌です。
頭蓋骨に触られるのではなく、(おそらく)相手の手を掴んで自分の頭まで持って行き「なぞらせる」。
そして、「ここが」と断っているところから、なぞらせるのは「頭蓋骨」だけではないかもしれません。
下句は、なぞらされた相手が言ったのではなく、主体自身の台詞でしょう。
「指先って、なんのためにあると思う?」と。
読点と一字空けに、意味深な艶めかしさがあります。