はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

ひとえまぶたの美女(2)

2008年06月30日 13時40分31秒 | たんたか雑記
 山口百恵の初期の歌「ひと夏の経験」では
「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」
という扇情的な歌詞が話題になったが、僕はむしろ、抑揚の少ないメロディーをあの低音で淡々と歌われて、子供心にとっても怖かったことを憶えている。
 今、改めて聴いてみたら、低いところからナニモノかがじわじわとこちらに近づいてくるような心地がしてやっぱり怖かった。
 この曲は今ではいろんな人がカバーしているが、それらを聴いても全然怖くないので、やはり山口百恵のみが為し得る境地なのだろう。
 
  百の意味込めたのだろう四文字分きみはくちびるだけを動かす

ひとえまぶたの美女(1)

2008年06月29日 18時49分35秒 | たんたか雑記
 こうなると自分の次の行動は予測できて、沢田研二のベスト盤CDを聴きたくなるのだろうなと思ったら案の定そうなったので、図書館から借りてきた。
 同時に、山口百恵の動画も「You Tube」で見たら反応してしまったので、これも借りてきた。

 「プレイバックpart2」や「美・サイレント」などもほぼ完璧に頭の中で再現できるが、大学時代にベスト盤CDを持っていたので(その後売った)これは別に不思議ではない。
 山口百恵も、沢田研二と並ぶ大スターであることを再認識したが、この人の場合はジュリーと違って、真似しようったって出来ない独特の存在感がすごかった。

ジュリーの帽子から(3)

2008年06月28日 18時25分20秒 | たんたか雑記
 さて、頭に再現された「勝手にしやがれ」が本当に完璧かどうか確かめるため、「You Tube」で動画を見たら本当に完璧だったので思わず笑ってしまった。あはは。
 それで他にも懐かしい映像を次々に見ていき、
「沢田研二という人は、ほんとにカッコよかったんだなあ」
との認識を新たにした。

 しかしそのカッコよさは一種独特というか、何かとスレスレというか、はっきり言えばジュリーがやるからカッコいいんであって他の人がやるとただのバカ、というシーンがかなりあった。
 そういえば「TOKIO」や「カサブランカ・ダンディー」などよく真似したものだが、あれは客観的に見るとバカ丸出しの風景だったのだな、と今になってしみじみ恥ずかしい。

  どの瓶で吹いたのですか空中に舞うアルコール肌に感じて

ジュリーの帽子から(2)

2008年06月27日 18時44分26秒 | たんたか雑記
 幸い、やすたけまりさんの歌に反応した時はたいしたことをしていなかったので、安心してジュリーといっしょに
「あ~ああ~~」
とかやっているうちに、間奏、二番、リフレインからエンディングまできっちり再現してフィニッシュした。

 調べてみると「勝手にしやがれ」は1977年の曲で、当時私は10歳である。
 別に沢田研二のファンでもなかったのに、30年以上経ってなお完璧に(金管のリフからファンの悲鳴まで)再現できることにちょっと驚いてしまった。
 すごいと思うより、もうちょっと憶えておくべきことが他にあったんじゃないのか10歳の私!と思ってしまったのである。

ジュリーの帽子から(1)

2008年06月26日 21時46分23秒 | たんたか雑記
 やすたけまりさん(おとくにすぎなさん)の歌

  032:ルージュ
  たくさんの鳥と木登りカンガルージュリーの飛ばす帽子をさがせ

 に、おお!と反応してしまった。
 いっしょに反応された方、同年代ですね。
 かの沢田研二の名曲「勝手にしやがれ」である。

 とたんに、あの短いが扇情的な前奏が頭の中で鳴り出し、ジュリーが歌い始めてしまった。
 あとは本を読んでいようが、仕事で事業報告書を作成していようが、頭は自動的に曲を進行してゆく。
 こういうことは時々あるが、どんな曲を流すか主には決定権がないのがつらいところだ。
 深刻極まりない相談事などの時に「ああ人生に涙あり(水戸黄門のテーマ)」とか「仮面ノリダーのうた」とかが流れた日には、たまったものじゃない。

「(裏)題詠100首2008」スタート

2008年06月18日 18時35分10秒 | (裏)題詠100首2008
 さて、「題詠100首2008」が予想外に早くゴールしてしまったため、体が空いてしまいました。
 このまま皆さんの走りを傍観しているのも寂しいので、新コーナーを立ち上げたいと思います。
 題して「(裏)題詠100首2008」。
 なんか怪しい題名ですが。

 簡単に言うと、「題詠100首2008」のお題を今度は遡って詠んでみようという企画です。なーんだ。
 しかし、普通に折り返すのではおもしろくありません。
 そのお題の文字は使わずに、お題の雰囲気を表現できないか。

 おお、大丈夫かそんなことして。
 「016:%」とか「037:V」なんて、どうやって表現するんだ。
 むしろ、そこまでたどり着かずに自爆してしまう可能性が大ですが、無謀にも始めてみようと思います。
 気が向かれたら、どうぞご覧下さい。