山口百恵の初期の歌「ひと夏の経験」では
「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」
という扇情的な歌詞が話題になったが、僕はむしろ、抑揚の少ないメロディーをあの低音で淡々と歌われて、子供心にとっても怖かったことを憶えている。
今、改めて聴いてみたら、低いところからナニモノかがじわじわとこちらに近づいてくるような心地がしてやっぱり怖かった。
この曲は今ではいろんな人がカバーしているが、それらを聴いても全然怖くないので、やはり山口百恵のみが為し得る境地なのだろう。
百の意味込めたのだろう四文字分きみはくちびるだけを動かす
「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」
という扇情的な歌詞が話題になったが、僕はむしろ、抑揚の少ないメロディーをあの低音で淡々と歌われて、子供心にとっても怖かったことを憶えている。
今、改めて聴いてみたら、低いところからナニモノかがじわじわとこちらに近づいてくるような心地がしてやっぱり怖かった。
この曲は今ではいろんな人がカバーしているが、それらを聴いても全然怖くないので、やはり山口百恵のみが為し得る境地なのだろう。
百の意味込めたのだろう四文字分きみはくちびるだけを動かす