ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

2016年御招待賞です。 「月の剥がれる」 劇団アマヤドリ

2017年01月30日 | そんなご舞台な2017年
2016年御招待賞です。 「月の剥がれる」 劇団アマヤドリ

いつも、御招待をしてくれる事務所や劇団に対して、その年一番感動した舞台にお礼がしたくて、毎年「御招待大賞」を発表してきました。大きな有名な劇団ではなく、コツコツと頑張っている小劇場のみなさんに、招待してくれたみなさんに贈ってきたつもりです。これまで、以下のような作品を選んで来ました。

2004年 「ストリップ」 劇団グリング
2005年 「兄妹どんぶり」 劇団道学先生
2006年 「2学期の風」 透明ランナープロジュースvol.2
2007年 「散歩する侵略者」 劇団イキウメ
2009年 「大人の時間」 ザ・ガジラ
2010年 「ポン助先生」 自転車キンクリーツ
2011年 「投げられやすい石」 ハイバイ
2013年 「花子フルメタルジャケット」 ハリケーンディスコ
2014年 「トロワグロ」 城山羊の会
2015年 「痕跡」 劇団KAKUTA

2016年、今年は、「月の剥がれる」 劇団アマヤドリに 決定します。

再演だそうですが、衝撃的な内容でした。私の好きなポリティカル内容です。しかし、そうとは見せずに展開していきます。ところが途中で、「あれ、これってものすごい事言ってるよな」って気がついてから、もう一気にのめり込みました。

昨年の前半は、「嗚呼いま、だから愛」 モダンスイマーズ@東京芸術劇場が、圧倒的におもしろかったです。9月に舞台45「月の剥がれる」 アマヤドリ@吉祥寺シアターを見て、さらに年末に「自己紹介読本」 城山羊の会@小劇場B1を見て、この3本が昨年のベスト3でした。迷いに迷いましたが、難しい内容に、果敢に攻め込んだ「月の剥がれる」に決めました。私的にはノーマークだったので、そのインパクトも大きかったです。

記念のワインです。制作の安藤さんに受け取ってもらいました(^^) ラベルに「月の剥がれる」のチラシを印刷してあります!!

舞台45「月の剥がれる」 アマヤドリ@吉祥寺シアター

9月に見た舞台ですが、あまりにも感動・衝撃が激しくて、感想書く事すら後回しになってしまいました。全く見た事もない劇団でした。劇団アマヤドリ・・・前身がひょっとこ乱舞・・・?なんじゃ・・・これ?「アマヤドリ」という劇団名からして、さだまさし風のやさしい感じの舞台なのかなぁって予想して行ったら、これがこれが裏切られました・・・最初は、バレーダンサーの踊りから始まるので、ますます甘っちょろいテイストなのかと確信を持ちましたが、なんと超硬派の剛速球!!のストーリー展開でした。「日本は、怒りを放棄する」というのが大きなテーマになっています。どういうことか?「怒り」を捨てるとは・・・今年、一番の衝撃の舞台でした。大好きですこういうの(笑) ただ、3時間近くあって、長い。しかし、その長さを感じないぐらい、衝撃の舞台でした。


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