ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「武士の一分」

2007年02月26日 | 映画の光と影
「武士の一分」
いやー映写機が悪かったのか、もとの絵が悪いのか、室内シーンではほとんどピンボケ状態で、とてもイライラしました。おそらく実際の室内は暗いから、それを忠実に再現したのかもしれませんが、カメラの絞りは開放状態だったんじゃないかと思います。そうすると、どうしてもピントが合いにくくなります。ともかく、あまりにも主人公達の表情が見切れず、欲求不満でした。日本映画は若い人達に、「日本映画は画面が暗くて、ストーリーもダサイ」とよく非難されます。暗い場面でちゃんと写す技術が、優秀なのかもしれません。しかし、そんな事客は求めてないんじゃないでしょうか。お客のニーズを全く取り違えて、スタッフの自己満足の中で仕事してるんじゃないでしょうか。そんな事考えてしまいました・・・いい映画だったんですが、映写が(?)台無しにしてました・・・