早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

自分の親の死亡通知を書く...!

2016年01月14日 04時10分23秒 | 読書







 今は医者や看護師を

志す人であっても、

身近な人の死を経験しないまま

医療の現場に立つことが多くなりました。


ある看護大学の授業で、

ちょっとショッキングな

シミレーションをしてみたことがります。


「いま、あなたのお母さんが亡くなった。

お母さんの知り合いに

その死を伝えなければならない」

という想定で、

死亡通知の作文を書かせてみたのです。


「いやー」とか「そんなー」と

声をあげていた学生が、

そのうち神妙になってきて

書き終えたものをみんなの前で

読み始めるころには

全員が目に涙をいっぱいためていました。


酷なようですが、こうでもしなければ、

死を実感をもって経験することは

いまはとにかく難しいのです。


  「生き方上手」
          日野原 重明 著
     







 医師や看護師が

自分の親の死に直面するなど

そんな酷なことはないけれど

医療現場にたずさわる

職業であるからこそ

自分の肉親の最期は

自分で看取るべきと思う


医師や看護師であろうと人の子

自分の親の看取りは

他の医師たちに任せ

自分は遺族で神妙に

悲しんでいたいだろうけど

聖職に就いている者として

毅然とした対応を取ってもらいたい


もし医師たちが

自分の肉親が重篤な病気で

死を目前にしているとしたら

どんな医療を施すのだろうか

延命治療や開腹手術などするだろうか


死もさることながら、医療の全てについて

自分の肉親を想定して臨んでいって欲しい


我々一般人には想像もできないような

人の死が頻繁に起こりうる

病院というところ

そんな現場で医師たちはどんな気持ちで

人の死に目に対処しているのだろう

この上もなく辛い職業にちがいない


     早起き鳥




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