角川書店
久しぶりに1日で一気読み。
かつて大学時代に、恋愛論議を熱く繰り返したことを思い出す。「恋愛は、互いに見つめ合うことではなく、同じ方向を見ることだ」。そんなことを私はひたすら唱えていたように思う。そしてそれは、今も変わらない思いでいる。少し変化はしたかな。not butではなく、andへ。
男女として(今はパートナーとして、と言う方がより正しいのかも知れない)惹かれ合うとともに、やはり価値観も共有したい、または互いに成長し、共感できる関係を続けていきたい。
社会的な存在として生きていく上で、せめて世の中を見る目、この世の中でどう生きていくかについては、共有したものを持っていたいと思う。
たやすく別れないで、恋愛を続けていく必要条件だと思い続けてきた。
この小説は、親子関係、夫婦、難民、パートの雇用、ヘイト、同調圧力などの現代的なテーマが散りばめられ、「あなたならどう考える?どうする?」と突きつけられる場面が山ほど読者に迫る。
展開の最後には、光が垣間見え、救われる結末なのだが、現実にはこのような終わり方はまずないだろう。
あさのさんの善意が生み出した「幕」。おそらくは、まだ幕は下りないまま、現世は複雑に展開していくのだろう。
うまくまとまらない感想。
久しぶりに1日で一気読み。
かつて大学時代に、恋愛論議を熱く繰り返したことを思い出す。「恋愛は、互いに見つめ合うことではなく、同じ方向を見ることだ」。そんなことを私はひたすら唱えていたように思う。そしてそれは、今も変わらない思いでいる。少し変化はしたかな。not butではなく、andへ。
男女として(今はパートナーとして、と言う方がより正しいのかも知れない)惹かれ合うとともに、やはり価値観も共有したい、または互いに成長し、共感できる関係を続けていきたい。
社会的な存在として生きていく上で、せめて世の中を見る目、この世の中でどう生きていくかについては、共有したものを持っていたいと思う。
たやすく別れないで、恋愛を続けていく必要条件だと思い続けてきた。
この小説は、親子関係、夫婦、難民、パートの雇用、ヘイト、同調圧力などの現代的なテーマが散りばめられ、「あなたならどう考える?どうする?」と突きつけられる場面が山ほど読者に迫る。
展開の最後には、光が垣間見え、救われる結末なのだが、現実にはこのような終わり方はまずないだろう。
あさのさんの善意が生み出した「幕」。おそらくは、まだ幕は下りないまま、現世は複雑に展開していくのだろう。
うまくまとまらない感想。