映画ながら、「読書」の範疇にいれてしまった。
4/30 11:00- 岩波ホール
エリート校から底辺校へと異動した教師が、悪戦苦闘しながらも、次第に子どもに寄り添い、子どもからも信頼を勝ち取っていく。
一言で紹介すれば、こんなふうになるのだろうか。
まず、日本との現場の違いが印象的だ。
中学校が舞台となっているが、「ゼロトレランス」よろしく、「問題行動」「非行」が発覚すると、すぐに保護者と子ども同席の、
「判定会議」がなされていること。退学、謹慎など、日常的に行われている様子が伺える。(日本でも、そこに向かっている風潮はあるものの)
フランスも、やはり「病んだ現場」に苦慮しているのだ。
教師が、かなり「早く」退勤していること。(笑)
「寄り添うこと」に、この映画の主張は集約されているようだ。
良心的な映画であることは間違いがないが、私には、もうひとつ掘り下げ方が浅いように感じられた。
職員室も、白黒を分けて描きすぎているし、いったん子どもが退学処分され、そして撤回され、再び登校するまでの描写は、いとも簡単すぎる。
子どもの、教師の、「葛藤」が描ききれていないのだ。
エリート相手に教育を行ってきた教師が、いかに底辺校の子どもに「寄り添う」ようになっていったのか。
主人公に好意を寄せる女性教師が、なぜ彼に心を開いていったのか。
退学処分を撤回されながらも、登校を拒否していた男子生徒が、なぜひょっこりと学校に着始めたのか。
ここまで、突っ込んでほしかったなと思う。
エンディングが、メリー・ホプキンの「悲しき天使」だったのには、嬉しい驚き。
小さい声で、一緒に歌っていた。(笑)
【Those Were The Days 歌詞】
Once upon a time, there was a tavern
Where we used to raise a glass or two
Remember how we laughed away the hours,
Think of all the great things we would do
Those were the days, my friend
We thought they’d never end
We’d sing and dance forever and a day
We’d live the life we’d choose
We’d fight and never lose
For we were young and sure to have our way
La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La La La La La
Then, the busy years went rushing by us
We lost our starry notions on the way
If, by chance, I’d see you in the tavern,
We’d smile at one another and we’d say
Those were the days, my friend
We thought they’d never end
We’d sing and dance forever and a day
We’d live the life we’d choose
We’d fight and never lose
Those were the days, oh yes, those were the days
La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La La La La La
Just tonight, I stood before the tavern
Nothing seemed the way it used to be
In the glass, I saw a strange reflection
Was that lonely woman really me?
Those were the days, my friend
We thought they’d never end
We’d sing and dance forever and a day
We’d live the life we’d choose
We’d fight and never lose
Those were the days, oh yes, those were the days
La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La La La La La
Through the door, there came familiar laughter
I saw your face and heard you call my name
Oh, my friend, we’re older but no wiser
For in our hearts, the dreams are still the same
Those were the days, my friend
We thought they’d never end
We’d sing and dance forever and a day
We’d live the life we’d choose
We’d fight and never lose
Those were the days, oh yes, those were the days
La La La La La La
La La La La La La
La La La La La La La La La La
(意訳)
昔のことだけど、一軒の居酒屋があったの
そこで私たちは一、二杯グラスを乾して
私たちは時の経つことなんか笑い飛ばしてたわ
私たちが成すであろう素晴らしいことを考えて
あれはそんな時代だったわね、そうでしょ(友よ)
私たちは、そんなことに終わりはないだろうと思っていた
私たちは歌い踊るだろう、永遠と一日(ずっと変らずに)
私たちは私たちが選んだ人生を生きるだろう
私たちは戦いそしてけして負けないだろう
私たちは若かったし、私たちのやり方を確かに持っていた
ララララララ
ララララララ
ララララララララララ
それから、忙しい年月が私たちの傍を急いで過ぎ去った
私たちは(星空のような)煌めく考え方をその途中で失くしてしまった
もし、偶然、私があの居酒屋であなたにあったなら、
私たちはお互いに微笑んで、私たちは言うでしょう
あれはそんな時代だったわね、そうでしょ(友よ)
私たちは、彼らが終わることがないだろうと思っていた
私たちは歌い踊るだろう、永遠と一日(ずっと変らずに)
私たちは私たちが選んだ人生を生きるだろう
私たちは戦いそしてけして負けないだろう
あれはそんな時代だった、ああそうさ、あれはそんな時代だったね
ララララララ
ララララララ
ララララララララララ
ちょうど今夜、私はあの居酒屋の前に立って
いつもするように何気なくしていると
ガラスの中に、私が奇妙に映ってるのを見たの
あの淋しそうな女性は私だったの?
あれはそんな時代だったわね、そうでしょ(友よ)
私たちは、彼らが終わることがないだろうと思っていた
私たちは歌い踊るだろう、永遠と一日(ずっと変らずに)
私たちは私たちが選んだ人生を生きるだろう
私たちは戦いそしてけして負けないだろう
あれはそんな時代だった、ああそうさ、あれはそんな時代だったね
ララララララ
ララララララ
ララララララララララ
ララララララ
ララララララ
ララララララララララ
ドアを通ったら、馴染み深い笑い声が聞こえて来たの
あなたの顔を見えたわ、そしてあなたが私の名前を呼ぶのを聞いたわ
ああ私の友よ、私たちは年とったけど、賢くならなかったね
それは私たちの心のため、夢はずっと同じままなんだもの
あれはそんな時代だったわね、そうでしょ(友よ)
私たちは、彼らが終わることがないだろうと思っていた
私たちは歌い踊るだろう、永遠と一日(ずっと変らずに)
私たちは私たちが選んだ人生を生きるだろう
私たちは戦いそしてけして負けないだろう
あれはそんな時代だった、ああそうさ、あれはそんな時代だったね
ララララララ
ララララララ
ララララララララララ
(http://www.magictrain.biz/wp/blog/2011/10/09/%E3%80%8C%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%8D%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%80%8D%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%B3%E6%AD%8C%E8%A9%9E%E5%92%8C%E8%A8%B3%EF%BC%9Amary-hopkin-thos/)