息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

「KUNIO VAN PRUISSEN」乙川優三郎

2023年10月29日 21時45分37秒 | こんな本を読みました
 残り10ページとなり、いったん本を閉じてしまった。
 久しぶりの感覚である。
 主人公の青年期から晩年(と言うのには無理があるが)までを、たった221ページに収めるには、重く、多彩すぎる内容である。
 本の中では、中年の記述が少なく、すぐに「死」を意識する齢となる。それが唯一の不満な点である。
 
 いつも書いていることだが、人の一生をどれだけ重く、また唯一無二のものとして書いてくれるか。私はいつも小説に期待していることである。
 その点からすれば、乙川氏の小説は、それを満たしてくれるし、読後に、私の心を重くしてくれもする。
 
 しばらくは、私は「クニオ」として生きていくだろう。
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日本という、情けない国

2023年10月29日 08時14分56秒 | 教訓
国連総会で、人道目的の休戦決議に、日本が「棄権」。
どうでもいい、ということか。
主体性のない、恥ずかしいスタンスの国、日本。
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原発 汚染水

2023年10月26日 19時54分57秒 | 教訓
原発、汚染水をめぐっては、私たち国民が分断されることを一番危惧しています。
漁協しかり、マスコミの「処理水」表現しかり、「汚染水」と言ったために「非国民」扱いする世論しかり、さらに中国の輸入禁止についても、政治的な駆け引きを念頭に、中国憎しの世論を誘導し、それがさらに「汚染水」と言えない世論を作り上げている。
希釈しても、何十年垂れ流したら、どうなるのかは、だれも分からない。ひとつ言えることは、「良くなるはずがない」ということ。人類の、生物の存続をかけた実験になるだろうということだけです。
私の教え子に、気仙沼で漁業を継いだ子がいますが、この十年、ずっと、続けるべきか、やめるべきか、悩んでいます。まだ結論が出せないままでいるようです。私は聞くだけで、歯がゆいかな、何も言えません。
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年間四万で開かれる人生?

2023年10月25日 20時37分00秒 | わたしごと
目に見える経済対策を、と岸田首相は言うが。
年間四万の減税で、何が見えると言うのか。
一ヶ月3000円と少し。一日100円。
もちろん、税金が減るのはありがたい。
四人、五人家族なら、バカにならないだろうが、それにしても、それを理由に社会保障が劣悪になりそうで、嬉しい気持ちも長くは続かない。
もっと考え、やるべきこと、やってはならないことは、あまたあるだろうに。
岸田氏は、どんな社会を目指して務めているのか。
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自民に勝つにはやはり共闘だろう

2023年10月22日 20時27分42秒 | 教訓
徳島高知の補選で、立憲、共産共闘の候補が当確。
残念ながら、自民は、内閣の支持率が低くなったとは言え、悔しいくらい強い。
現時点では、共闘に代わるべき名案はない。
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陳腐、最悪、最低の通達 10.23 通達20年

2023年10月22日 19時15分47秒 | こんなもの いらない
本来は学校独自の判断、計画で実施されるべき卒業式が権力により歪められ、教育の場から国家の統治道具に変質させられた最低最悪な通達が出されて20年もの歳月が流れた。
日の丸は舞台正面に掲揚しろ、君が代は教師の伴奏で、全員が斉唱しろ、椅子は正面に設置せよ、紅白幕を垂らせ。現場からすれば、「馬鹿じゃないの」と思うほど、陳腐な項目が並び、とても正気の沙汰とは思えない通達である。
拒否をすれば処分。延べ484名の教職員が処分されている。
戦前の暗黒時代と、なんら変わることのないものだ。
今日は日比谷図書館で、通達撤回、裁判勝利の集会が行われた。

時間が流れるだけ、国民、都民の記憶から遠ざかってしまうことが、悔しく、残念でならない。
こんなくだらぬ通達が、早く撤回され、都が反省、謝罪する日が、1日でも早く来ることを願っている。
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『父を焼く』山本おさむ

2023年10月20日 22時08分13秒 | こんな本を読みました
親子ものには、めっぽう弱い。
現在の自分は、両親が築いた生活が土台により育まれたものであり、誰しもそこからは逃れることはできない。
だからこそ、感謝も、悲哀も、同時に生まれてくるのだ。しかも、その感情は、まったく個々、十人十色であり、それを理解できるのは本人しか存在しない。
本書もしかり、内容的には、私と同期、共鳴する箇所は、半々というところか。
本書の父親の顔が、私の父に似ていたことが、一番の共鳴部分。
悪くはないが、私には、少しばかり隔たりが大きすぎた。
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え、そうなんだ

2023年10月17日 17時35分26秒 | 教訓
新幹線の喫煙ルームが来春から全廃されるらしい。
ニコチン中毒者にとり、大変なニュースた。
どうしようかと思案。いくつかの新幹線を乗り継いで、乗り換えのたびに駅を出て一服するかな。えらく時間と手間がかかりそうだ。
禁煙の選択肢?
う~ん、しんどい。
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ガザ情勢を知りたい

2023年10月16日 07時58分23秒 | 教訓
世界のあちこちで起きている情勢、事件、内紛、戦争を、全て正確に把握することは、誰しも不可能だろう。
それでも、「すべて」に近づきたいとする欲求も、人間の性でもあるだろう。
後ろの長さよりも、ずっと短くなった前の部分で、足りないだろうが、探究、研鑽、探究、研鑽。
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都の給料値上げ

2023年10月13日 20時37分53秒 | あれこれと
東京都人事委員会は13日、令和5年度の都職員の月給を平均3569円引き上げるよう勧告した。3千円以上の引き上げは平成10年以来25年ぶりの高水準。ボーナス(期末・勤勉手当)の年間支給月数も0・1カ月分引き上げ4・65カ月分とする。引き上げは月給、ボーナスともに2年連続。

月に3500円の値上げを、多いととるか、いや少なすぎるととるか。
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『大門寺と問題児』久々に読んだコミック

2023年10月10日 22時42分37秒 | 教訓
すれ違いの会話が楽しい。
それだけだが、一気に読了。
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NGリスト 根まわし

2023年10月09日 10時04分10秒 | 教訓
ジャニーズ事務所の会見で指弾された「NGリスト」。
これを聞いて、私が勤めた学校のPTA総会を思い出した。
あらかじめ台本があり、発言、質問すら、だれが何を言うかまで、そこには記載されている。
排除するのも、あらかじめ発言する者の名前や内容が決まっているのも、根は同じ。
いずれも「開放された論議」からは、かけはなれた策動だ。
あ、研究発表会でも似たような根まわしの光景を何度も見てきた。
退廃。
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日本保守党 またまた出てきた空疎な勢力

2023年10月05日 17時40分37秒 | 教訓
「作家の百田尚樹さんと私が立ち上げた「日本保守党(以下、保守党)」が、9月30日正午きっかりに、党員登録をスタートさせた。直後から党員の数がうなぎ上りとなり、わずか2時間後に1万人を超え、24時間後となる10月1日正午より前に3万人を超えた。」(夕刊フジ)
威勢だけはいい。中身はない。
うんざりするほどの、権力補完勢力だ。
彼らがどんな未来を描けるか。私の未来を彼らに絶対に託したくない。
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「音楽と政治」に期待

2023年10月02日 17時45分05秒 | わたしごと
音楽、というよりも、私には「歌」という素朴な呼称なのだが。
私たちの口ずさむ歌が、丸ごと資本の論理で作られ、歌わされ、買わされていることに、白けている私には待望の本が出された。
まだ前書きしか読んではいないが、問題意識が重なり、このあと読みがいがあることを期待させる。
それほど音楽に詳しい私ではないが、頑張って読了したい。
私自身は、「はやり歌」に対しての、素朴な失望がスタート。
これまで「在野」だったフォークソングか、軒並み「メジャー」になったことが始まりである。
吉田拓郎、五輪真弓、井上陽水、小椋佳たちが、挙って「メジャーデビュー」し、テレビに出始めたあたりである。
「おいおい、あなた方はテレビには出ない、金儲けで歌っているんじゃないと宣言していたじゃないか」。そんな単純な思い、裏切られた思い。
駄目押しが、かぐや姫の「神田川」。個人のチマチマした恋愛に、歌がシフトしたと感じた。
日本のフォークソングは、反権力、反メジャーだったはずだと、私の先入観かもしれないが、それ以降、巷に流される歌を聞くと、完全に白けてしまった。
予想通り、彼ら、彼女らの発表する歌は、個人の恋愛ものが主流になり、角ばった政治もの、解放もの、風刺ものは、影を潜めていく。
欧米のロックも、日本では反権力にはなりえず、車に乗って、「やっちゃえニッサン」などと宣うお方が、ロック界の大御所だという。
政治は、さりげなくお断りの業界。「歌に思想はもちこまない」ことを当然視する国民。
私たちは、歌いたいのだ。歌わされたくないのだ。
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「水曜の朝、午前三時」蓮見圭一

2023年10月01日 06時34分06秒 | こんな本を読みました
サイモンとガーファンクルの同名。歌詞と小説のシンクロを意識したものであろうが、私にはピンと来なかった。アルフィーにも同名の曲があったような。
別の題名でもよかったのに。
小説自体は、三日で読み終えるほど引き込まれた。大阪万博は、私が高一で長野の「学生村」に同級の荒木くんと行ったときに開かれていたもの。
興味はあったが、行くことはなかった。
「別れる」ことと「別れられない」思いは、恋愛小説の王道なのだろうが、その切なさは、誰しも似たような経験があるから、なおさら切なく読めるのだろう。
今回は、登場人物と自分と重ねて読んだせいか、読後感は「疲れた」(笑)
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