息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

安倍内閣の支持率下がらず 教育の成果か

2017年05月29日 22時12分05秒 | わたしごと
安倍内閣の支持率は、1週間前に行ったものが47%にも達していることを朝日新聞が報じている。
20台の世代が1番高く、「右肩下がり型」と称されているようだ。
半数近くが「他よりもよさそう」という理由だとのこと。

私などは、「他は、まだましかも」と思っているのだが、若者はそうではないらしい。

こんな「最低」とも言える内閣が、こんなに高い支持を得られているのか、あれこれと論じられているが、その一つに
国の推進してきた「教育の成果」もあるのではないか。

若者は、一言で言えば「政治的無菌状態」「政治問題忌避指向」なのである。
とにかく「社会を変革していく」という視点がまったくといっていいほどない学校の教育内容である。
教員はつねに「中立」を強いられる。「中立」などあり得ない概念なのだが。

いま、日本で抱えている問題に関しては、さりげなく避ける教師と、そんな「人畜無害」の教育を受けてきた若者。
その世代は、すでに親となり、教師ともなっている。
政治的無関心。「当たり障りのないことだけ関わって世渡りする」。

慰安婦、君が代、日の丸、「平和教育」の排除、「公」ばかり強調する道徳、「領土問題」には意気盛んな教科書、原発、自衛隊、
憲法

みな、真実を教えることはできない。みんなで「考えよう」とはならない。

「あなたたちは、これからの日本を、世界を作り上げていく変革者なのです」
「醜いことにも目をそむけないで、真実に迫っていくことを学んでいきましょう」

国の、文科省の教育は、これとは対極にいる。

こんな教育を受けたからこそ、安倍内閣の、姑息な、ペテンじみた、上から目線の、品のない、奢った行動が見えてこないのかもしれない。

もちろん、民進党の頼りなさもあるに違いない。

しかし、「他よりもよさそう」として、結果的に醜悪な安倍政権を支持するとは、哀しいかぎりである。

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都教委の「校務改善」を嗤う

2017年05月28日 00時17分28秒 | 教育を考える
 とにかく忙しい。
 子どもと向き合う前に、報告文書、会議、行事・・・が優先となり、肝心の授業の準備ができない。
 子どもと接する時間がとりない、学力の遅れを取り戻す取り組みができない。

 都教委は、「多忙感」という言葉でもって、私たちの過密した勤務を「気持ち」にすり替えているわけだが、
一応「校務改善」には、なんらかの手立てが必要だとは感じているようだ。

 ここに、教育長人事部から発行されている「校務改善NEWS」18号がある。
 平成28年10月発行。
 18号も出ているんだ。それならば、さぞかし・・・そんな期待を裏切る内容の紙面。

 おそらく推進校、先進校のひとつだと思われる、荒川区峡田小の実践報告が掲載されている。

 ここでは、
 「(1)学校経営方針に直結で校務改善
(2)凡事徹底と分かりやすさで校務改善
(3)トップダウンとボトムアップで校務改善」
 をメインに実践したとのこと。もうなにか期待はずれの予感がする。

 それを受けて2つの事例を紹介。
 「実践例1 常に清潔な環境で信頼される学校づくり」
 「学期2回の机上整理整頓デー」そして「全教室の学習環境を統一」

 具体的には。「〇整理 →不必要なものを処分する 〇整頓 →必要なものを使いやすく 〇清掃 →学習環境をきれいにする 〇清潔 →「整理・整頓・清掃」を習慣にする」
 「○黒板、電子黒板やロッカー、本棚等の配置 ○清掃用具等、備品の置き場所、置き方 ○当番表や印刷物、児童の作品等の掲示の仕方 ○児童の作業スペースの確保」

 2つ目は「実践例2 OJTの充実」 具体的には「年間13回の計画的な実施」
 その内容は、「○効率化で生み出された時間の有効活用 ○持ち回りの講師(教員)による運営 ○教員個々の専門性の活用 ○職層に応じた学校運営への参画意識の形成」

 そしてその成果として、「業務作業効率のアップ」「服務事故の防止」「落ち着いた学習環境」「学力の向上」「教職員の資質・意欲の向上」
「指導力の向上」なのだそうである。

 まとめとして「学校全体での校務改善への取組が、学校経営方針に直結し、学力の向上、学習規律の定着、教育環境の充実等の推進につながった。
校務改善推進委員会が中心となり、組織的に負担軽減、業務の効率化を図ることで、教職員の校務改善への意識向上につながった。
効率的な業務の取組により、研修の充実に向けた時間の確保ができ、教職員の資質と意欲の向上、および指導力の向上につながった。」

 これを読んで深い感銘を受ける教員はいるのだろうか。断じて言える。「1人もいない」と。
 この小学校の教員にも訊いてみたい。「多忙感は解消されたのですか」「未来が明るくなりましたか」と。
 これも、笑顔で「はい」と即答される教員は、1人としていないのではないか。

 これが1番新しい号のニュースなのだと思うと、暗澹たる気持ちになる。

 ここには「効率的にやればなんとかなるのだ」という思いに充ち満ちている。しかし問題は、「効率的にやっても、それをぶちこわすくらい絶対量が多いこと」なのだ。
 工夫すれば、はい、この通り、楽になったでしょ。
 そんな次元のものではないのだ。
 
 まず、「子どものため」と言われながらも、切り捨てられるものを徹底的に切っていくことだ。
 それは、私たち職員の人数、勤務時間から割り出された「妥当な量」まで徹底的に行われなければならない。
 削れないのなら、人数を増やして対応しなければならない。
 
 無制限の残業を可能にしている「4%」の手当も再検討すべきだろう。
 現在認められている「4項目」も、まったく現実とは乖離している。学年会がなぜ「自分の都合」であって「仕事」ではないのか。テストの採点も、持ち帰った仕事も、なぜ「残業」とはならないのか。
 管理職は、タイムカードもない職場で、部下の勤務状況をどうやって把握しているのか。(というより、把握できていないはずだ)

 この号を見るかぎりでは、本当に私たちが充実し、ゆとりをもって子どもと向かい合うことなど、万に一つもない。
 むしろ、これを機に、管理強化していこうという魂胆しか感じることはできない。

 二枚舌。都教委。
 
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いっときの癒し みな元気そうで

2017年05月27日 22時40分07秒 | わたしごと
 異動された人も含めて、我が家で「一品持ち寄り」の会を行った。
 現在、私の勤務校にいる先生が6人、去年、一昨年に一緒だった先生が3人。
 今年のような超過密の勤務のさなか、どれくらい集まってもらえるか不安ながらも、みなさんよく集まってくれました。
 
 新しい学校で、理不尽極まりない管理職と闘っているAさん。
 やっと期限付きの採用になって、本採用の足がかりをつかんだFさん。
 心配でしかたなかった異動先に、ようやく慣れてきたというMさん。

 みんな顔色がよく、異動先でも頑張っているのだなと少し安心する。

 かつては、毎週土曜の昼食が、職員同士の交流の場だったのだが、今はそれもなく、納め会や歓送迎会くらいの「飲み会」くらいでしか交流できない今となってしまった。
 やはり職員間の関係は、希薄になってきたのだろうなと思う。

 先発隊は、駅で待ち合わせ。かんたんなつまみと、飲み物を買い込んで我が家に。
 のこりは、好きな時刻に我が家に直行。

 あとは、みんなで愚痴のこぼし合い。近況報告。フラワーアレンジメント。
 おしゃべりは、いつまでも尽きない。
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「サザエさん」の主題歌をずっと聞き誤っていた長男

2017年05月22日 23時03分29秒 | 言葉の勘違い
今は別の歌に替わってしまっているために、クラスの子どもたちに話しても、いまいちピンと来なかったネタ。

かつて、「サザエさん」の主題歌に、

♪すてきな かぞ~く♪
という歌詞があった。

長男が小学生の時、
この歌を歌っているのに、なにかおかしな言い回しをしているなと思い、ゆっくり歌ってもらうと、なんとこんなふうに歌っていたのが判明。
立派な勘違いであった。

それは、

♪すてきな かつおーーくん♪

ぜひ、みなさんも歌ってほしい。

どちらもほとんど同じように聞こえてくる。

息子は、ずっと「かっこいい、かつおくん」の歌だと思っていたらしい。

指摘しなければよかったのかもしれない。
夢を壊してしまった。
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戦争をしたいなら 教育 軍隊と警察から

2017年05月21日 12時17分45秒 | わたしごと
 高校の時に、社会科の先生が、
 「戦争を推進しようとする支配者は、教育と、国の内外を取り締まる暴力装置、つまり軍隊と警察を抑えることを画策する。
  だから、政治の行方を見るには、この二つについて、政府がどうしているかを調べれば、すぐに分かるものだ」
 と私たちに説いていたことを思い出す。

 社会の変革者としてではなく、物言わぬ、そして従順な「臣民」になることが柱となってきている教育界の現状。
 真面目ではあるが、権利に対しては疎い、政治には無関心、そんな同僚が増えてきた。

 かつてブログにも書いたが、
 「えっ、メーデーってなんのことですか」と若い教員から訊かれたときは、さすがにショックだった。

 先日、週刊金曜日を若い男性教師にあげると、翌日、「こんな本もあったのですね。面白かったです」という感想をもらった。
 
 単純な私。少しうきうきした1日となった。
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バラはなぜ薔薇か

2017年05月21日 11時22分56秒 | あれこれと
 今、我が家は薔薇の花が満開です。
 とっかえひっかえと、友人、親類が訪問しては、食事やお茶をしながら、わいわいがやがややっています。

 と言っても、育てているのは私ではないので(笑)。

 ところで、この薔薇という漢字。
 難しさでは、よく引き合いに出されますが、この二つの漢字は、これ以外にほとんど使われていませんよね。
 ですから、この二つの漢字は、どんな字か、ずっと考えずにいました。

 調べてみると、この二つの漢字にやはり疑問を持った方のサイトがありました。

 http://potato50.blog93.fc2.com/blog-entry-564.html
 「野に草」というサイトです。北海道で、庭で薔薇を育てていらっしゃる方です。すてきなブログです。
 コメントを書いて、ここにその「謎解き」を紹介させていただくことにしました。

 「この文字は昨日も書いたが中国から入ってきたときのまま「薔薇」にしか使われていない。
つまり日本では「薔」単体での意味・用法はない。
従って訓読みは存在せず、音読みは「ショク、ソク、シキ、ショウ、ゾウ」などだ。
時代によって読みはさまざまに変化したようだ。
文字の由来は「細長く伸びる」 という意味を表す中国語『艸檣』の略体文字だそうだ。
「艸」は草を表し、「檣」は帆柱の意味がある。
これが合体して「薔」となった。
中国での意味は略体化する前の「細長く伸びる」の他に「みずたで」という植物を表している。
日本語では「水蓼」と書く。」

 「「薇」は音読みで「ビ、ミ」 訓読みで「ぜんまい」
山菜のゼンマイのことだ。
これも「艹」(くさかんむり)をはずしてみる。
「微」の字に似ているが若干違う。
漢字JISの第二水準にもないようだ。
漢和辞典を調べてみたら「微」の旧字体だそうだ。
ということは「微」と同じと考えてよさそうだ。」

 「「みずたで」と「ゼンマイ」が合わさってどうして「薔薇」になるのか不思議は尽きない。
やってみて漢字の成り立ちを調べるのはなかなか面白かった。」

 最初に漢字をあてた人の考えがあるのでしょうが、それもできれば調べてみたいと思います。

 
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せめて休憩時間を 出張の日は休めない

2017年05月21日 08時20分09秒 | 教育を考える
 私の勤務する自治体では、研究、研修の際の「終わりの時刻」は、4時45分です。
 
 先日も15時開始の「人権教育推進委員会」の会合があり、5時間目の途中で教室を抜け出して、その会合の行われる庁舎へと向かいました。
 バスと電車を乗り継いでいくと、4,50分はかかるため、やむなくタンクーを呼んでの移動です。(これも実費でもらえるわけではありません)

 つまり、このような出張の日には、休憩時間が設定されていないのです。
 
 毎年、会合があるたびに、その初回で指導主事に「お願い」の発言をします。
 今年も、終わり際に強引に手を挙げて、こんなことを言いました。

 「毎年お願いしていることですが、大事なことだと思うので、ぜひ話し合って、なんらかのお答えをいただきたい。
  出張の日の休憩時間のことです。この市では、どの会合も4時45分が終わりになっています。教科等研究会をはじめ、市が主催するものは全てです。
 いつも考えるのは、このような日では休憩時間についてどのように考えていいのかということです。今日も私は授業の途中で抜け出してきました。
 昨年、指導主事のかたに問い合わせてみたのですが、はっきりとはお答えいただけませんでした。
 学校で対処していただきたいとか、検討しますとかおっしゃられたと思うのですが、はっきりとしたお答えはないままに、今に至っています。
 お願いです。きちんとした統一見解を話し合って決めていただきたいのです。
 学校での対処ならば、そうするように校長会などで、周知徹底していただきたい。当日は無理だとしても、休憩時間の振替くらいは可能だと思いますから。または、他の自治体で行っているように、閉会の時刻を4時に統一させることも検討していただきたい。
 1日くらい・・・という声も聞きましたが、これは私たちの労働条件の中の、大事なひとつの契約なのです。
 私が、この市にきてから、この点については、まったく改善されていない。というよりも、話し合われたことすらないのかと思うくらいです。
 今年こそ、きちんと話し合っていただけることをお願いします。」

 過労死寸前の勤務の中で、せめて45分の休憩時間くらいは、厳密に設定し、とらせてほしい。

 <ちなみに、発言のあと。何人もの先生から、「ありがとうございました」「私も同じ思いでした」「ここに異動してきて、おかしいと思っていたところだったので、すかっとしました」の声をいただいた。言ってよかった、が、早く改善してもらいたいものだ>
 
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安倍政権の終焉を 切に切に切に望む

2017年05月21日 08時06分15秒 | わたしごと
ブログの更新を怠っている間に、政治はどんどん、私の望むものと真逆の方向へと進んでいく。
改憲発言、しかり。
共謀罪法案の強行採決、しかり。
加計の疑惑しかり。
原発の再稼働しかり。

いったい、彼は日本という国をどこに導いていくのだろう。

強国を思考しながら、姑息にもアメリカの下僕となっている「売国」的姿勢。
疑惑には、ただ知らぬ存ぜぬ、黙視するだけ。
国会の答弁での、したたかな態度、不敵な笑い。(これは私の印象だが)
金儲けと戦争準備が、日本を救うのだという、短絡的な思考。歴史的な教訓のなさ。

胃が痛い。
頭が痛い。
心が痛い。
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「疚しい理由」 feblaboプロデュース

2017年05月16日 00時38分53秒 | 素人の劇評
3人の役者による会話中心の劇。
楽しく、また「どう落とすのか」ハラハラしながら観ていた。50分の劇があっという間に終わってしまった。結局、真相は「教えないぞ」というままだったので、なんとなく前菜を食べただけのような食感で劇場を後にした。面白かったが、このあとも展開させてほしかったな。いやいやショートショートを読む感覚で、それはそれでいいんじゃないの。と葛藤しながら、西武新宿駅に向かった。軽食。
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研究授業も終わり ふつーのブラックに

2017年05月13日 19時48分45秒 | 教育を考える
 金曜日に研究授業が終わり、重い荷物がひとつ減った。
 今年が新しい研究のスタートともあって、研究主題などが未定のままで行ったために、「実験授業」的な
色彩が強い分、負担は軽いが、やはり経験年数の多い私でさえも、緊張は一応する。

 「週に60時間以上働く小中学校の先生の割合が70~80%に上ることが、全国の公立小中学校の教諭約4500人を対象にした連合のシンクタンク「連合総研」の調査でわかった。医師や建設業、製造業など他業種より格段に高い割合だ。特に運動部の顧問の先生は出勤が早く、午前7時前に出勤する人が15%いた。文部科学省も学校現場の負担減へ対策に乗り出している。

 調査は2015年12月、労働組合に入っているかに関係なく、公立小学校教諭2835人、中学校教諭の1700人を対象に実施。小学校1903人(回収率67%)、中学校1094人(同64%)が回答した。

 調査では、週あたりの労働時間を20時間未満から60時間以上まで5段階に分けた。小学校教諭で週60時間以上働いている割合は73%、中学校は87%。小中とも50時間未満の教諭はいなかった。単純には比較できないが、11年に労働政策研究・研修機構が調べた医師の40%を大きく上回ったほか、連合総研が16年に調査した建設業の13・7%、製造業の9・2%、運輸・情報通信業の9・0%を大きく上回っている。」

 という記事も、最近は多くはなっているが、新しい指導要領が、超過密の授業を強いているので、抜本的な対策をたてないかぎり、無理な話だ。

 教え子だった卒業生の親が開いている「焼き鳥屋」で打ち上げ。
 急な予約にもかかわらず「貸し切り」としてもらえた。感謝。


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ブックオフ 落胆・怒りと ちょっとだけ嬉しいこと

2017年05月05日 12時12分27秒 | わたしごと
 ゴールデンウィーク。
 ただただ、疲れを癒すだけの最初の3日間となっている。
 なにもしたくないので、それならと、私の「仕事部屋」、とくに本棚の整理をした。

 壁にくくり付けの本棚には、収納をはるかに越えた数のために、棚毎に2列に押し詰めて収めているが、それでも足りずに、私の座る左右、そして背後にも本の山が築かれている。
 あっという間にたまってしまう、この悪癖。

 とにかく減らすことしかない。
 1冊1冊、思い出に浸りながら、「まだこれは必要」「そのうち読むかも」「あっ、これはもういいか」などと、売り払うものと残しておくのを振り分ける。

 時間はたっぷりある。

 作業が終わったのが、休みに入った2日目。
 収納能力を最優先させるので、「泣く泣く」別れたものもある。

 約300冊。

 車に積んで、いざブックオフへ。

 そこからは、落胆(というよりも怒り)ひとつ、光明ひとつ。

 まず落胆から。
 店に到着して、レジにいた「責任者らしき」男性に、「買っていただきたい本を持ってきました。駐車場の車にあります」と言うと、
「あっ、台車、そこにありますから」と、すげない返事。

 この店舗は、駐車場が、道路を隔てた反対側にあり、いつもは店員さんが、「はい、今から運びに参ります」と言ってくれてたのに・・・
 もう10回以上も、ここで買い取りをお願いしているが、自分で取りに行くという設定は初めてのことだ。
 「忙しいのかな」と、店内を眺めると、店員は4人、それなりに仕事はしているが、これは毎度の光景と変わるところはない。

 むすっとして、台車を押して1回目の搬入。道路はけっこう交通量があって、なかなか横断ができない、道路と路側帯、店の入口との間には、軽い段差があって、積んだ本が落ちそうになる。ますますいらいらする状況だ。
 店内に入って、今度は若い男性店員に、「まず、これからお願いします。まだ向こうにあるので・・・」と、手伝いを暗示するが、へらへら笑うだけで、「あっ、じゃ、お願いします。入口にまだ台車ありますから」と冷たい言葉。

 ついに、「いつもは、運んでいただいたのですが。システムとか人が替わったのですか」と話しかけると、聞こえたのか聞こえてないのか、やはりへらへら。
 返事くらいしてもいいのに・・・

 結局、3回駐車場と店を往復。
 なにもコメント、わびもなし・・・・
 「見積もりをしてもらって、<あっ、やっぱりこれ売りません>なんて言ってやろうか」などと、意地悪な考えも浮かんでくる。

 さて、どれくらいに値踏みをされるのか。

 「全部で309冊、21265円となります。よろしいでしょうか」

 「いやだめです」と言ったら、どうなるのかなと思いつつ、「はい結構です」という、毎度の返事。
 そうだ、また店と駐車場を苦労しながら往復をしなければならない。言わなくてよかった。

 70円平均か・・・・安いなあ。

 ここ何回かは、全てバーコードの読み取りで計算されるようになっている。それに加えて、汚れとか書き込みの有無で段階があるのだろう。

 今回は、ブックオフで買った、「108円」などというラベルも剥がさないできているので、ほとんど10円の価値もないものも多いに違いない。

 写真にあるような、長い長いレシートをもらう。1m以上!
 1冊ずつの買い取り単価が示されている。

 文庫「清冽」 「蘭」 「ハッカの薫る丘で」 みんな20円か・・・
 あっ、「千のプラトー」は150円。
 小説「彼が通る不思議なコースを私も」 70円。
 
 100円以上のものは・・・

 「イエスという経験」100円。 「散歩が楽しくなる雑草手帳」300円。 「宇宙のはじまり、そして終わり」100円。
 「へんな星たち」100円。 「大栗先生の超弦理論入門」100円。 「社会の真実の見つけかた」100円。
 あっ、これはたくさんあるので面倒くさくなった。
 もう少し「高額」を。

 「大衆の反逆」250円。 「カウンセラーが語るモラルハラスメント」250円。 「歴史家の案内する京都」350円。
 「アメリカの歴史教科書問題」350円。 「漫画家ママのうちの子はADHD」250円。
 「話す技術・聞く技術 ハーバートネゴシエーションプロジェクト」300円。 「無知な教師」500円。
 「道徳教育の取扱説明書」350円。 「草花たちの静かな誓い」300円。
 「はたらかないで たらふく食べたい」300円。 「ユーモアとしての教育論」450円。
 「花の構造」300円。 「みかづき」350円。 「親鸞ルネサンス」300円。
 「策略 ブラック学級づくり」300円。 「21世紀社会とは何か」450円。
 「凡庸という悪魔」300円。 「ここまで進んだ!格差と貧困」300円。
 「マチネの終わりに」300円。 「芸能人寛容論」300円。
 ・・・・疲れ・・・

 そしてちょっと嬉しいこと。
 今回の最高値が500円。
 「無知な教師」もそうだが、もうひとつは「2016年版 日本の民主教育」であったこと。
 単純ながら、「教育」に関したものであったことに、変な職業意識。単純ながら。
 

 少し腰が痛い。
 店員さん、忙しいのはわかるけど、本くらい運んでほしい、返事くらいほしい。

 



 
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有休をとって仕事をする

2017年05月01日 17時53分45秒 | 言葉の勘違い
研究授業の指導案を明日までに仕上げるために、有休をとり、ネット喫茶に行く(苦笑)
かつて、教務主任時代に、1日有休をとり、教育課程の届文書作成をしたことを思い出す。
謂わば、「子どもから逃げて校務をする」ことになり、まったくもって本末転倒なことだ。
体調を崩して、休んだ分の清算ができない。同時に仕事は次々と舞い込む。

困ったもんだ
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ゴールデンウィーク? いやいやブラックウィーク

2017年05月01日 04時24分48秒 | 言葉の勘違い
日曜参観終わる
しかし振り替えなし
まだやるべき仕事を追い越せないでいる苛立たしさ
ゴールデンウィークがブラックなウィークになりかねない

文科省も教員の多忙を公表したが、あなたにも責任あるでしょ、と呟きながら
朝の4時に起きて、研究授業の指導案を作り始める

書きたいこと
読みたいもの
観たいももの
話したいこと
話したい人
やりたいこと
食べたいもの

たくさんあるが、みな果たせないまま
新年度の1か月が終わった
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