守ること 全力で

最近、ブログへの投稿が滞っている。
私の学年の担任二人が、これからの二人の人生を左右するであろう艱難に見舞われているからである。
どちらのケースも、降りかかっているものは異なるものの、二つとも今の時代を象徴するかのような問題に直面していることには共通したものがある。
二人とも、気合いを入れ、後退する悪魔を振り払って、学校に毎日足を向けているにちがいない。
長年現場にいたものとして、それらは、あなた方のせいではないよ。二人とも、まだ未熟で、さらに運が悪かっただけだと断言できる。
あなたちが、壊れないように、未来から教師の選択肢が消えないように、全力で守るからね。

喘いでいる同僚に

　同学年の同僚が喘いでいる。

　かたや、理不尽な保護者のクレームに。
　かたや、子ども達の「荒れ」に。

　どちらも、「もう、やめた」と宣言してもおかしくないほど、疲弊している。

　軽々しく「がんばれよ」とは言えず、後方から、側面から、応援するしかないが、絶対に２人とも守ってやるぞという意思は強い。

　現時点で、管理職に理解があるのは、心強い。
　しかし、あくまで「現時点」なのだが。

何が無料なのか

　ジュンク堂に行ったときのこと。
　店内を、販売員らしき女性が、客相手に勧誘をしている。

　「無料でカードを作ることができる説明をしています。いかがですか」

　という台詞。

　ん？　ふだんは、説明を聞くだけでも有料なのかな。
　咄嗟に思ったことだ。
　いやいや、無料なのは説明ではなく、カードを作ることだ。
　「無料」に使い動詞は「作る」なのだから。

　どうしてそう思ったのか。
　その女性は、こんな感じで勧誘していたからだ。

　「無料で、カードを作るこどできる説明をしています。いかがですか」

　こう聞くと、無料は、やはり説明するほうに傾いてしまう。

　日本語は、難しい。

この国の行方

同僚の担任があえいでいる。
かたや子どものトラブル多発。かたや担任をターゲットにした保護者の攻撃に。
原因はそれぞれ異なるが、管理職も、補助をつけたり、保護者の協力を得たり、担任を守る手だてを講じているが、二人とも、いつ壊れてもおかしくないくらい疲労困憊の状態だ。

たかだか2、3 割の支持で成立している政権。
国民が納得していないにも関わらず、「誠意を尽くした」と嘘を続ける首相。
「心に寄り添って」のはずが、その数日後には辺野古の工事を再開させるペテン。
人権は後回しの外国人受け入れ策。
日米の共同発表で、互いに異なる文書の改竄。

こんな政権に、しがみつく理由など、全くない。